日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

サッコウフジ(醋甲藤)

2021-10-08 07:00:00 | 植物

7月〜8月ごろに咲く「サッコウフジ(醋甲藤)」が秋になってもまだ咲いていた。

それもまだまだ蕾がいっぱいついていた。

普段ならばすでにマメになっているのに、何で今ごろ?

やっぱり気候が少し変なのかも。

 

 

「ムラサキナツフジ」と別名があるこの花は、夏に咲くフジの花。

でも、本当はフジの仲間じゃなくて、ナツフジの仲間。

フジとナツフジはどう違うのか?

フジは春に紫や白い花が房になって垂れ下がって咲く、それに比べナツフジは梅雨のころから咲き始める。

ナツフジは野山で見かける、つる性の低木。

花は淡い黄色で、花数が少なく房も小さいため、山で見かけてもフジとは思えないほど。

でも、この時期に咲いている「サッコウフジ」は、遠目には萩と間違えてしまいそう。

 

 

この花の特徴は、ツル性にはなっているが、フジほどツルを伸ばさない。

花房は短くて、咲き方は上向きまたは横向き。

花が終わるとフジと同じようなマメができる。

 


 

学名:Millettia reticulata、Callerya reticulata (Bentham) Schot

英名:Eevergreen wisteria

別名:ムラサキナツフジ

科名・属名:マメ科 ナツフジ属

原産地:沖縄、台湾、中国南部

 


 

 

奄美諸島から沖縄にかけて見られるのが薩摩サッコウフジ、台湾や中国の南部で見られるのが台湾サッコウフジ。

その違いは、薩摩サッコウフジは葉が丸く、薄い藤色の花。

台湾サッコウフジは、細長い葉で濃い紅紫の花。

だからこれは濃い紅紫なので「台湾サッコウフジ」。

 

 

 

コメント (2)
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