映画「ELLE」を映画館で観てきました。
鬼才ポール・ヴァーホーヴェン監督がフランスを代表する名女優イザベル・ユベールと組んだ新作である。サスペンスタッチでなんか面白そう。ポール・ヴァンホーヴェン作品は「氷の微笑」からずっと追いかけている。特にオランド系ユダヤ人女性の生涯を描いた「ブラックブック」のスケールの大きさに感嘆した。
正直、事前の期待度にくらべると、ちょっと物足りなかったが、スリラーの匂いが強くおもしろい。「ブラックブック」の時もよかったが、アン・ダッドリーの音楽も不安感、緊迫度を高める。いきなりの激しいレイプシーンには驚くが、謎解きの要素があり面白い。
ゲーム会社の社長を務めるミシェル(イザベル・ユペール)は、瀟洒な邸宅に猫と暮らしている。ある昼下がり、彼女は自宅に侵入してきた覆面の男に襲われ、性的暴行を受けるが、何事もなかったかのように日常生活を送り続ける。その頃、ミシェルが10歳の頃に実父が起こした衝撃的な犯罪に、再び世間の注目が集まってしまう。
警察に関わりたくないミシェルは、売れない小説家の元夫、ワンマン社長のミシェルを恨んでいる部下、秘密の恋人、意味深な視線を送ってくる隣人など、身近な男たちに疑いの目を向け、真犯人を見つけ出すために罠を仕掛けていく。(作品情報 引用)
レイプ映画とはいえ、ジョディフォスターの映画のような犯人探しや訴訟といった感じではない。レイプされても警察に届けない。それは、小さいときに実父が起こした殺人事件の影響で、警察への信頼性がないということなのだろう。あやしいと思われる人物に接近し、ペ〇スの形で犯人かどうかをチェックする。途中で体形でこの男かな?と想像できるが、軽い迷彩で分からなくする。
1.ポール・ヴァーホーヴェン監督
1938年生まれだからもう79歳だ。エロチックサスペンスの名作「氷の微笑」からは25年ほどたつ。シャロンストーンはポール・ヴァーホーヴェンと出会わなければ、今のキャリアはなかったであろう。いきなりのベッドでの殺人は本当にドキドキした。この映画と同様に謎解きの要素を持つ。マイケル・ダグラスを翻弄しまくるシャロンストーンの悪女ぶりを引き出したのはポール・ヴァーホーヴェンの力だろう。
そのすぐ後の「ショーガール」はラジー賞にもなり、酷評されたけど、個人的には悪くないと思っている。ラスベガスにやってきたカントリーガールがショービジネスで這い上がる物語は、プールでの激しいファックシーンも含めてドキドキさせられる。そういった刺激の強さはこの映画でも発揮されている。ヒッチコックというよりも、ブライアン・パルマの映画のように観客をびっくりさせて楽しんでいるようだ。
アメリカ映画、欧州の映画とどんな国の映画でも作ってしまう。でも、この映画をみると、わかりやすいフランス語のセリフでいかにもフランス映画の映像と感じさせてしまう。器用な監督だね。
2.イザベル・ユペール
イザベルユベールは64歳にして、ボディをさらけ出す。映画では年齢をはっきりさせていないが、50代半ば前後の設定だ。実際自分も年を取ったので、こういった熟女系の女も悪くはないが、60代には見えないボディだ。同じ年のキムベイシンガーも以前はよく脱いだが、最近は露出度は低くなった。それにしても、イザベルユベールはまあよくやるね!
