映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

関連会社への協力依頼

2009-02-11 10:45:59 | Weblog
昨日は東京行ったり、埼玉もどったりあわただしかった。

先日キャッシュカードはあるが、通帳がない口座の手続きに行ったが、3週間近くたつけれど通帳こないので様子を聞きに某メガバンクの支店に寄ったら、どうも手続きが途中で止まっているようだった。女性の受付から男性に代わって謝ってきた。
届出印お持ちですか?なんていうから腹が立った。
当然手続き終わっているわけだからそんなものいるとは夢にも思わない。
ひどいよ!
その銀行赤字をテクニックで回避したなんてニュースで言っていたけど、末端はこんな調子だから困るよね。

その後、関係会社さんを集めてコスト協力の会があった。
100年に一度の不景気だからと、役員から説明してお願いしたわけだ。
うちの部署も前年比でまだプラスだけど、どうなるかはわからない。
ご理解をしていただいているようだけど、仕事出さないと逃げられちゃうよね。

でも100年に一度の不景気なのだろうか?
消費者の財布のひもが緩まなくなったのは間違いない。
最近飲食店の店クローズが本当に目立つ。昼食は割りと人は入っているので、え!と思うけど、夜入らないんだろうなあ。接待費がかなり削られて、宴会や接待が減っているのかな?みんな外食せずに自宅に帰るのだろう。
地方支店にいるときは、外食するところは割りと夜すいているところが多いなあと思っていたが、今は都会にもその流れが。。。。
閉店いさぎよいのはいいと思うが、空き店舗だらけになって貸しビル業は大変かも

株は上がる気配ないし、昨日はニューヨークも下げたようだ。
今日東京市場がないのは不幸中の幸いとなるのか?今夜のニューヨーク市場が気になる。
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ある不動産業者の話

2009-02-10 06:59:59 | Weblog
知人にある場所で土地物件ないか聞いてみてくれと頼まれた。
いつもヤザワのコンサート一緒にいっている若い不動産屋の営業マンに相談した。
気のいい男で好きである。
彼の会社は大手といわれる不動産流通ネットワークの会社である。
ついでがあったので彼の店により、昼飯を食べに行った。

状況はよくないようだ。
成績が悪いのでエリア部長は帰らない。部長が帰らないので店長が帰らない。店長が帰らないから所員は帰らないの悪循環
毎日毎日終電帰り!!!大丈夫かな?
よく労基署の査察受けないと思う。

若い営業はルートがないので仕事がない。最近はパソコン相手にネットサーフィンをして、夜遅くまでいるようだ。遊んでいるのと一緒だ。営業はお客様のところに電話したりするのはせいぜい9時くらいまでだと思う。それから後は営業にとっては無駄な時間
成績悪いと若い人つらいなあとおもう。

反面教師というけれど、こういう風にはなりたくない。
仕事があるときには、午前様なっても働くのは当然
でもねありゃかわいそう。その上司の命も短いだろう。
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読んだ本2/9

2009-02-09 06:30:29 | 
1.ルーテーズ自伝

2.「黄金の羽根」を手に入れる自由と奴隷の人生設計  橘玲(2回目)

3.スタバではグランデを買え 吉本佳生

4.無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法  勝間和代

5.成功の教科書  原田隆史(3回目)

6.「伝わる!」説明術  梅津信幸

7.ラッキーをつかみ取る技術  小杉俊哉

8.私の営業法をすべて公開します。  ブライアントレーシー

9.強欲資本主義ウォール街の自爆  神谷秀樹

10.レバレッジ勉強法  本田直之

11.脳と気持ちの整理術  築山 節

こうやって書くと一つ一つの感想をブログにまとめようとすると大変
あらためて書くしかない。一つだけでも参考になることがあればと読む本が多い。いつものように付箋をつけて気になったところをノートに書いていく。「術」「法」のつく本が6冊というのはまずいかな?
橘玲の本は何回読んでも参考になる。住宅購入をレバレッジのきいた信用取引と同様にとらえるのが面白い。公的機関の上手な利用法はよく勉強しているなあと感心
原田隆史氏の情熱には恐れ入る。社内の人間に教えるのには原田さんのエキスをいただいてからやるのが一番いいので再読
勝間さんの本で経済を勉強することの重要性が書いてあった。久しぶりに「簿記」勉強してみるのも面白いと思った。

