映画とライフデザイン

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映画「探偵はBARにいる2」 大泉洋

2014-01-01 12:47:25 | 映画(日本 2013年以降主演男性)
映画「探偵はBARにいる2」は好評だった第1作に続いて2013年に公開された作品だ。

前作同様札幌が舞台で、地元大泉洋と松田龍平のデコボココンビが主演である。
タッチは前作同様で、「フィルムノワール」のように美女に依頼された探偵が事件に巻き込まれるという構図だ。ススキノに本拠地を持つ遊び人探偵大泉洋のキャラで成り立っているような映画に、売れ筋作品への出演が目立つ尾野真千子がからんでくる。
映画としては普通かな?

札幌ススキノ。探偵(大泉洋)行きつけのショーパブの従業員で友達のオカマのマサコちゃん(ゴリ)が殺害された。マサコちゃんは手品が得意で、マジックコンテストの全国大会に出場。二日前にその祝賀会を探偵の相棒・高田(松田龍平)や仲間の皆で祝ったばかりだった。捜査が一向に進まない状況の中、「マサコちゃんは政界の闇に触れたから殺された」という噂が探偵の耳に入る。時を同じくして、探偵を尾行してきたという女(尾野真千子)から事件究明の依頼が舞い込む。女は有名バイオリニストだ。友達の死の真相を探るため、再び探偵と高田は疾走する……。

友人なので犯人を突き止めようとするが、地元選出の政治家橡脇(渡部篤郎)がからんでいるという。その政治家は反原発の論陣にたった男だ。橡脇はその昔マサコちゃんと愛人関係にあったそうだ。手品の全国大会に出場したおかげで、マサコちゃんが一躍有名人になったため、選挙直前の大事な時期に過去の関係がバレるのではないかと恐れた橡脇がマサコちゃんを闇に葬ったに違いないというわけだ。さらに、マサコちゃんが弟のように可愛がっていた元ホステスのトオル(冨田佳輔)が事件以来行方不明になってるようだ。そこで探偵は相棒が運転するオンボロ車に河島弓子を同乗させトオルの出身地だという室蘭まで調査に出かける。どうも政治家が死ぬ寸前にオカマに会っているのは間違いないようだ。探偵は追いかけるが、政治家のしっぽをつかもうとするとすると邪魔が入る。

この映画では怪しいとされている政治家がなかなか出てこない。顔写真は何度も出てくるのであるが、大泉、松田コンビにからまない。これはある意味うまいやり方かもしれない。映画「ジョーズ」でサメが出てくるのに1時間20分程度かかるのと同じようなものだ。そうやって犯人を政治家に絞らせるような印象を観客に与える。
このコンビが接近しようとすると、この政治家に近い筋とそうでない筋の両方から罠にはめられていく。難儀する2人だ。

うまいと思わせる部分もあるが、最後にかけては若干疑問な?展開
でもこの探偵のキャラはいい加減で好きだ。日本を代表する繁華街ススキノが舞台になっているだけあって、思いっきり遊び人の探偵に仕立てられる。最近はつき合うことすらダメ出しをくらうヤクザと関わりを持つところなんかも悪くない。最初に出てくる美人AV女優麻美ゆま嬢とのからみはうらやましいくらいだ。ドタバタしたカーチェイスや乱闘劇は前回同様で笑えるシーンが続く。このシリーズしばらくは続くだろう。



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