殺人鬼だった父親は刑務所に入ったまま、町であんたの家族は最低なんて今でも言われる。考えてみたらフランスは死刑廃止なんだね。日本だったら絶対死刑と思われる事件をおこした父親と70歳を過ぎていまだ若い男と付き合っている派手の化粧の母親との関係でこの主人公の性格をあぶりだす。
ゲーム会社の社長という設定だ。超人ハルクのような怪獣と女がからむアニメのシーンも異様な雰囲気で、エロチックな匂いをさせる。ミシェルはレイプされながらも男の割礼をしっかり確認している。ゲーム会社の同僚、隣人、友人の夫などのパンツを脱がして相手のあそこを確認する。このあたりの変態的動きで異常性を強めている。
鬼才ポール・ヴァーホーヴェン監督がフランスを代表する名女優イザベル・ユベールと組んだ新作である。サスペンスタッチでなんか面白そう。ポール・ヴァンホーヴェン作品は「氷の微笑」からずっと追いかけている。特にオランド系ユダヤ人女性の生涯を描いた「ブラックブック」のスケールの大きさに感嘆した。
正直、事前の期待度にくらべると、ちょっと物足りなかったが、スリラーの匂いが強くおもしろい。「ブラックブック」の時もよかったが、アン・ダッドリーの音楽も不安感、緊迫度を高める。いきなりの激しいレイプシーンには驚くが、謎解きの要素があり面白い。
ゲーム会社の社長を務めるミシェル(イザベル・ユペール)は、瀟洒な邸宅に猫と暮らしている。ある昼下がり、彼女は自宅に侵入してきた覆面の男に襲われ、性的暴行を受けるが、何事もなかったかのように日常生活を送り続ける。その頃、ミシェルが10歳の頃に実父が起こした衝撃的な犯罪に、再び世間の注目が集まってしまう。
警察に関わりたくないミシェルは、売れない小説家の元夫、ワンマン社長のミシェルを恨んでいる部下、秘密の恋人、意味深な視線を送ってくる隣人など、身近な男たちに疑いの目を向け、真犯人を見つけ出すために罠を仕掛けていく。(作品情報 引用)
レイプ映画とはいえ、ジョディフォスターの映画のような犯人探しや訴訟といった感じではない。レイプされても警察に届けない。それは、小さいときに実父が起こした殺人事件の影響で、警察への信頼性がないということなのだろう。あやしいと思われる人物に接近し、ペ〇スの形で犯人かどうかをチェックする。途中で体形でこの男かな?と想像できるが、軽い迷彩で分からなくする。
1.ポール・ヴァーホーヴェン監督
1938年生まれだからもう79歳だ。エロチックサスペンスの名作「氷の微笑」からは25年ほどたつ。シャロンストーンはポール・ヴァーホーヴェンと出会わなければ、今のキャリアはなかったであろう。いきなりのベッドでの殺人は本当にドキドキした。この映画と同様に謎解きの要素を持つ。マイケル・ダグラスを翻弄しまくるシャロンストーンの悪女ぶりを引き出したのはポール・ヴァーホーヴェンの力だろう。
そのすぐ後の「ショーガール」はラジー賞にもなり、酷評されたけど、個人的には悪くないと思っている。ラスベガスにやってきたカントリーガールがショービジネスで這い上がる物語は、プールでの激しいファックシーンも含めてドキドキさせられる。そういった刺激の強さはこの映画でも発揮されている。ヒッチコックというよりも、ブライアン・パルマの映画のように観客をびっくりさせて楽しんでいるようだ。
アメリカ映画、欧州の映画とどんな国の映画でも作ってしまう。でも、この映画をみると、わかりやすいフランス語のセリフでいかにもフランス映画の映像と感じさせてしまう。器用な監督だね。
2.イザベル・ユペール
イザベルユベールは64歳にして、ボディをさらけ出す。映画では年齢をはっきりさせていないが、50代半ば前後の設定だ。実際自分も年を取ったので、こういった熟女系の女も悪くはないが、60代には見えないボディだ。同じ年のキムベイシンガーも以前はよく脱いだが、最近は露出度は低くなった。それにしても、イザベルユベールはまあよくやるね!
殺人鬼だった父親は刑務所に入ったまま、町であんたの家族は最低なんて今でも言われる。考えてみたらフランスは死刑廃止なんだね。日本だったら絶対死刑と思われる事件をおこした父親と70歳を過ぎていまだ若い男と付き合っている派手の化粧の母親との関係でこの主人公の性格をあぶりだす。
ゲーム会社の社長という設定だ。超人ハルクのような怪獣と女がからむアニメのシーンも異様な雰囲気で、エロチックな匂いをさせる。ミシェルはレイプされながらも男の割礼をしっかり確認している。ゲーム会社の同僚、隣人、友人の夫などのパンツを脱がして相手のあそこを確認する。このあたりの変態的動きで異常性を強めている。
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