早稲田大学ウリ稲門会

在日コリアンOB・OGのためのオフィシャルブログ

早稲田大学ウリ稲門会 2017年総会開催のご案内

2017-04-02 13:01:58 | 総会のご報告
春を迎え、花もほころび始めました。
会員各位におかれましては益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。
当日は、この2年間の取り組みを皆様と共有し、当会および会員の皆様の今後に思いを馳せる日としたく思います。
ご多忙とは存じますが、総会・懇親会へのお越しをお待ち申し上げる次第です。よろしくお願いいたします。
                 2017月 早稲田大学ウリ稲門会会長  金 君夫   
                       記
            会場:リーガロイヤルホテル東京2階 「エメラルド」
               https://www.rihga.co.jp/tokyo
            日時:2017年5月14日 日曜日
            総会午後1時30分 受付開始
               午後2時総会開始(会員のみ)
            懇親会午後2時45分懇親会開宴予定
               会費:8000円 (同伴5000円)(在校生・留学生無料)
 
            2次会:近隣の金城庵本館2階
               https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130504/13006144/
              (午後5時00分開始予定・会費一律2000円)
 

第2回在日早慶OB・OG親善ゴルフ大会

2017-01-10 13:10:27 | 各支部・分科会の近況

衣替えも過ぎ、秋の装いが目に付くようになった2016年10月22日土曜日、第二回目となる在日早慶OB・OG親善ゴルフ大会が満を持して開催されました。

 当日JR四ツ谷駅に待機中のクラブバスに23名が参集し、定刻の朝6時半、新西山荘カントリークラブに向けて走ること約3時間。

 車中でふんだんに配られた朝食・飲物等で腹ごしらえをしながら今回実行委員の順番である慶応の玄東實実行委員長の気の利いたお言葉に聞き入って、“敵の段取りなかなか小気味よく甲斐甲斐しいぞ”との印象を抱きつつ、二年前に出会った同胞の敵陣参加者と再会を歓び、しかし和気あいあいを装った虚々実々な会話に勤しみました。尤も、虚々実々な心理は第1回目で負けている早稲田側だけの淡い敵愾心であって、凡そ敗者には心の余裕がないということの表れか。

 ともあれ、秋晴れとは言えずとも終始そこそこの天候で18ホールを6組に分かれて堪能し、日々の成果を競い合うことができました。慶応からご参加の女子プロ永野選手がツーアンダー(ご本人としては11回目のホールインワンはお見事!)というのは別にすると、グロスで70台ゼロ、80台も四人だけという相当な難コースにも係わらず、心底楽しむことができました。結果は個人戦で優勝(康泰鎮選手)と準優勝(朱茂選手)を早稲田がかっさらったものの、団体戦でまたもや慶応に持っていかれました。こちら側期待の推進委員長安昌煥選手がベスグロと一打差まで猛追したのも効果及ばず苦杯を喫したのでした。“親善だからいいんです”、というのはこちらの今回までのロジックですが、三回目には、“試合は試合”と豹変する予定です、きっと。

 賞品の豪華さは優勝者のみならず、なんと総額24万余円(市場定価)。主にコトブキゴルフの安昌煥先輩、場をご提供くださったマルマンの盧康九先輩らからご協賛を頂きました。

 帰りの貸切バスでは待望の酒盛りパーティー。車中、慶応OGは塾女などと呼ばれるのかという愚かな問いかけが熟女バーにハマっている一部不肖早稲田側から提起されたり、両校の校歌(塾歌)・応援歌などが話題になり慶応の歌はどうしてどれもこれもこれほどマイナーなのか的な話になり、それに比べて早稲田はその第二校歌ですら超有名であるという自画自賛が展開され、慶応が第二校歌とは何ぞやと「待ってました」の応答を見せたのでスカサズ早稲田二名が立ち上がり人生劇場を歌い出すありさまであり、これはもう江戸の敵を長崎で的酒盛りでハイテンションになりました。このようにこの大人の遠足イベントは実はゴルフ競技付き飲み会であって、その逆ではありません。このレトリックも当然次回からは逆になります。きっと。

 実に楽しかったこともあってか三回目は二年先ではなくぜひ来年に実現しようとことで満場一致の様相を呈しました。12か月経ってみたら何故か自然に早稲田が勝っていたなどということは如何にもなさそうなので早稲田は着実な戦略をもって次回に臨む必要があります。30代40代の動員が必要とか、いや年齢層の問題ではない等々議論の余地がありますが、とにかく早期に早稲田に一勝を!

