映画「フォローミー」は1972年のイギリス映画だ。
「第三の男」のキャロルリード監督の遺作にあたる。人気俳優ミアファローが主演で、割と人気あるのにdvd化されていなかった。いつものようにツタヤ復刻版はありがたい。この映画は「先入観なしに見るといいよ」と聞いていた。確かにその通り。
コメデイタッチの展開が軽快な映画だ。
英国の上流階級に属する会計士チャールズ(マイケル・ジェイスント)には深刻な悩みが1つあった。
新妻ベリンダ(ミア・ファロー)が動きがおかしいのだ。いったん外出すると帰ってこないことが多い。夫は「浮気しているのではないか。」と心配してしまう。チャールズは私立探偵のクリストフォルー(トポル)に妻の調査を依頼した。
結婚のいきさつを語った。ある日チャールズが街で小さなレストランを見つけた。出来たばかりの店で客がいない。覗いてみると、かわいいウェイトレスがいた。アメリカ訛りのイングリッシュで愛想がいい。話し込んでみると惹かれるものがある。彼女はうぶだった。チャールズはいろんなことを教えてあげた。そのあどけなさに魅かれて結婚する。
彼は仕事一辺倒の生活だった。仕事を終えたアフターは上流の人たちとの付き合いがある。べリンダも付き合わせられる。でも慣れない。最近は一度外出したっきりなかなか帰ってこないことが多かった。公園でボーとしたら時間がたっていたといって、チャールズと同伴するパーティに遅れてきたりすることが多かったのだ。義母も憤慨している。
本当は何だろうか?依頼を受けた探偵のクリストフォルーはベリンダの追跡を開始した。
しばらくしてクリストフォルーはチャールズに報告をした。「恋人」はいるようだと。。。
外交官風の紳士らしい。チャールズは落胆した。
報告を受けたチャールズは、ベリンダを怒鳴った。
彼女は自分の潔白を語った。そのあとで最近ちょっとおかしな人に付きまとわれることがあるというのだが。。。。
ここで一つのサプライズがある。
一瞬笑ってしまう。起承転結の「転」の場面に入りかかったところだ。
ここが一番のヤマ場だ。キャロルリード監督の名作「第三の男」でオーソンウェルズが現れる場面と同じようなときめきを感じる。
旦那の様子がおかしいと浮気を疑うのは「シャルウィーダンス」で、逆はヒッチコックの「めまい」だ。
基本的には「めまい」と同類だが、ストーリーの流れは違う。
探偵が追う風景が出てくるのはもう少し後だ。しかも、それがコメディチックだ。
ミアファローの長いキャリアでも、抜群にキュートな役である。かわいい。
この映画はセレブな英国上流社会になじめない女の子を演じる。
アンバランスな感じで、ホラー好きな若妻だ。
2人が結婚前につきあっているところを映す場面がいい。芸術や音楽に関心のなかった彼女を一生懸命教育しようとしている夫の姿もいいし、それに素直に従っているミアファローも可愛い。
モンキーダンスのようなダンスをロックもどきの曲で踊っている姿には時代を感じる。でもこれがいいんだよね。
「華麗なるギャツビー」のデイジー役がこの2年後だ。一転ずるいセレブ女になる。
ウディアレンの映画に出るようになるのは10年近く先である。
ウキウキさせられるいい作品だ。
「第三の男」のキャロルリード監督の遺作にあたる。人気俳優ミアファローが主演で、割と人気あるのにdvd化されていなかった。いつものようにツタヤ復刻版はありがたい。この映画は「先入観なしに見るといいよ」と聞いていた。確かにその通り。
コメデイタッチの展開が軽快な映画だ。
英国の上流階級に属する会計士チャールズ(マイケル・ジェイスント)には深刻な悩みが1つあった。
新妻ベリンダ(ミア・ファロー)が動きがおかしいのだ。いったん外出すると帰ってこないことが多い。夫は「浮気しているのではないか。」と心配してしまう。チャールズは私立探偵のクリストフォルー(トポル)に妻の調査を依頼した。
結婚のいきさつを語った。ある日チャールズが街で小さなレストランを見つけた。出来たばかりの店で客がいない。覗いてみると、かわいいウェイトレスがいた。アメリカ訛りのイングリッシュで愛想がいい。話し込んでみると惹かれるものがある。彼女はうぶだった。チャールズはいろんなことを教えてあげた。そのあどけなさに魅かれて結婚する。
彼は仕事一辺倒の生活だった。仕事を終えたアフターは上流の人たちとの付き合いがある。べリンダも付き合わせられる。でも慣れない。最近は一度外出したっきりなかなか帰ってこないことが多かった。公園でボーとしたら時間がたっていたといって、チャールズと同伴するパーティに遅れてきたりすることが多かったのだ。義母も憤慨している。
本当は何だろうか?依頼を受けた探偵のクリストフォルーはベリンダの追跡を開始した。
しばらくしてクリストフォルーはチャールズに報告をした。「恋人」はいるようだと。。。
外交官風の紳士らしい。チャールズは落胆した。
報告を受けたチャールズは、ベリンダを怒鳴った。
彼女は自分の潔白を語った。そのあとで最近ちょっとおかしな人に付きまとわれることがあるというのだが。。。。
ここで一つのサプライズがある。
一瞬笑ってしまう。起承転結の「転」の場面に入りかかったところだ。
ここが一番のヤマ場だ。キャロルリード監督の名作「第三の男」でオーソンウェルズが現れる場面と同じようなときめきを感じる。
旦那の様子がおかしいと浮気を疑うのは「シャルウィーダンス」で、逆はヒッチコックの「めまい」だ。
基本的には「めまい」と同類だが、ストーリーの流れは違う。
探偵が追う風景が出てくるのはもう少し後だ。しかも、それがコメディチックだ。
ミアファローの長いキャリアでも、抜群にキュートな役である。かわいい。
この映画はセレブな英国上流社会になじめない女の子を演じる。
アンバランスな感じで、ホラー好きな若妻だ。
2人が結婚前につきあっているところを映す場面がいい。芸術や音楽に関心のなかった彼女を一生懸命教育しようとしている夫の姿もいいし、それに素直に従っているミアファローも可愛い。
モンキーダンスのようなダンスをロックもどきの曲で踊っている姿には時代を感じる。でもこれがいいんだよね。
「華麗なるギャツビー」のデイジー役がこの2年後だ。一転ずるいセレブ女になる。
ウディアレンの映画に出るようになるのは10年近く先である。
ウキウキさせられるいい作品だ。