映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

アンタッチャブル  カポネとの対決

2009-02-04 06:19:56 | 映画(洋画 89年以前)
12年ぶりにこの映画を見た。シカゴにいくことがあり、その前にシカゴにかかわりのある映画を見た。「ブルースブラザーズ」は今のシカゴの町を走り回るシーンがあるので一番結び付けやすい。この映画は30年代が舞台にもかかわらず、当時の建物が駅など主要なところに残っているので、行った時に映画に出ていたところだなと思った。

主人公はデニーロのカポネともいえるし、財務省の捜査官ネスを演じるケビンコスナーともいえる。またショーンコネリーがものすごい存在感をしめす。これでオスカーもらったのもうなずける。

時は30年代の不況の暗黒時代、禁酒法があるにもかかわらず、密酒売買でアルカポネは多額の利益を得ていた。それを取り締まろうと財務省の捜査官ケビンがシカゴにやってくる。抜き打ち捜査をしたら、警察内部からの情報で、酒を傘にすりかえられたりとケビンは太刀打ちできない。
そんな時ケビンは老警官ショーンコネリーと出会う。閑職に甘んじているが、コネリーの鋭さに仲間に引き入れようとする。カポネの脱税を訴えようとする財務省経理畑の小さいめがねインテリや、警察の射撃の名手アンディガルシアも加わり4人組で難事にあたる。
カナダからの密輸酒受け渡しの情報を得て、鉄橋で地元の騎兵隊と一緒に待ち、銃弾戦の末ギャングの一味を捕らえるが。。。。

カポネは買収に動いていて、訴訟を取り消しさせたり、陪審員に金を渡したりするので、簡単にはつかまらない。殺し屋も雇っていて、コスナーの付近をつけまとう。

有名なシカゴ駅での乳母車シーンは非常にスリリングだ。あとは、鉄橋の待ち伏せでギャングを捉えた後、発砲しようとしたギャングをコスナーが撃ち殺す。捕らえた別のギャングがなかなか口を割らないのを見たコネリーがコスナーが殺したギャングの死体を立たせ「しゃべらないとこのように撃ち殺すぞ」とばかりに撃ち込み、ギャングをびびらせるシーンは傑作である。

デニーロはこの作品よりもっといいのがたくさんあり、ケビンは普通の二枚目かな
何よりもどきどきさせるのが、カポネに雇われた殺し屋である。白ずくめのジャケットを着ていて、いかにも気味の悪い顔をしている。この映画の陰の部分を全部引き受けるようなすごい存在感であった。
コメント
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