この11冊で一番すごいと思ったのが「強欲資本主義ウォール街の自爆」神谷秀樹
買ったときとまったく違うイメージの本であった。投資銀行を経営する神谷氏がウォール街の内幕を暴く。発行が昨年10月とリーマンショックの後、初めて知ったことも多く大変参考になった。
本来の商業銀行の業務を忘れ、マネーゲームに狂う人たちを痛烈に批判
あらためてものづくりの大切さと、金融マンとしてそこにかかわるべき使命を訴える。すばらしい!

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営業力研修

2009-02-09 06:02:11 | Weblog
先週社内の成績が悪いメンバーを集めて研修をした。
入社20年を超えるメンバーもいれば、新人もいるというような状況

やるとなったら予習が必要だ。
自分なりのレジュメを作ってやった。
何よりも自分自身の目標を自力で手書きで作らせるということだ。
目標設定の用紙を自前で作成した。

研修では毎日毎週やることを10項目あげさせ、期日の中間目標を作らせて、いつまでのこの目標を達成させるなんてことをやった。手書きで書くのが何よりも重要と考える。
最終は3月末までに実績をあげさせること。

振り返りの日程も決めたので、個別に達成度合いを確認していきたい。


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リストラ

2009-02-06 21:08:16 | Weblog
昨日葬式にでた。
高校の同級生の父親の葬儀だが、もともと小学校も一緒の品川の地元のやつなので、葬式も東京だった。
そのとき同じように同級生が来ていて、お清めの場所でちょっと話をした。
すると証券業界にいる人間がリストラになったという。
ちょっとびっくりした。

職種は証券アナリスト、結構高給取りのようであった。
昨年の8月末にあったときはそういう話がなかった。
薬品関係ではその歴も長く、彼が書いたレポートも日経で読んだこともある。
それにしても身近でこういう人間がいると驚く。

それでもお嬢さんは中学受験したとのこと
ある進学校に合格したようだ。
この話を家でした。そうすると妻も娘も親がリストラになったのによく私立に行くねえとあきれていた。
自分もそう思う。

今日会社の会議の後食事に行ったら、部下の娘がやっぱり私立中学に行く話をしていた。第一志望に落ちてある中高一貫のルートに入るとのこと
自分にはその学校に中学から入る理由がどうしても理解できない。

どうもみんな自分の感覚とは違うようだ。
私立中学から入るのは、いわゆる御三家や早慶の付属以外は行く意味を自分はまったく感じないのだけれど。。。世はそうではないのであろうか?

新聞に毎日のように決算の下方修正の話が出ている。
それと同時にリストラの話もたくさんあるが、意外にみんな大丈夫なんだなあと
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「愛しのローズマリー」 グウィネスパルトロウ

2009-02-05 05:37:49 | 映画(洋画:2000年以降主演女性)
「愛しのローズマリー」

大好きな二人の競演である。グウィネスは保護本能をくすぐるようなところもあるし、いかにもやさしそう。声が知的でステキ。ジャックブラックは「スクールオブロック」で見せたあのパワフルぶりが何より最高!ツェッペリンの「移民の歌」の場面の表情は本当におかしいし、非常に印象に残る。