 この場を借りて、今回実行委員を引き受けてこのイベントを成功に導いてくださった慶応の同胞同志に厚く御礼の意を表します。


拡大幹事会、忘年会及び奨学生証授与式

2017-01-08 19:42:40 | 各会員の近況・会の活動日誌

新宿明月館で「拡大幹事会および忘年会、加えて奨学生証授与式」

〜韓国校友会総会参加報告を兼ねて〜

 

 年の瀬を感じ始めた1210日、当会のホームグラウンド、新宿の明月館で拡大幹事会を執り行いました。年末に行うことから、幹事団と顧問忘年会も兼ねており、例年たいへんに盛り上がります。今年の場合は、それに加えて月の奨学生証授与式に体調不良で欠席した奨学生の奨学生証授与式まで設定したものだから、在校生を含んで参加者が25名となりその盛り上がりは3乗となりました。

 拡大幹事会の中で、金君夫会長から12月7日にソウルで開催された早稲田大学韓国校友会総会に、会長・河相淳副会長・朱茂幹事長・金協一ソウル支部長の4人で参加、納涼会に賢儀韓国校友会会長に出席いただいた返礼を果たし、事務所への表敬訪問を果たす等、結びつきを強めてきたことも報告されました。

 その後、奨学生証授与式を経て、文一陳顧問の乾杯の音頭で忘年会はスタート。「若い者はこんなにも食べるのか」若い頃をすっかり忘れたかつての若者たちは、在校生の「爆食い」ぶりに口あんぐり。おなかが満たされて落ち着いてからは、参加者一人ずつがスピーチ。学生たちの現況報告を聴くたびに、かつての学生たち、容易に国境を越えて勉学に励む彼らに隔世の感で「へー」とか「おー」とか。反対に60年代、70年代の在日学生の困難な環境や濃い交友関係、そしてそこから生まれた思考を垣間見た学生たちは「えー」とか「ほー」とか。世代を超えた、共感と高揚感に包まれた熱い冬の夜となりました。


関西支部 近況

2017-01-08 19:39:11 | 各支部・分科会の近況

2006年に(故)權世顔支部長と康玟植副支部長のもとに関西在住諸学兄が熱い想いで参集し設立したウリ稲門会関西支部も10年が経った現在は、玟植先輩の呼びかけで、年に数回8名程の学兄が集い食事会したり、又 大阪早稲田倶楽部のゴルフ大会で毎年のように活躍されている金基弘先輩の音頭取りでゴルフをしたりといった小さな集まりでありますが、「こころのふるさと我等が母校」で結ばれ、親交を深めております。

 

写真は本年11月7日、大阪上本町の韓国料理店「石亭」で久々の再会、美味しい韓国料理に舌鼓をうち楽しく歓談した時のものです

 

前列左より裵彦(‘63 政経)、康玟植(’62理工)、郭泰弘(‘67文学)後列左より金恒勝(’76文学)康京一(‘79理工)、金基弘(’75商学)、李虎雄(‘78商学)-----当日、金性勲先輩(’74教育)は急用の為残念ながら欠席、7名の食事会となりました。

文責 李虎雄学兄


2016年納涼会・奨学生証授与式

2017-01-08 19:17:19 | 会長のご挨拶

「納涼会」と呼ぶにはいささか肌寒く、すっかり秋となった9月24日の土曜日、リーガロイヤルホテル東京において「2016年納涼会・奨学生証授与式」が開催されました。

 当日は、母校から第14代総長奥島孝康氏を筆頭に、李成市理事と岡本宏一理事、加えておなじみの関口八州男課長の4氏、そして早稲田大学韓国校友会から賢儀会長を来賓招き参席いただきました。

