日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

フウロソウ

2021-06-18 07:00:00 | 植物

今日の散歩中に見つけた花---フウロソウ

 

フウロソウ属の植物はたくさんあり、「ゲラニウム」や「○○フウロ」と呼ばれているものが多い。

多分、今日見つけたのは「アケボノフウロ」だと思う。

 

 

 

この品種を親元として様々な品種改良をしているらしい。

そして現在では7つの属があり、約750種類もの品種となっているとのこと。

 


 

学 名:Geranium sanguineum

英 名:Bloody cranesbill

和 名:あけぼのふうろ(曙風露)

科 名・属名:フウロソウ科 フウロソウ属

原産地:ヨーロッパ~コーカサス

 


 

あちこち旅して出会った「フウロソウ」の種類をいくつか。

 

 

[ゲンノショウコ]

日本産の原種。

 

 

[チシマフウロ]

本州北部や高山に分布し、北海道では海岸地帯にも分布している。

 

[ハクサンフウロ]

日本固有の高山植物で東北地方から中部地方に分布している。

 

[アケボノフウロ 白]

別名 サンギネウム・アルバ

 

 

 

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合歓の木

2021-06-17 07:00:00 | 植物

毎年、「合歓の木」にピンクの花が見えたら梅雨の時期だなぁ、と実感する。

今年の梅雨入りは少し遅かったようだけど。

 

 

 

ちょっと変わっている花だけど、ピンクのブラシの毛ようなものはほとんどが雄しべで、雄しべの先には黄色い葯が付いている。

ピンクの中にある少し長くて白いものが雌しべ。

 

 

名前の由来は、夜になると、葉が閉じて垂れ下がる様子が眠っているように見えるので、「眠りの木」、そしてそれから変化して「ねむの木」、となり、中国語の「合歓」という漢字をあてるようになった。

 


 

学名:Albizia julibrissin

英名:Persian silk tree

和名:合歓木

科名・属名:マメ科 ネムノキ属

原産地:日本

 


 

合歓の木には各地に言い伝えがあり、中国・九州地方では、ネムノキの花が咲いたら小豆を播くといった農作業の指標となっていたり、この花がきれいに咲いた年は豆類が豊作になるとされていたりする。

青森では 合歓の木を「ねぶた」と呼び、家の柱につければ悪魔を眠らせられるという話や、葉を川に流す「ねぶり流し」という行事もあったりした。

それらのすべては悪疫を祓う行事だったらしい。

現在の「ねぶた祭り」はこれらが元になっているとか。

 

 

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ヤナギハナガサ

2021-06-16 07:00:00 | 植物

最近、野原などでよく見る花。

三尺バーベナという別名の通り、背丈がとても高く、1m以上にも生長し、たくさんの枝が分岐してその頂点に花を付けている。

元々は庭にあったのでしょうから、庭から野原に抜け出してきたのかな?

実際のところ、園芸品種が逸脱して自然に増えたらしく、非常に丈夫で繁殖力が強い花。

そのため、まだ特定外来生物には指定されていないが、「将来の生態系に被害を及ぼす恐れがある外来種」のリストに入っている植物らしい。

でも、環境省のこのリスト、科ごとに分かれているのだけれど、結構普段よく見ている植物がたくさん入っていてびっくりする。

例えば、キク科のユウゼンギク、キョウチクトウ科のツルニチニチソウ、メギ科のヒイラギナンテンなど、どこの庭にもあるものがたくさん入っている。

こういうことは一般的にはあまり知られていないと思う、だから園芸品店では売っているし、ダメならダメとはっきりしないと。

結局、それらの植物はリストだけ作って、減らそうとする気はないのかも。

 

 

花はよく見るとかわいいと思うのだけど・・・

 


 

学名: Verbena bonariensis

英名: Tall vervain, Purpletop verbena

和名 :柳花笠、三尺バーベナ

科名・属名:クマツヅラ科 クマツヅラ属

原産地:南アメリカ

 


 

「ヤナギハナガサ」は宿根バーベナが進化し、野生化したものと思われている。

 

[宿根バーベナ]

「ヤナギハナガサ」とは花穂の長さが違い、全体の背丈も20~30cmほどにしかならない。

 

 

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煙の木

2021-06-15 07:00:00 | 植物

花が咲いた後、全体がもやっとして煙が出ているように見える木。

 

 

まだ煙には見えない。

 

この状態になってくると、遠くからは煙に見えてくる。

 

煙の正体は何? と思っていたら、花が終わってから、花びら、雄しべ、雌しべなどが付く部分の花托が糸状に伸びてきて、それが集まって煙のように見えるということらしい。

 

[花のつくり]

     [図は小学館デジタル大辞泉より]

 

 

花は小さくて目立たないので、その後の煙の状態を楽しむ木らしい。

見つけた木は小さかったので煙も少なく、イメージが湧いてこないが、大木になると全体がボワーッとして本当の煙に見えてくる。

色も白やピンク、少し濃いピンクなどがある。

ヨーロッパでは普通に自生していて、庭木にも良く使われているらしい。

そういえば、クロアチアのプリトヴィッツエに行った時、自生の白い「煙の木」をたくさん見たのを思い出した。

湖の周りにある森の一部が煙に覆われていたような感じだったなぁ。

 


 

学名:Cotinus coggygria
英名:Smoke tree

和名:白熊木(ハグマノキ)、煙の木(ケムリノキ)、霞の木(カスミノキ)

科名・属名: ウルシ科・コティヌス属(ハグマノキ属)
原産地:ヨーロッパ、中国

 


 

英名でもSmoke tree、どこの国でも同じような考えなのだと思った。

和名の白熊(ハグマ)とはチベットなどにいる動物の「ヤク」のしっぽにある白い毛のことで、この毛から槍や旗の咲きの飾りや払子(ほっす)などを作るという。

ハグマの花の形が払子に似ているからと、これは分かる。

でも、これと「煙の木」とは全く違っていると思うけど・・・どうして「白熊木(ハグマノキ)」になったのか不思議。

 

[オクモミジハグマ]

ハグマの中の一種。

 

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キリンソウ

2021-06-14 07:00:00 | 植物

「キリンソウ」の名前の由来はいくつかあり、黄色い花が輪のように咲くから「黄輪草」という説、想像上の動物、麒麟の角に見立てて「麒麟草」という説、またどうしてこの名が付いたか全くわからないという説などがある。

子どもの頃、海岸の岩の間によく咲いていたような気がする。

まさかあの時に海辺で普通に見ていたものが今では栽培され、庭の花として取り入れられるとは思ってもみなかった。

 

 

 


 

学名 :Phedimus aizoon var. floribundus

英名:Sedum

和名:麒麟草、黄輪草

科名 ・属名:ベンケイソウ科 キリンソウ属

原産地:日本


 

 


 

秋にこの「キリンソウ」に似た小さな黄色い花を咲かせるからと、名が付けられたのが「アキノキリンソウ」。

でも、「キリンソウ」はベンケイソウ科、「アキノキリンソウ」はキク科で、色だけは黄色で似ているけれど、姿、形は全く似ていないと思うけど・・・

 

[アキノキリンソウ]

 

 

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