ジャックブラックはビジネスマン。父を9歳に亡くしたときに、父から「女はいい女を選べ」と遺言を受ける。その影響か、自分の容姿を省みず美人ばかりを追って返り討ちにあっている。
そんな時有名なセラピストにエレベーターでばったり出くわす。自分の面食いぶりを打ち明けたときに、おまじないをかけられる。
たまたま町のブティックでかわいいキュートな女の子グウィネスを見つける。彼女に声をかけて、一緒に町を歩く。周りは怪訝そうな顔をして二人を見つめる。セラピストにかけられたおまじないで、実は彼女は相撲取りのようなものすごいデブなのに、彼にはそれがすごいキュートな子に見えるのである。
二人は付き合いを深めていく。彼女の父親はジャックの会社のトップ。
彼女の家に招かれたジャックは両親に会い、ビジネスの新しいプロジェクトについて語る。父親はそのプロジェクトを重役会議で発表してもらい、その後自分の片腕として働いてくれという。とんとん拍子に話が運んでいるが、ジャックの親友がちっとおかしいのではないか?とセラピストにあうと、おまじないをかけていることがわかる。親友はおまじないの解き方を聞き、彼に試すと、今まできれいに見えていた女性が一気に普通の人に見えてしまうこととなるが。。。。。

ラブコメディの典型の映画、心が休まる。
一緒にデートでボートに乗ったり、プールにいってグウィネスが飛び込んで水がものすごく飛ぶシーンなんて笑える。
グウィネスが癒し系なのでなおさらかな。彼女はこれからも追いかけたい。
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アンタッチャブル  カポネとの対決

2009-02-04 06:19:56 | 映画(洋画 89年以前)
12年ぶりにこの映画を見た。シカゴにいくことがあり、その前にシカゴにかかわりのある映画を見た。「ブルースブラザーズ」は今のシカゴの町を走り回るシーンがあるので一番結び付けやすい。この映画は30年代が舞台にもかかわらず、当時の建物が駅など主要なところに残っているので、行った時に映画に出ていたところだなと思った。

主人公はデニーロのカポネともいえるし、財務省の捜査官ネスを演じるケビンコスナーともいえる。またショーンコネリーがものすごい存在感をしめす。これでオスカーもらったのもうなずける。

時は30年代の不況の暗黒時代、禁酒法があるにもかかわらず、密酒売買でアルカポネは多額の利益を得ていた。それを取り締まろうと財務省の捜査官ケビンがシカゴにやってくる。抜き打ち捜査をしたら、警察内部からの情報で、酒を傘にすりかえられたりとケビンは太刀打ちできない。
そんな時ケビンは老警官ショーンコネリーと出会う。閑職に甘んじているが、コネリーの鋭さに仲間に引き入れようとする。カポネの脱税を訴えようとする財務省経理畑の小さいめがねインテリや、警察の射撃の名手アンディガルシアも加わり4人組で難事にあたる。
カナダからの密輸酒受け渡しの情報を得て、鉄橋で地元の騎兵隊と一緒に待ち、銃弾戦の末ギャングの一味を捕らえるが。。。。

カポネは買収に動いていて、訴訟を取り消しさせたり、陪審員に金を渡したりするので、簡単にはつかまらない。殺し屋も雇っていて、コスナーの付近をつけまとう。

有名なシカゴ駅での乳母車シーンは非常にスリリングだ。あとは、鉄橋の待ち伏せでギャングを捉えた後、発砲しようとしたギャングをコスナーが撃ち殺す。捕らえた別のギャングがなかなか口を割らないのを見たコネリーがコスナーが殺したギャングの死体を立たせ「しゃべらないとこのように撃ち殺すぞ」とばかりに撃ち込み、ギャングをびびらせるシーンは傑作である。

デニーロはこの作品よりもっといいのがたくさんあり、ケビンは普通の二枚目かな
何よりもどきどきさせるのが、カポネに雇われた殺し屋である。白ずくめのジャケットを着ていて、いかにも気味の悪い顔をしている。この映画の陰の部分を全部引き受けるようなすごい存在感であった。
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読んだ本2/2