 幕開けは当会の金君夫会長からの開会挨拶金会長はその中で、今回が2回目の奨学生証授与式であることに際し、「会としてこの制度運営に取り組んだことで、同窓会活動の普遍的根幹取り戻すことができた」と語りました(別掲)。

 続いて式次第は、母校来賓を代表して奥島元総長からいただく祝辞となります。元総長が「現総長が出席してしかるべきところ」とにこやかに口にしたその最中に、鎌田薫現総長が飛び入りで会場に登場、そのまま祝辞までいただくという劇的なハプニング。その後、李賢儀韓国校友会会長からも「韓国校友会とウリ稲門会はより紐帯を強くするべきだ」との祝辞を賜りました。そして、いつになく「公式」感が高まる中、式次第はさらに奨学生証授与式へと移行今年の奨学生となったのは1年生3名。出席した2名に奨学生証が授与されました(一人は体調を崩しやむなく欠席。後のページ掲載の拡大幹事会および忘年会で授与いたしました。)

 その後、母校理事であると同時に当会会員である李成市学兄に乾杯のご発声をいただき、出席した会員が連れて来てくれた赤ちゃんも含めると70名ちかい老若男女が集った初秋の宴は佳境に入ります。それぞれの近況を聴き、旧交を温め、新しく交友を広げる、時間はいくらあっても足りません。最後を飾る校歌斉唱とエール交換を依頼していた母校応援団には、会場が許すかぎり出番を遅らせてもらいました。満を辞して登壇した彼らのパフォーマンスで、早稲田にルーツを持つ一団の気持ちは最高潮に、今年も忘れ得ぬ夜となりました


「2016年 ウリ稲門会 納涼会・奨学生証授与式」のご案内

2016-07-09 09:28:19 | 私の意見・交流・日常

日時 9月24日(土)17:30受付開始 18:00開宴

 

会場 リーガロイヤルホテル(早稲田)「エメラルド」

   http://www.rihga.co.jp/tokyo/index.html

   二次会は1F「セラーバー」20:30頃〜(二次会のみの参加も可能です)

   http://www.rihga.co.jp/tokyo/restaurant/list/cellarbar/index.html

 

会費 会員8000円 同伴者5000円 在校生・留学生無料

 

「春の懇親会」と並ぶ、当会の重要なイベントですので、是非、ご参加下さい。

当日は来賓として大学当局から2名程度、応援団6名の参加のもと、3名の今年度奨学生を紹介致します。

会員の皆様、在校生、留学生等が気軽に集まれる「親睦」の場としたいと思います。

 

連絡先 早稲田大学ウリ稲門会 朴魯善(パク・ノソン)TEL.090−8850−8500


2015年納涼会のご報告

2016-04-06 00:19:21 | 会長のご挨拶

猛暑から一転、秋が早く訪れた本年9月19日、母校に隣接するリーガロイヤルホテル東京で2015年納涼会が開催されました。既にご案内の通り、今年から納涼会は奨学生証授与式を兼ねることとなりました。

 当日は、10名の奨学生とその他4名の在日在校生、加えて3名の留学生、合計で17名の現役学生が会し、奨学生の家族も交えた多数の老若男女が集う活気あふれる会となりました。

 

 金君夫会長が、会に先立って主に在校生たちに語りかけたスピーチの一部を以下に掲載します。

「ウリ稲門会を代表し、私から君たちに一言お話をしたいと思います。

第一は、奨学金の基金、即ち、資金の出処というか性格に関することです。

『ウリ稲門会奨学事業募金』に出資された諸先輩、諸学兄の中には事業をなさっていて、趣旨に賛同され、気前よく大口の寄付をなさって下さった方もいらっしゃいます。しかし、中には小口や、匿名で寄付をされた先輩方も多々いらっしゃるということです。要は、諸君が受け取る奨学金は大企業や財団などからなる通常の基金と性格を異にしています。

