映画とライフデザイン

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依頼人  スーザン・サランドン

2010-11-14 09:00:16 | 映画(洋画 99年以前)
映画「依頼人」原題THE CLIENTは94年の法廷サスペンスである。主人公である少年が偶然自殺に遭遇する。その際少年が自殺した男から重大な事実を聞いていて、そのことで警察、検察、マフィアから追われることを一つの焦点とする。難しいことは考えず、単純に楽しむ映画だと思う。メンフィス、ニューオリンズを舞台にしたアメリカらしい映画だ。

11歳の少年マークは、8歳の弟と近くの森に行く。そこで2人は偶然車の排気筒にホースをつなぎ自殺しようとしている男を目撃する。自殺を防ぐためホースを排気筒から引き抜こうとしたマークは男に気づかれてしまい自殺の道連れを強いられる。男は自分は弁護士だといい、どうせマフィアに殺されるなら自殺した方がましだという。そしてマークにマフィアに殺された上院議員の死体の隠し場所を告げる。

マークは男の隙をついて車外に逃げる。そして男がピストル自殺を遂げるのを見てしまう。弟は精神的ショックから植物人間状態になってしまう。マークは警察の事情聴取に死体を見つけただけで彼とは話していないと答えた。しゃべったら殺されると思ったからだ。マフィアはすでに彼をマークし出す。一方知事を目指す野心家の連邦検察官ことトミー・リー・ジョーンズが捜査に乗り出す。マークは自分を守るために弁護士を雇うことを思いつく。全財産の1ドルで依頼したのは女弁護士ことスーザン・サランドンだったが。。。。


原作はトムクルーズの「ザ・ファーム 法律事務所」ジュリアロバーツの「ペリカン文書」が映画化されているジョン・グリシャムである。
他にも「評決のとき A Time to Kill」「レインメーカー」「ニューオーリンズ・トライアル」と映画化されている作品が多い。これほどまでに映画化されている作家もスティーヴン・キングくらいしかいないであろう。いずれもおもしろかった。

映画が始まってすぐに自殺遭遇の場面となり、前半から思いっきり飛ばしていく。少年の動きが非常にわざとらしい感じがするがおもしろい映画だ。マフィアに追いかけられるシーンでは一瞬ハラハラさせられる。インディジョーンズ的活劇の要素を持たせているので、おとなだけでなく子供も楽しめるであろう。彼をバックアップするスーザン・サランドンも彼女らしい表情の豊かさがよく画面に出ている。弁護士として検察官のトミー・リー・ジョーンズと法廷でやり取りする場面がいい。あとは法廷で裁く黒人の判事が絶妙にうまかった。

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1 コメント

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ジョン・グリシャム (ETCマンツーマン英会話)
2013-04-08 22:53:23
「ザ・ファーム 法律事務所」、「ペリカン文書」、「評決のとき A Time to Kill」、「レインメーカー」、「ニューオーリンズ・トライアル」、みんなジョン・グリシャムの作品だったんですね。「評決のとき A Time to Kill」、「レインメーカー」はまだ見ていませんが、気になっていた作品です。時間をつくって是非観てみます。

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