2009-02-03 18:37:57 | 
1.レバレッジリーディング  本田直之
この本でいうレバレッジは1500円の本で得た知識で15万円の利益を生むということだ。一冊のみの知識だけでなく、目的を持って多読することでいろんな知識を得るのがよいという。ここで書いてある「レバレッジメモ」は私も同様のことをしている。
難しい本はビジネスではすぐ役立たないと言い切っているのは、ちょっといいすぎかな?私の尊敬する小泉信三先生は「すぐ役立つ本はすぐ役に立たなくなる本」と言い切っている。これも行き過ぎでバランスが大事だと思う。

2.寅さんに学ぶ日本人の生き方  志村史夫
映画評でも書いたが、物理が専門の大学教授による寅さん論。48作あると何から見ていいか困ってしまうので、こういう本は助かる。インテリの山田洋次が作った脚本だからセリフの一つ一つがインテリ好みになるのは十分納得できる。
割と日本の碩学といわれる人の引用が多い気がする。でも楽しく読めた。

3.畑正憲の精密麻雀  畑正憲
これこそインテリの麻雀論。大学生のときに読んだ以来だ。今は麻雀まったくやらないが、読み返すとおもしろい。メンゼン至上主義を根拠を立てて否定、守りを固めるということが錯覚だともいう。何より大橋巨泉、故人である福地泡介、五味康祐、阿佐田哲也の雀譜があるのがよい。11PMの対局は毎週楽しみにしたものだった。

4.現代人のための脳鍛錬  川島隆太
小学生程度の単純計算をやることで、脳が活性されるという話を10年近く前に知ったときはすごいなあと思った。読み書き計算の練習で認知症を克服する話。音読の重要性も語られ、指を使って何かをすることが脳を活性化させることで料理をすすめる。脳が効率よく働くのは午前中だといい、朝食抜きを戒め、夜型から朝方への転換をすすめる。睡眠時に脳が復習している効果を高めるためにも睡眠をとる重要性も訴える。

5.「脳にいいこと」だけをやりなさい  
コペルニクス的転換だと訳者の茂木氏が言っているが、ちょっとそれは大げさかな?
それでも役立つことはたくさん書いてある。
つらいことがあったときに3日連続で9時に寝るという項目が印象に強く残った。

6.小さな会社NO.1のルール  佐藤元相
どんなことでもNO.1と言える業務内容があれば、メシを食っていけると言う話
NO.1にならないと注目してもらえないし選んでもらえないとする。そのために競争相手がやらないことを見つけ出し差別化が重要だという。著者は苦労人らしく、言っている内容に説得性がある。
ランチェスター理論の竹田氏が監修

7.牛丼いっぱいの儲けは9円  坂口孝則
牛丼、コーヒーの原価構造を述べてながら、仕入れ値にこだわれば最終利益を倍にすることは容易と仕入れの重要性を説く。ついこの間坂口氏の「営業と詐欺の間」を読んでえらく感心したのでこの本読んだ。
その本ほどの衝撃はないが、仕入れの工夫について学べた。ついでに坂口氏のブログに入って過去ログを読んだらいいことたくさん書いてあった。
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乱れる  高峰秀子&加山雄三

2009-02-01 16:28:23 | 映画(日本 昭和35年~49年)
映画が終了する瞬間、背筋がぞっとした。
たくさん映画見ているけど、こんなにゾクゾクすることはそうそうない。
エンディングが鮮烈だった。

「乱れる」は成瀬巳喜男監督の晩年の作品である。
東宝映画で相手役に加山雄三が起用されるが、高峰秀子がここでもいい。

時は昭和38年静岡清水の商店街で酒屋を営む高峰秀子は戦争未亡人、夫の母三益愛子と夫の弟加山雄三と一緒に暮らす。彼女は戦後バラックでスタートした酒屋を大きくしたが、最近は近くにできたスーパーの影響で売り上げも伸び悩み。近くの商店街の店もスーパーに客を奪われている。
加山は大学を出て就職したが、辞めて静岡に戻ってきた。毎日酒を飲んだり、近くの商店主と麻雀をしたりしてぶらぶらしている。
そんな時加山の姉草笛光子は高峰の縁談を持ってくるが高峰は乗り気でない。
これも草笛の主人と加山を経営者にして、現在の酒屋の場所にスーパーの計画をたくらんでいるからだ。この話を聞いて加山は高峰を新会社の役員じゃなきゃいやだという。実は11才下の義弟加山はずっと高峰に思いを寄せていたのであった。
あるときその思いを高峰に告白するが、高峰は拒絶する。。。。。