二つ目は、奨学金の使い方への我々の希望です。今の世の中、グローバリズムが急速に進展する一方、ナショナリズムのぶつかり合いが頻発、その複雑さの度合いは日々増すばかりです。こういった世相の中でのキーワードはダイバシティー、多様性を帯びた視点、即ち複眼的な視野から本質を見極める思考が肝要だと言われています。このような思考を構築するには、その基本となる自己のアイデンティティー、即ち、在日としての立ち位置をしっかり見据えて学問をすること、酒を飲むこともよし、人と付き合うことだと考えます。この奨学金がかような意味でその一助になれば幸いですし、この基金を作った我々の一片のロマンでもあります。

第三点目は、この奨学金制度を作った目的というか意図するところです。我々の時代にはその時代の時勢を反映して大学の構内に南北別々ではありましたが、在日学生のサークルが存在し、その集まりを通じ歴史や言葉を勉強し、種々共有の問題を考えたりしたものです。学内からこういった集まりが無くなって久しいと聞き及んでいます。今年は学年を問わず12名の奨学生を採用しました。基金の総額の関係上、残念ながら来年度からは奨学生の採用は2~3名、それも新入生が中心となります。今年採用された諸君は、在校生間の交流を深め、早稲田しかも在日の学友、先輩、後輩として親しくなっていただきたい。そして来年以降の新規採用者を迎え入れその輪を広げていっていただけたらと考えます。そういった学内での人の輪の広がりがこのウリ稲門会の将来にも直接、間接的に繋がっていくと信じているからです。(中略)

この納涼会の場で大いに語り、旧交を温め、更には、新たに加わった在校生にご自分の貴重な経験の一部でも熱く語って頂ければと思います。同窓間の交流は勿論の事、世代間交流、異業種交流、勉強会、若者への歴史、文化、経験の伝承、そして婚活まで含めた情報交換の場、これらすべてがウリ稲門会のイベントです。大いに楽しんでください!」

 

続いて、奨学金事業立ち上げに多大なるご尽力をいただいた早稲田大学学生部学生生活課 関口八州男課長から「今日のこの会は歴史的で特別な会である」と祝辞をいただき、その後に奨学生一人ずつに奨学生証が授与されました。また当日は、政経学部68年度入学の同窓、「在日の国際家族法とこれに関連する本国法」を専門とする立命館大学法学部・大学院法学研究科講師、司法書士の趙慶済学兄を京都からお呼びし〈「在日」司法書士としての31年間〉というミニセミナーを開催しました。この講演で私たちが知識を新たにするとともに、学兄は在校生にご自身の貴重な経験の一部を熱く語ってくださいました。

 

 宴席では、留学生を代表して李常揆君、若手会員の河景浩・羅相福・趙亜悠美各学兄に壇上でそれぞれ一言語っていただき、メインイベントとばかりに奨学生ひとりひとりに自己紹介してもらいました。若い後輩たちの話に「へー」とか「すごいな」とか「頑張れ」とか、諸先輩方のあちこちから声が上がります。時が流れて変わったこと、時が流れても変わらないこと、会場にいらっしゃった、上は80代から下は10代に至る世代を超えて、早稲田で学び学んだ私たちが、様々な想いをあらためて抱き紐帯を強くする中、スピーチの最後を李春夫学兄が締めてくださいました。崔相敦副会長ご夫妻の仲良く円満な閉会挨拶の後、尽きない気持ちを抱えてほとんどの会員が二次会に移動、その先はレポートするのが野暮というもの。当会の画期をなした夜は更けていきました。

 

 後日、避けられない事情で参加できなかった二人の奨学生には、高田馬場駅近くの韓国料理屋「にっこりマッコリ」で、彼らと同期の奨学生と留学生の10人ほどを交えて、幹事団が奨学生証授与式第二弾を執り行いました。


故沈廣燮顧問 在りし日のお姿

2015-12-20 17:10:58 | 私の意見・交流・日常

定期総会 金君夫会長挨拶

2015-12-08 23:58:41 | 私の意見・交流・日常

本日の総会にお集まり頂きましたご来賓並びにウリ稲門会会員の皆様、アンニョンハシムニカ?諸先輩、学兄の皆様には平素よりウリ稲門会活動に心温まるご支援、ご協力を賜りまして深く感謝申し上げます。

