日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

鹿児島旅行2日目 「旅籠しび荘」

2021-10-28 07:00:00 | 温泉・宿

鹿児島2日目の宿はさつま町にある「旅籠しび荘」

紫尾温泉は紫尾山の麓にある山間の小さな集落。

集落の中心にある紫尾神社の拝殿の下から「神の湯」と呼ばれている源泉が湧き出ている。

その温泉が共同浴場となっていて、それを囲むように数軒の宿が並んでいる。

 

 

以前に日帰りでその共同浴場に入ったことがあった。

その時の泉質の良さに感動したのが忘れられず、今回はここの小さな温泉に宿をとった。

ここで湧き出す温泉がどのようだったかというと、このお湯は国内でも有数のアルカリ泉なので、トロトロの湯で少し熱め、でも湯上りはさらっとしている。

ほのかに硫黄の香りもして、さすが「神の湯」といった感じだった。

 

宿泊した「旅籠しび荘」は神の湯の前にあり、良質の温泉と料理が味わえる宿でリーズナブルな料金になっている。

というのは隣には姉妹館で全室離れになっていてかけ流し温泉付きの宿「四季の杜紫尾庵」があり、こちらはそれなりの料金になっているから。

 

 

「しび荘」の館内は昔ながらの温泉宿といった雰囲気だったが、宿泊した部屋は和洋室で、和室とベッドルームになっていた。

しばらくくつろいだ後、温泉棟に向かった。

雰囲気のある廊下を行くと内湯と、その先に露天風呂があった。

 

[温泉棟への渡り廊下]

 

[内湯]

 

内湯は浴槽が2つ、ライオン型の湯口の方の楕円形の浴槽は少し熱め、もう一つの長方形の浴槽はぬるめの温度。

源泉が2つある宿で、熱い方は神社からの湯、ぬるめの方は自噴泉で、この温度差で温泉の効果も高まるらしい。

内湯、露天風呂ともお湯のPHは9.4もあるらしく、ツルツル、ヌルヌルとしていて、湯上がりの肌はしっとりスベスベ。

いつまでも湯冷めがしない温泉だった。

 

[露天風呂]

川のそばに造られた岩風呂で、毎年5月中旬~6月上旬頃には蛍が飛び交うらしい。

 

ひと風呂浴びた後は楽しみの夕食。

食事処は大広間が各部屋ごとに区切られていたので個室と同じ。

地元の食材を使い、丁寧に作られた、手の込んだ料理が並んでいた。

リピーターさんが多いというのが頷けるような料理で、この値段でいいのかと思うほどの質と量だった。

紫尾温泉名物の渋柿を温泉に一晩浸けた「あおし柿」もいただいた。

 

知る人ぞ知るといった温泉、「紫尾温泉」は絶対に再訪したくなると思うような場所だと思う。

 

 

 

コメント
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