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ILC2は環境因子にも免疫反応!

2024年5月31日(金)月末の金曜日になった。天気は曇ってきて夕方には少し雨がぱらついた。

2型自然リンパ球(ILC2)の話は続く。
アレルギー疾患はアレルゲンに対して反応する。例えばダニや花粉、ウイルス、細菌。この時、自然免疫が街中の警察官だとすると、獲得免疫と呼ばれるT細胞やB細胞は訓練を積んだ精鋭の特殊部隊(体内を移動する)だ。そしてヘルパーT細胞が司令塔として指揮する。
そしてこの部隊にはT-reg細胞という制御性免疫が行き過ぎや間違いを監視する重要な役割を持つ者がいる。しかし腸内環境が悪いとあまり機能しなくなる。

獲得免疫は一度覚えたアレルゲンは覚えているからすぐ対処する。対処方法も覚えている。だから何度も同じアレルゲンに過剰に攻撃することはおかしいが
、とにかくT細胞などの獲得免疫がアレルギーに反応していると思われてきた。しかし、これまでの記事のように2型自然リンパ球(ILC2)も大きくかかわって複雑で重症化するリスクを持っていることが分かってきた。

環境因子で免疫が反応するのをどう説明するのか?

ダニや花粉などはT細胞を活性化する抗原を含んでいる。
だけど、ストレス、大気汚染、寒冷などの環境因子でもアレルギーの原因となることは自分自身が経験的に知っている
抗原がないにもかかわらずだ!T細胞など獲得免疫はかかわっていない。
じゃ、何が反応しているのか?これまで分かっていなかったことが明らかになっている。

T細胞のような抗原認識受容体を持たない2型自然リンパ球ILC2)が、抗原に非特異的な免疫応答をしてアレルギーの発症に寄与していることが明らかになっている。ストレス、大気汚染、寒冷などの環境因子は、脂質、神経ペプチド、ホルモンなどに影響し、それらに応答して2型自然リンパ球ILC2)が活性化するらしい。



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