 

私が伝統あるウリ稲門会の会長という大役をお引き受けして早いもので2年が経過しました。本日の定期総会を迎えるにあたり、2年前、身が引き締まる思いで就任挨拶をさせて頂きましたのを昨今のように思いだしました。皆様よくご存じのとおり私は凡庸な男ですから、大した約束事はしませんでしたが、色々なことはさて置き就任時の挨拶の中で一つだけ強調させて頂いたことがあります。「私たちは早稲田に学んだ在日」という共有、即ち立ち位置、視点でこの会の運営にあたるということでした。この点に関しましては、執行部及び会員の皆様のご支援、ご協力を頂きまして、ブレなく会の運営に当たれたと自負しております。

 

この2年間の活動に関しましては、例年通り新年会・納涼会などの恒例行事で会員の親睦、交流を促進したのは言うまでもないことですが、私が本日この場で報告させて頂きたいのは、先ず、昨年9月6日の臨時総会で決議されました「ウリ稲門会奨学事業募金」が成功裏に終了し、愈々この新年度より募集開始、書類選考後の7月に候補者の面接を実施し、2015年度に限っては各学年3名、新入生を含め計12名の在校生に各40万円の無償の奨学金が授与される運びとなったことです。集まりました寄付の総額は1306万円と予定を大きく上回りました。今年度は特別に12名に供与しますが、来年度からは一年度に2名ずつ、計10年間を区切りとしております。今年、この奨学金を授与される新入生を含む在校生は、秋に予定しておりますウリ稲門会の納涼会に参加して頂き、奨学証授与式を執り行うこととなっております。今後の新会員増強、フレッシュパワー注入という意味に於いても非常に楽しみです。

 

このウリ稲門会奨学事業の成功は会員皆様の協力の賜物です。順不同になりますが、何はともあれ、この事業は浄財なしには成立ちませんでした。金額の多寡は別として、寄付をお寄せ下さった諸先輩、諸学兄に心よりお礼申しあげます。次に、この事業に心から賛同し、熱い支援、惜しみない協力をしてくださった母校及び母校校友会の関係者の皆様に深謝申し上げます。最後に、この事業の実現に向け、会長である私を支え、多忙な中、数限りない会合に集まり、議論し、入念な計画を練り、交渉し、実を結ばせた執行部の皆さんに賞賛と敬意、感謝の気持ちを、この場を借りて改めて伝えたいと思います。

 

余談ですが、ある執行部の一人は、自分の会社での仕事よりウリ稲門会仕事量の方が多いのではないかと、愚痴にもならないことをこぼしていました。会費もしっかり徴収しましたので、今日は、総会後の懇親会で、手酌でしっかり飲んで自らを慰労してください。

 

その他、特記すべき活動としましては、早稲田の永遠のライバル慶応と「ウリ稲門会 VS

コリア三田会親善ゴルフ」と称し初の早慶戦を実施したことです。今後のこともありますので花を持たすというか勝を譲った結果となっております。このことに関しては後の質疑応答で会長の責任を問うことはないよう事前に断っておきます。

 

以上、かいつまんで活動の主なものに触れましたが、同窓会の集まりとは云え、ウリ稲門会にはまだまだ課題があります。一つは、韓国や日本の社会同様、同窓会組織の高齢化に伴って組織が逆ピラミッド型、もしくは、世代層によってはかなりいびつな形になってきているということです。皆様のお蔭で。奨学金の授与も始まりますので少しずつ是正の策を講じて行ければと考えております。二つ目は、組織財政の脆弱性です。同窓会は会費制にて賄っておりますが、年々集まる会費が漸減しており、この対策も講じて行かなければなりません。

更には、全国にいる会員の皆様に同窓会の情報提供をより効率的に伝えていくにはどうすべきか、どのような方法で行うのか等々も課題の一つです。こういった課題は次の執行部で順次解決に向け取り組んで頂けたらと考えます。

 

