映画とライフデザイン

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映画「まく子」 草なぎ剛&山崎光&新音

2019-10-15 20:43:16 | 映画(日本 2019年以降主演男性)
映画「まく子」は2019年公開の直木賞作家・西加奈子の同名小説を映画化した作品


SMAPが解散したあと、次々にジャニーズ事務所を離れた3人が田舎が舞台の映画に出ている。地方で主役というのはそれぞれスケジュールに余裕ができたんだろう。ここでも、草なぎ剛が出演していて、映画のタッチが自分に合いそうで気になる。でも時間合わずdvdスルーして手に取る。小学5年生の少年が身近に突然やってきた美少女の転入生と知り合うが、なんと彼女は宇宙人だったという話である。草なぎ君は主演というより脇を固めて、思春期に入ろうとする少年少女にスポットをあてる。のんびりしたムードがただよう小品だ。

群馬の山間部中之条町の温泉街が舞台、小学校5年生のサトシ(山崎光)は旅館を営む父親(草なぎ剛)や母親(須藤理彩)や隣接した社員寮に住む旅館の従業員とともに暮らしている。そんな旅館へ住み込みの女中とその娘がやってきた。娘のコズエ(新音)はサトシと同じクラスになる。


背もサトシより高く大人びたコズエはサトシに関心を持ち、下校の時も一緒に帰ろうと誘う。でも、思春期入りたてのサトシは気恥ずかしくてそれができない。それなのにコズエはサトシの後をついてくる。やがて2人は古城の跡に向かっていき、落ち葉をばらまくのである。どうやらコズエはまくのが好きなようだ。


そんな2人で話していると、彼女は自分は火星の近くにあるある惑星からやってきた異星人で、自分には「死」というものがないと告白するのである。

1.田舎の温泉街
家が密集している坂道のある路地を少年が走っていく。どうも温泉街らしい。伊香保温泉にも似たような小路があるので、そうかな?と思うけど、しばらくすると中之条町四万という文字が電柱に見える。町の名前は聞いたことがあるぞ。実際にある温泉街が舞台のようだ。地図を見ると、中之条町よりかなり北に四万温泉はある。これは秘境といってもおかしくないね。旅館は大勢の女中を雇わねば成り立たない。そこに女中としたやってきたのが女主人公の母親だ。浮気癖のある草なぎ剛は旅館の主人で、厨房にも入っている。映画では町の祭りもクローズアップする。小学校の生徒が手作りで神輿をつくりそれを担ぐ。でもここでの祭りはかついだ後壊してしまうのだ。

2.思春期の少年
小学校5年でこんなかわいい子が身近に来たらやばいね。一緒に帰ろうといわれただけでドキドキする。でも少年は気恥ずかしくてそれができない。その気持ちもよくわかる。この2,3年前だったら全然平気なのにできない。


本当にかわいい。仮に夢に出てきたら、この映画に出てくる少年のように夢精してしまいそうだ。ここでは何回も同じような性の目覚めのようなシーンが出てくる。少年が父親の草なぎ剛と一緒になってあそこを見せ合うシーンが出てくる。こんなことって男は普通しないと思うんだけど。男の心理がわからない監督が女性の鶴岡慧子だからなんだろうな。



3.異星人との別れ
我々はこれまで映画で異星人といろんな別れをしてきた。「ET」やアニメだけど「かぐや姫」とかね。でもこれがちょっと変わっている。自分が異星人ということを言いふらして、みんながいる前で母親と出発である。みんなに涙はない。それにしてもこの美少女、異星人といわれても違和感を感じない美貌をもつ。末恐ろしい気がする。

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