渡辺哲也(一級建築士・絵画作家)「多彩画の世界」また日常のささいな事などを綴っています

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「インサイト」買いました?(笑)

2011年06月17日 11時16分27秒 | 建築パース作品など
と言っても実は、実車ではなく3Dデータでした(笑)。
メーカーの建物の場合は、そのメーカーの車以外はやっぱり
使用できませんよね!



建物長さ(画面横方向の長さ)が、100Mを超える大きさ。
二棟を繋ぐピロティには立体トラス。
アングルはもうピロティ内に消失点をとる見方しかありません。
がしかし簡単なアングル設定のようですが、実はこれがなかなか難しい。
どの程度の「焦点距離(視野角範囲)」にするか、また「あおり調整」に
するかでかなり見え方が違ってきます。
かなり焦点距離を小さくし超広角で(視野角範囲を広く)見ないと全体が
入りきりません。
かと言ってやや広角ぎみくらいだと、かなり引いて見る事となり奥行き感
がなく、迫力もでない。
あと視点と注視点の関係で生じる左右方向のあおり調整をどうするかです。

結果、画角は超広角に設定、注視点は中央付近(あおり調整なし)の
このアングルにしました。

超広角で見ている為、左右の端にいくほど、歪みが生じます。
手描きの場合は不自然にならないように調整しながら描きますが、3Dでは
ちょっと難しいですね。

↓まず、画面左側部分です。
展示スペースに並んでいる車のうち、左3台がフィットです。
一番左のフィット、かなり縦横比が変わり横方向に伸びています。
タイヤを見ればわかりますが、横広の楕円になっています。
右2台はインサイトですが、フィットの方が大きくみえてきてますね(笑)。
ちなみに道路上走っているのはレジェンドですが、これも横長ですね。


↓画面中央部分です。
注視点に近い為、縦横比率に不自然さはありません。


↓画面右側部分です。
屋上の「H」マーク看板、本当は縦長なのですが、横長に歪んでおります。


このような歪みがどうしてできるのか、「透視図法」を知っている方なら
みなさんがお解かりだと思います。
それらを知っているか否かで、構図も良し悪しがきまります。
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