挨拶が少し長くなってきたようです。最後に、当然ことですが、同窓会は会員の皆様の温かい支援、協力、自主的な参加なくしては成り立ちませんが、とりわけ、会の運営にあたり長年事務所として拠点を提供してくださった沈顧問、そして新しく事務所の使用を快諾してくれました李宇海学兄に会を代表してお礼申し上げます。

 

心のふるさと われらが母校

集まり散じて人は変われど

仰ぐは同じき理想の光

 

この校歌の意味するものに加え、我が同窓会は、在日として学び青春時代を過ごしてきたという貴重な経験を共有している会員による集まりです。この伝統あるウリ稲門会の会長を諸先輩、諸学兄皆様のご協力を持ちまして任期を全うできましたことを深謝し私の挨拶とさせていただきます。カムサハムニダ。


亡き先輩を偲ぶ

2015-12-08 23:52:31 | 私の意見・交流・日常

安王錫顧問

 

1941年7月8日 生まれ

1961年教育学部入学

2015年10月23日 ご逝去(享年74歳)

 

「内臓を10キロ切ったよ」6年前に膵臓がんで大手術を受けた後の安顧問から聴いた言葉です。その後、経過は順調で、5年の間に再発もなく、担当医からは「完治おめでとうございます」と伝えられていたにもかかわらず、今年の6月、突然、末期の肺がんを宣告されたそうです。「定期検診を受けていながら、何故、もっとはやく発見できなかったのか」、ご遺族の無念は測り知れませんが、ご本人は、担当医に「ご苦労様でした。有り難うございます」と返答したそうです。泣いたのは、それを聞いた担当医の方でした。本人の希望に則り、10月25日にご家族で密葬をされていたところ、多数の弔問客がいらっしゃったため、急遽26日に告別式となりました。突然、かつ時間不足で、訃報がいきわたりませんでした。ご容赦下さい。

 

在学中は韓文研に所属。後輩からの人望も厚く、1964年度幹事長に就任。「自分には厳しく、他人にはやさしい、確固たる人生観を貫いた稀有な存在だった。強い人だった。」(金博夫談)卒業後は、新宿三丁目の実家のキムチ屋を手伝い、その後、コマ劇場近くの地下で欧米風の飲食店を開業。これが、大繁盛し、実業家としての道を進むこととなる。当時、韓文研の後輩が資金援助をお願いに行くと、いつも多額のカンパを下さり、後輩の面倒見はとても良かった。「ただ、ただ、感謝したい。実社会で活躍している姿は、その後に続く後輩達に、大いに自信を与えた」(呉世一談)

 

当会では2007年に会長に就任。韓文研幹事長出身者が会長になられたと聞き、何かお手伝いできないかと、すぐに後輩有志5名が自主的に集まった。後輩に仕事を押し付けることもなく、気配りを忘れず、育成し、これがその後の幹事団となり、現在も「実務集団」として継続してきている。当時から在校生のための、「奨学基金」構想が持ち上がっていたが、何かと困難を伴い、その後に金君夫現会長によって、実現することになる。本国の「韓国校友会」との交流、在学中の留学生との交流もこの時期に始まり、現在も続いている。「北にも校友会があれば交流したいのだが、無いからね・・・」(本人談)と、ポツリとおっしゃっていた。

 

慈善事業にも熱心で、東京・王仁(ワニ)ライオンズクラブの会長を歴任。1990年代には、北の「食糧不足問題」に心を痛め、人道的立場から「北朝鮮の子供達に愛の手を」活動を推進、大量の小麦、バナナ、卵等を輸送し、「確実に子供達の手に届くのを確認するため」(本人談)自ら北朝鮮に渡った。

ジェントルマンを絵に描いたような方でありました。今は、ただ、ただ、先輩のご冥福を祈るのみです。

 

 

沈廣燮顧問

 

1935年1月20日生まれ

1958年商学部入学

2015年11月4日 ご逝去(享年80歳)

 

