いつもの黒澤組に原節子、久我美子の美人女優を加えた豪華キャストの昭和26年の松竹映画である。主演は三船というよりも森雅之である。ドストエフスキーの原作を舞台を札幌にして描く。もともと4時間を越える作品を2時間46分までカット。それだからかちょっと不自然な感じがする。登場人物の人間像もちょっと?という感じ。凡長で今ひとつ面白くなかった。
青函連絡船で三船敏郎と森雅之が出会うシーンからスタート。森雅之は戦争で戦犯として処刑する寸前に助かったことがあり、それから少し精神状態がおかしい。札幌に戻る。戻った先で出会ったのが、原節子である。元々妾だった彼女に近づいていくが。。。
それぞれの演技が悪いわけではない。カメラワークも効果的にアップを使い、雪景色の中よくまとまっている。でも話がどうも肌に合わない。何がなんだかよくわからない。それぞれの人物の性格が悪いせいか、見ていて気分が悪くなる。そういった映画で、黒澤作品の中ではちょっとあわない作品だった。
青函連絡船で三船敏郎と森雅之が出会うシーンからスタート。森雅之は戦争で戦犯として処刑する寸前に助かったことがあり、それから少し精神状態がおかしい。札幌に戻る。戻った先で出会ったのが、原節子である。元々妾だった彼女に近づいていくが。。。
それぞれの演技が悪いわけではない。カメラワークも効果的にアップを使い、雪景色の中よくまとまっている。でも話がどうも肌に合わない。何がなんだかよくわからない。それぞれの人物の性格が悪いせいか、見ていて気分が悪くなる。そういった映画で、黒澤作品の中ではちょっとあわない作品だった。