世捨猫のマンドク生活

~ Cat's my Life ~ 未だ見ぬ何かをもとめて・・・

井の頭自然文化園 動物園 FILE:8

2020-09-06 19:02:40 | テーマパーク
動物展示エリアの一番奥に位置している、ゾウ舎までやって来た。 →園内MAP←

井の頭自然文化園のゾウ舎。ここには2016年まで、はな子という1頭のアジアゾウがいた。
はな子のゾウ舎 はな子のゾウ舎
1947年にタイで生まれ、2歳半の時に上野動物園へとやって来た、はな子。
その後、都内を移動動物園で巡った後、1954年に井の頭自然文化園へ来園。
2016年に、ゾウとしては国内最長寿となる69歳で天命を全うしたのである。

主を失ったゾウ舎には現在も、はな子に関する様々な記録が残されている。
はな子のゾウ舎 はな子カフェ
ゾウ舎の少し先には、はな子の名前が付けられた、はな子カフェもある。
こちらは元々あった売店を、2011年にリニューアルして誕生したもので
園の入口付近にあるこもれびと同じく、様々な軽食が販売されている。

そんな、はな子カフェの手前に位置しているのが、ヤマネコ舎
ヤマネコ舎 ヒトの檻
ここには、大きな鏡が入れられた檻も・・・これは、ヒトの檻との事。
実際に自分で入る事のできる日本平動物園のタイプとは、違う形式だ。

ヤマネコ舎に居るのは、アムールヤマネコ。ベンガルヤマネコの亜種で
寒い土地に適応するために、より体が大きく、耳や足が小さく進化した。
アムールヤマネコ アムールヤマネコ
まあ、パッと見た感じでは、そこら辺に居るような猫と大差無いのだけど。

以前おとずれた大宮公園小動物園では、この2種のヤマネコを隣同士の檻で展示して
生息環境による進化の違い(ベルクマンの法則、アレンの法則)が解説されていたっけ。

はな子カフェの裏側にあたる位置には、ツシマヤマネコも展示されている。
こちらは大陸から対馬へと渡り住んだという対馬固有のアムールヤマネコ。
ヤマネコ舎 ヤマネコ舎 蜂洞
檻の前には、対馬の養蜂で使われているという蜂洞も展示されていた。

ツシマヤマネコは現在、生息数が100頭にも満たないとされる絶滅危惧種。
ツシマヤマネコ ツシマヤマネコ
井の頭自然文化園では、2006年より環境省の繁殖事業に協力しているそうだ。

また井の頭自然文化園では、ツシマヤマネコを始めとした動物のサポーター制度
導入されているので、もし支援したい動物がいるのであれば、確認してみてほしい。

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