映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

オリンピックの限界効用逓減の法則

2008-08-14 07:11:00 | Weblog
昨日の午前中から昼にかけてはオリンピックを見ていた。
北島が順調に準決勝を勝ちあげるのを見て安心した。このまま上でもかってほしい

夜は上野選手が足取りで一本を決め、あっさり?優勝した。
でも金メダルをもらう表彰式までは見なかった。
日に日に金メダルへの興奮は落ちている気がする。

経済学でいう「限界効用逓減の法則」のようなものか?

最近は言葉もこなれていたが、翻訳のまずさもあって、経済学は簡単な事を難しく言う傾向があった。「効用」は満足度だ。
ロビンソンクルーソが孤島で初めて食料を発見した時と比べて、次に食料を発見した時も満足度は高いが、生きるか死ぬかの問題で発見した時の方が満足度は高いはずだ。
一つの財を発見する時の満足度の増分を考慮すると、明らかに減少していく。
これが「限界効用逓減の法則」だ。

ビール1杯目がおいしいと俗に言うが、2杯目、3杯目でも好きな人は当然満足するわけだが、1杯目の満足度と比較すると低減するというのも一つの例だ。

最初に内柴の金メダルを見た時やったと思った。谷の惨敗を見てもしかして今回は一つも取れないんじゃないか?と思ってしまう心理が働くので本当にうれしかった。荒川静香さんの金メダルで日本中が大騒ぎになった時の心理である。
北島の金メダルも非常にうれしかったが、自分としては横並びに近い。谷本さんは豪快な一本勝ちだったので満足度をあげたが、少しづつ落ちてきた。上野さんにいたってはきっちり勝っているにもかかわらず、表彰式を見なかった。

おそらく北島が200Mを勝っても100Mほどは興奮しないかもしれない。
この逓減法則を打ち破るのは岩崎京子ちゃん並のビッグサプライズしかない。

何か起きてほしい!


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