今年の5月、肺がんで余命6ヶ月の宣告を受ける。亡くなる1ヶ月まで、会員の誰も病状に気付かず、10月頃から、だいぶお疲れのようだということで、亡くなる数日前に、「お疲れのようだと聞きましたが、体調はいかがですか」と電話したところ、「大丈夫だ。12月の忘年会は参加するから場所と時間を教えてくれ」と、しっかりした口調でおっしゃってました。自宅療養で、特に抗がん剤等も特に使われませんでした。「担当医は6ヶ月と言っていたけど、なんとか、このまま元気でいて欲しい」という家族の願いも虚しく、息子さんには担当医から、「来年、元気に生活しているということはない」と、伝えられていたそうです。当会のイベントには必ず参加されていたのに、9月の納涼会は欠席され、今にしてみれば、その頃から体調が優れなかったのかもしれません。元気なうちにと思われたのか、7月には、ご家族、お孫様たちと旅行を楽しまれていたとのことで、それが、ひとつの救いに思われます。葬儀当日は広めの会場が満席、入りきれない弔問客で会場の3Fロビーも満杯、1Fの受付ロビーまで人の波となっていました。「会場がなかなか見つからず、皆様が入り切れず申し訳ありませんでした。」(奥様談)とのことです。

 

昔から、焼肉明月館は在日なら知らない人のいない程、有名でした。「沈顧問」というより、「明月館の松井さん」で通ってました。専務の息子さん、支配人の平林さんがしっかりしていらっしゃり、これからも明月館の発展を祈念しております。当会の事務所も昨年の夏まで、明月館のある明広ビル4Fに置かれていました。長年、同窓会の事務所を提供して頂き、改めて深謝致す次第です。新事務所は監査役の李宇海弁護士が快く引き受けてくれました。「歴史的役割は弊所にて継承致します。光栄です」(李宇海談)昨年末には感謝を込めて、色紙2枚に皆で寄せ書きをし、額縁に入れて、お渡ししました。金君夫会長の強い意向でした。「これはウチの家宝にしないといけないな~」(本人談)と嬉しそうに受け取って頂きました。「同窓会だけに留まらず、民族社会に多大な貢献をされた。今は、とにかく寂しい。30年前には家族ぐるみでハワイに行ったことが懐かしい。楽しかった。明月館は心のふるさと、シルクロードのオアシスの様なものだった」(文一陳談)

 

周囲の信望も厚く、常に、献身的な方でした。東京・王仁(ワニ)ライオンズクラブの会長を二回歴任。当会では2003年から4年間に亘り、会長を務めていらっしゃいました。「主人はウリ稲門会やライオンズの会合があるときは、いつも、嬉しそうに出かけてましたよ」(奥様談)

 

波乱の人生であったとご推察いたしますが、今は、安らかに、天上から我々をお見守り下さい。 合掌。

 

今年は、まさかと思う時期に立て続けに、顧問2名が去っていかれました。ここでは、「会長・顧問歴任者」のみの掲載となりましたが、「春秋会」の有力メンバーであった、金漢相学兄(5月26日ご逝去)を含め、掲載し切れなかった先達の方々の恩恵を忘れることなく、今後も、当会の親睦の輪を広げていきたいと思います。亡くなられた先達方に改めて敬意を表し、ご冥福を祈る次第であります。(文責 河:文中敬称略)


年会費の納入はお済みでしょうか

2015-12-08 23:49:12 | 私の意見・交流・日常

 当会は皆様の年会費、賛助金、ボランティアでなりたっています。
 

 

 金融機関のATMからも送金できます。


 


銀行名      ゆうちょ銀行


支店名     

〇一九(ゼロイチキュウ)

預金種目     当座預金


口座番号     0037085


口座名義     ワセダダイガクウリトオモンカイ

 

           (当会が認識できるお名前でお願いします)


