青空ーすべてはバランス

驚き!漢方 大建中湯と自然免疫細胞

2024年5月24日(金)くもりで一時晴れ間もあったが夕方から雨が降りそうになってきた。
今週は水曜日に長期金利が1%になったが、今日は債権市場で10年ものの国債利回りが1.005%をつけて、およそ12年ぶりの高い水準まで上昇した。
日本国債を売る動きが出てきたため長期金利が上がったらしい。

漢方が自然免疫の3型自然リンパ球(ILC3)に働きかけて胃腸の動きを助ける
なんてことを知って驚いている!!!

2022年6月2日理化学研究所の記事から

医療現場での大建中湯の処方
医療現場では、大腸がん手術後の腸閉塞予防や、炎症性腸疾患(難病指定)および集中治療中の患者の胃腸の働きを助ける目的で漢方の大建中湯を処方しているそうだ。胃腸の動きを助ける目的からさまざまな患者に処方されている。ただし、使用用途は医療従事者の経験に基づいて行われていた。
大建中湯の作用メカニズムが科学的に明らかになっていなかったからだが、理化学研究所(理研)生命医科学研究センター粘膜システム研究チームがこれを解明したという記事だ。

何が分かったのか?

大腸において特定の腸内フローラ(腸内細菌叢)の増加を促し、そのフローラにより産生される代謝物プロピオン酸が大腸上皮を介して免疫細胞の一つである3型自然リンパ球(ILC3)に作用することで大腸を健全に保ち、炎症から腸管を保護するメカニズムを明らかにした。


参考
*プロピオン酸
炭素数3の飽和脂肪酸で短鎖脂肪酸の一つ。腸内では、細菌が食物中のセルロースやヘミセルロースを嫌気発酵し、産生する代謝物としても知られている。

*自然リンパ球(ILC)、3型自然リンパ球(ILC3)
自然リンパ球はリンパ球系に属する免疫細胞であり、ヘルパーT細胞と機能的に類似している。1型から3型までの大きく分けて3種のサブセットが存在し、それぞれ役割が異なる。3型自然リンパ球は自然リンパ球サブセットの一つ。ILC3は腸管の上皮保護に関与するだけでなく、近年は神経受容体を発現して日内変動に関わることやさまざまな癌組織内にも多く存在する事が報告されている。

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