映画とライフデザイン

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映画「ナタリー」 オドレイ・トトゥ

2014-01-03 00:02:11 | 映画(フランス映画 )
映画「ナタリー 原題La délicatesse」は「アメリ」のオドレイ・トトゥ主演のフランス映画だ

ツタヤで何げなくこのdvdをみつけた。「アメリ」は大好きな映画である。目で楽しまさせてくれる要素が強く、お茶目な主人公の振る舞いがかわいかった。あれから随分とたつが、オドレイは健在である。今回は未亡人役である。それでも手にとるときに「アメリ」のような匂いを感じ見てみた。アメリで演じた夢想する女の要素を持つ。

ナタリー(オドレイ・トトゥ)はカフェで出会ったフランソワと恋に落ち、幸せな日々を送っていた。しかし、突然の事故で彼を失ってしまう。夫を亡くし、3年間恋愛から離れ仕事一筋の生活を送っていた。ナタリーは夫以降、誰も好きになれないと思っていたある日、かっこいいとは言えない同僚、マーカス(ランソワ・ダミアン)に突然キスをしてしまう。そして、マーカスは魅力的な彼女に惹かれ、ナタリーも素朴な彼に惹かれ始める。しかし、ナタリーに一方的に好意をいだいている会社の社長シャルル(ブリュノ・トデスキーニ)や、噂好きの同僚たち、ナタリーの友人によって二人は騒がれるようになり…。

最初にざっと主人公の人物像を紹介してくれるのは、アメリと同じだ。幸せな結婚に至る過程とあっけなく旦那が死んでしまう流れが語られる。そのあと、就職活動して会社に就職する。そこでバリバリのキャリアレディとして活躍する。リーダーとして部下を持つようになる。そこに部下として入ってくるスウェーデン人男性がいた。ハゲかかっていて見栄えはしない。それまで社長に口説かれていたナタリーだが、突然その中年男にキスをしてしまうのだ。

しかし、そのあと急激に2人の関係が進展するわけではない。彼女は恋におびえている。
ここではキスの後意外にそっけない。これでは男性の方がまいってしまうよ。
一気に相手に入りこめないのだ。
その不器用さがかわいい。オドレイ・トトゥの演技には好感を持てた。

自分は女性の上司というのにはまだ出会っていない。いや、大学生でバイトをしている時女社長っていたなあ。
いずれにせよ、いきなり上司にキスをされたらどんな気持ちになるだろう。別に上司でなくても呼び出されていきなりキスされると想像するだけで不思議な気分にさせられる。マイケルダグラスとデミムーアの「ディスクロージャー」は女性上司による不倫話だったが、それとこの映画では意味合いが全く違う。
逆に女性の場合、セクハラ的にこういう場面はあるだろうなあ。嫌なんだろうけど、好意を抱いている相手だったらいっきに不倫のドツボにはまるパターンかもしれない。

ストーリー的には少し盛り上がりに欠けるかな?もう少しヒネリが欲しかったという印象を受けた。

ナタリー
もし女性の上司に突然キスされたらどうする?


ムード・インディゴ~うたかたの日々~
夢想するオドレイ


アメリ
何度見てもすばらしい不朽の名作、色彩設計がすばらしい。

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