散歩中に素晴らしい光景を見た。
それは朝日に輝く、一面の「エノコログサ」の大群落だった。
辺り一帯が太陽の光を浴びて金色にキラキラ輝いていたのだった。
ちょうど朝日の当たる時間だったので、この風景を見ることができたのだと思うと、本当にラッキーだった。
でも、まさかエノコログサで感動するとは思わなかった。
これは「キンエノコロ」。
そして別の一角には「ムラサキエノコロ」があった。
普段何気なく見ている「エノコログサ」にもたくさんの種類があることが分かった。
そして、気をつけて見ると散歩コースにもいくつかの種類が見つかった。
まず、エノコログサの基本情報。
エノコログサは夏草の代表で、イネ科の野草。
緑の花穂がふわふわした毛に覆われている。
エノコログサの穂で猫をからかうと、猫が夢中になってじゃれることから、「ネコジャラシ」という呼び名もある。
でも、これは関東近辺だけらしい。
「エノコログサ」
[夏]
[秋]
道端やアスファルトの隙間などから生えている。
穂が3cm~7cmくらい、草丈は30cm~大きなもので70cmくらいになるものもあり、夏場は緑で秋になると薄茶色に変わる。
「アキノエノコログサ」
見られる時期はエノコログサよりも少し遅く、草丈が40cm~100cmとちょっと大型で、穂も長い。
穂先が垂れるのが特徴。
「ムラサキエノコロ」
穂の部分の毛が紫褐色になる。
「キンエノコロ」
穂は直立していて細い。
成熟してくると黄金色になる。
ただの雑草だと思い、今まで何気なく見ていただけだったが、このような違いがあるとは・・・
この他にも「ハマエノコロ」といって海岸の近くに生育するものもあるらしい。