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映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

読書ノート

2008-09-10 22:05:04 | 
かなり本を読んでいるのに読書ノートちょっとさぼり気味だ。

映画年間300本、本年間300冊両方目標達成しても、最近は備忘録としての映画ノートばかり残る。少しは読書ノートも必要だ。

今日から備忘録としての読書ノートをブログのなかにスタートしたい。
今日は中山康樹氏の「リッスン」を手に取った。
音楽評論家として、ジャズばかりでなく新書で「ビートルズ」や「クワタ」まで語っている。そんな彼の文庫本が目に付いて購入した。

人生は限られている。ひたすら頭の中に入れなくては。。。
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ベティ デイヴィスの怪演

2008-09-10 18:04:31 | 映画(洋画 69年以前)
「何がジェーンに起こったのか?」を見た。

当然この映画の存在は前から知っていたが、DVDのジャケットにあるベティデイヴィスの顔が気味が悪くて敬遠していた。ジョーンクロフォードの顔も往年の美しい姿とはほど遠いもので、ホラー映画を敬遠する感じで見なかったが、これは2大往年のスターによる凄い映画である。ベティデイヴィスの怪演は「サンセット大通り」のグロリアスワンソンに匹敵する。

妹ベティデイヴィス(ジェーン)と姉ジョーンクロフォード(ブランチ)は姉妹で子どものころから芸能界で育っている。1917年が最初の場面、ベティがショーで踊っているところからスタート、その当時はわがままベティがスターで、ジョーンはもう一歩。やがて時が経ち、1935年になると立場が逆転して、ジョーンがスターで、ベティは大根役者と評される存在であった。あるとき自宅にいるとき、ジョーンが車にひかれる。はっきりとは映らない。そこで初めて映画のクレジットがスタートする。
舞台はタイムスリップして今にもどる。ジョーンは車椅子生活で2階にいたきり、ベティは介護するが、姉に対していい気持ちを持っていないでいじめ抜く。
ここで繰り広げられるベティのジョーンに対するいじめ(と言うべきか?)はすさまじい。動物の死骸を料理に出したり、2階から外部に電話ができないようにする。精神的に問題あるベティを医者に見てもらおうとするが、電話を切られて外部と連絡させてもらえない。窓には鉄柵で隣家とも通じない。
ベティからジョーンへのいじめシーンがこれでもかというほど何度も何度も出てくる。ジョーンが逃げようとすると必ずベティが帰ってきて外部との連絡ができない。いったいジョーンはどうなるのであろうか?

家事を受け持つ家政婦や再デビューにそなえてベティが雇ったピアニストが絡んで、ストーリーは展開していき結末へと向かう。ある程度予想できる結末と思ったが、最後には意外な事実が語られる。

まさに怪演と言うべき「ベティのいじめ」はその表情も含めて怖い。
オスカー映画「イブのすべて」の時のベティデイヴィスは、現役スターで登場して、いつの間にか女優希望のアンバクスターにしてやられる役だが、性格は悪そうだけど普通の女優と変わらない。ここでは女の業を不様に見せている。
ジョーンクロフォードも「グランドホテル」の美しい姿とは違う。
2人とも回想場面で昔の映画の場面が出てくる。

元大女優がまだまだいけると踏むというストーリーは「サンセット大通り」と似ている。「サンセット」がグロリアスワンソンとウィリアムホールデンの男女だが、今回は女の二人、舞台裏でも激しい対決があったといううわさ
アルドリッチ監督もさぞかし寿命をちじめただろう。
「特攻大作戦」なんて作品はほとんど男しか出ない。女の気遣いに疲れたのであろう。

凄かった。星5つ!!の大傑作


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