2015年度総会開催・ウリ稲門会奨学金制度出帆

2015-12-08 22:59:09 | 総会のご報告

桜の開花を待つ2015年3月28日、母校に隣接するリーガロイヤルホテル東京で早稲田大学ウリ稲門会総会が開催されました。

最大の議案は、ウリ稲門会奨学金制度の出帆について。

一昨年、2013年納涼会の席上で金君夫会長が提案して以来、幹事会・拡大幹事会で数々の議論を重ね、現役在校生へのアンケート活動に取り組み、大学当局との幾多の折衝を積みました。そして2014年9月6日開催の納涼会に先立って設けられた臨時総会を経て、奨学金事業の立ち上げと10月より奨学事業募金の募集を開始することが決定されます。いざ募集を開始すると、募集の目標額は2週間で達成され、母校の当会奨学金募集口座には結果的に1306万円もの篤志が注ぎ込まれました。

今総会では、かかる経緯を踏まえ、今年4月より奨学金制度を立ち上げること、募集初年であることから今年のみ全学年から12名を選抜すること、恒例の納涼会で選抜された在校生に奨学生授与式を執り行うことを満場一致で決定しました。

また、この奨学金制度が当会発展の礎になるため、「事業」から「制度」へのスムーズな移行を鑑み、金君夫会長が新会長に再選されました。

総会終了後、母校から当会と縁も深い花尾能成理事、そして慶應義塾大学の同窓会であるコリア三田会から玄東實会長、母校で教鞭をとる李先生を来賓に迎えて懇親会に移ります。アンケート活動を通して接点を持った在日の在校生も多数出席し、招待した現役奨学生と相まって若く華やかな会となりました。そしてエール交換に招いた母校現役応援団がさらなる華を添え、なおかつコリア三田会の玄東實会長がいらっしゃると知るや「礼節あるご挨拶」を繰り返し、昨秋のゴルフ早慶戦(当会とコリア三田会で共同開催したゴルフコンペ)で喫した敗北の溜飲を下げてまでくれました。楽しい時間が過ぎるのは早く、名残を惜しみつつ参加者全員が笑みに包まれて宴は一旦閉じました。一旦と申したのは、ほとんどの方が同ホテルのバーに場を変えた2次会に参加したからです。期待が膨らむ早春の夜となりました。


2015年度納涼会・奨学生証授与式のご案内

2015-07-11 21:37:33 | 早稲田大学に通う在日同胞現役学生へ
 恒例の納涼会は、奨学金事業が出帆した本年から、選抜された在校生たちに奨学生証を授与する場も兼ねることとなりました。
また当日は、立命館大学法学部・大学院法学研究科の講師で司法書士として活躍されている趙慶済学兄より、『「在日」と国際家族法』について教えていただくミニセミナーも開催します。
ご多忙とは存じますが、みなさまのご参加をお待ちしております。
 
会場:リーガロイヤルホテル東京 「サファイア」
    http://www.rihga.co.jp/tokyo/index.html
日時:2015年9月19日 土曜日 午後6時開宴(午後5時30分 受付開始
会費:8000円(同伴5000円) 在校生無料
 
2次会は同ホテル1階のセラーバーで行います。(午後8時50分、開始予定)
  2次会からの参加もOKです。
    http://www.rihga.co.jp/tokyo/restaurant/list/cellarbar/index.html

2015年定期総会&懇親会のお知らせ

2015-03-18 23:41:38 | 総会のご報告

下記の通り、定期総会及び懇親会を催します。
万障繰り合せの上、ご参加下さい。
 
期日 2015年3月28日(土)
 
会場 リーガロイヤルホテル早稲田
    http://www.rihga.co.jp/tokyo/index.html
 
    総会  16:30~受付開始
         17:00 開始 「サファイア」
 
    懇親会 17:40 開始 「ダイヤモンド」
 
    二次会 20:30 開始 「CELLAR BAR」
 
会費 8000円 (同伴5000円、在校生・留学生無料)
 
    (お問合TEL=080-7078-0419 


ウリ稲門会VSコリア三田会 親善ゴルフ早慶戦のお知らせ

2014-08-30 22:11:13 | 各支部・分科会の近況

以前にお知らせしていた親善ゴルフ早慶戦の場所・日程が決まりましたので、謹んでご連絡申し上げます。

奮ってのご参加申し込みをお待ちしております。

開催日: 2014年10月11日(日)
コース: 森ビル静ヒルズ(茨城県常陸大宮市小場5766)
http://www.shishido.co.jp/shizu/