ストーリーは淡々と展開していくが、途中でいくつかの谷を作る。
主人公高峰の感覚は現代の感覚とは違う女性である。お嫁に行った先で主人が死んだあともずっとご奉公するような女性は現代では考えられないであろう。高峰らしい落ち着いた振る舞い、話し方がいい。ラストの表情もすごくいい。この映画では普段に着物を着ることが多い。ここに一時代前の感覚がある。三益愛子も明治の女といったお母さんをそれらしく演ずる。加山雄三もいつものブルジョアのにおいが抑えられ、できの悪い酒屋の息子を演じる。ダメ男の役ってあまりないのでは?小姑草笛光子も小姑らしいいやらしさがでていていい。

清水駅をでて東京を経由して東北に高峰が向かうシーンで、昔の東海道線が出てくる。なつかしい。母のふるさと静岡に行くときずいぶんとお世話になったからだ。
新幹線は国に大きな進歩をもたらしたが、映画だけをとってみると、新幹線以前の映画における列車の描写の方が味があっていいと思う。
停車駅で加山雄三がそばをすするシーンがある。こういうことも昔はできた。
同じ高峰秀子がでる「張り込み」の東海道線から九州に向かうシーン、黒澤映画の「天国と地獄」は新幹線ができる寸前のこだま号である。

成瀬の映画は時折見せるロケのシーンが非常に味がある。ここでも静岡清水の町並み、東北の温泉いずれも素敵に撮っていた。成瀬の映画では「流れる」が一番と思っていたがこれが上回るようだ。



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男はつらいよ  葛飾立志篇

2009-02-01 07:40:37 | 映画(日本 昭和49~63年)
先週「寅さんに学ぶ日本人の生き方」という大学の教授が書いた本を読んだ。
アインシュタイン、夏目漱石、寅さんの3人が著者の尊敬する人とするだけあって、単なる寅さん論に収まらないのでよかった。48作もあるので、全体を俯瞰するような本があるとセレクトするのに助かる。

この本で彼が最高傑作とするのは第16作「葛飾立志篇」である。

いつものレギュラーメンバーに加えて、今回のゲストは樫山文江と小林桂樹、桜田順子である。高校生の桜田が若い。当時「17の夏」なんてヒット曲あったなあ
樫山は大学の考古学の助手で御前様こと笠智衆の姪でだんごやに下宿することになる。才色兼備の樫山にいつものように寅さんはぞっこん。
自分もインテリぶろうとメガネを買ったり、樫山に歴史を学ぼうとする。
そんなとらやに小林桂樹が訪ねる。汚い格好をしているが、樫山の恩師で考古学の教授である。寅さんがからむが、熱い寅さんの言葉に小林は動かされて自分の師匠というようになるが。。。。。

いつものようにテキヤ口調は絶好調、樫山が歴史を教えているときも、話をすりかえてテキヤ言葉で樫山を笑わす。あとタコ社長との小競り合いのやり取りも冴える。
腹を抱えて笑ってしまうシーンがたくさんある。

それに加えての寅さんが小林桂樹向かって話す名せりふ
「ああ、いい女だなあと思う。その次は話がしたいなあと思う。次にはもうちょっと長くそばにいたいと思う。そのうち、こう、何か気持ちがやわらかくなってさあ、ああ、この人を幸せにあげたいと思う。もう、この人のためなら命なんていらない。死んじゃったっていいとそう思う。それが、愛ってもんじゃない。」
この教授の名前は田所教授、これって渥美清の本名の姓だ。
山田洋次も意識していたのかな?

なるほどいい作品だ。
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