映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

書道教授 松本清張ドラマ

2010-03-28 07:59:48 | 映画(日本 2000年以降主演女性)
松本清張原作のドラマ「書道教授」を録画で見た。2時間ドラマの帝王船越英二郎が主演である。野川由美子、杉本彩の新旧セクシー女優に手塚理美、大場久美子、荻野目慶子と我々の同世代の元アイドル群が加わる。テレビドラマだけに映画のような迫力はないけれど、京都の素敵な風景とからめてけっこう楽しめた。



異動で京都に着任した船越英二郎は銀行員、妻の賀来千賀子と二人で町屋の一角に住む。転任挨拶で重要顧客の書道教授杉本彩の元を訪れる。杉本の家には使用人の野川由美子が一緒にいた。船越は美しい杉本に惹かれるのと同様に杉本の書く書の優雅さに惹かれて弟子入りを志願する。杉本は断るが、他の弟子と関わりを持たないことを条件に弟子入りを許される。
船越は杉本の元に通い始める。その筆のタッチをみて、杉本から「女難の相」があるので注意するようにといわれる。船越は祇園のクラブのホステス荻野目慶子と親しくなり、一線を越えた関係を持つようになっていたのであるが。。。



原作を読んでいないが、話の構成はさすがにうまくできている。松本清張の作品なので多分昭和30から40年代に書かれていると思うが、携帯電話などの文明の利器を取り込んで現代劇にうまく脚本が構成されている。銀行員の不正の話などに現実性に欠ける部分もいくつか感じられるが、杉本彩、荻野目慶子の演技には、いかにもその登場人物の性格に強く接近する巧みさが感じられおもしろかった。スリラー的味付けもどきどきさせられた。いわゆる昭和のころから続く、2時間ドラマの傑作であろう。
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クワイエットルームにようこそ  内田有紀

2009-10-07 21:13:31 | 映画(日本 2000年以降主演女性)
内田有紀が離婚を経て、演技をレベルアップさせた作品。宮藤官九郎が相手役でなんかうっとしい役である。「下妻物語」「嫌われ松子」などの匂いをさせるムードで精神病院が舞台のコメディ映画。

雑誌のライター内田有紀は、締め切りに追われている。今日も締め切りに間に合わそうとしてあたふたしていたが、気がつくと病院のベッドにいる。手足を拘束されている。何でそこにいるのか?と思っている矢先に看護婦のりょうが現れる。「ここは精神病院だ。」と言われ内田は唖然とする。どうやら睡眠薬を飲みすぎたようだ。2日間寝続けてきて目を覚ましたばかりである。
彼氏の宮藤官九郎に言わせると朝ぶっ倒れているのに気づき、あわてて救急車を読んだばかりのようだ。気がつくと、周りには訳のわからない言葉を発する女性たちが大勢いた。まさにそこは隔離された精神病棟だったのだ。

最近では「チェンジリング」でアンジェリーナジョリーが精神病棟に入れられる役を演じた。これはまさしく冤罪のようなもので、むしろアンジェリーナが実際におかしくなった役を演じた「17歳のカルテ」の方が近い感じがする。病院中には奇妙な人たちがたくさんいる。それぞれに個性があって実に面白い。

でもそれだけではなく、内田有紀がなぜこんなことになってしまったのか?その人生を振り返るところが面白い。バカ騒ぎばかりが大好きなモデル上がりの女の子がまじめな男と結婚して別れ、雑誌のライターになるのは、ちょっと不自然に見えるが、話自体は不自然でなく進んでいく。離婚を経た内田有紀は実にうまくこの役を演じる。松尾監督が彼女を意識してこの話を作ったのではと思わせるくらいの適役である。

宮藤の個性が面白く、コメディとしてみるとなかなか楽しい作品である。
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リンダリンダリンダ  香椎由宇

2009-09-06 06:51:50 | 映画(日本 2000年以降主演女性)
高校の学園祭のシーズンである。学園祭を描いた青春映画はたくさんある。その中で「リンダリンダリンダ」は大げさにファンキーにならず、静かにじわりじわり後半に向かって盛り上げていく流れである。制服姿の若者たちがまぶしい。うらやましいと思いながらパワーをいただきに行く。

ある地方の共学高校でバンドを組む女の子たち。高校の学園祭を目指していた。ところがトラブルでバンドが分裂の危機となる。残った三人前田亜季、関根史織、香椎由宇はそれでも文化祭の参加を目指す。ボーカルがいない中、参加したのは韓国人の留学生ぺ・ドゥナ。まともに日本語がしゃべれるわけではない。それでもブルーハーツの「リンダリンダリンダ」を歌おうと練習に励みだすが。。。。

突っ張っているギター香椎、黙々と弾く4人姉弟の姉さんベース関根、かわいい女性的なドラムス前田に加えての留学生ぺのボーカルである。ボーカルはカラオケ屋に行って歌の練習をしようとするが、ドリンクを頼まないとだめよといわれて、自分はペットボトルの水を持っているから、ドリンクはいらないと店員と何度もやり取りするところはなかなかの名場面だ。そういう逸話を交えながら後半に向かっていく。個人的には美人の香椎よりもベースの関根史織の淡々としたところに好感が持てた。地味だけどベースのコードラインかっこいいなあ!
文化祭!いい響きだ。あのころに戻りたい
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ハッピーフライト

2009-08-19 21:07:37 | 映画(日本 2000年以降主演女性)
「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」の矢口監督の最近作。旅客機に携わるさまざまな人に焦点をあてる。主役らしき人はいるが、アルトマン監督の映画のように登場人物は多い。娯楽として楽しむにはいいのでは

ストーリーは単純で、羽田発ホノルル行きの旅客機が、旅立つ前からスタートして、途中エンジントラブルで混乱する様子を描く。

一つのフライトにかかわる人がたくさんいる。
機長と副操縦士
チーフパーサーとスチュワーデス
空港のグランドホステスと統括マネジャー
飛行機の整備士
管制塔で指示する人たち
航空会社で運行状況の確認をするコントロールタワーの人たち
などそして乗客である。
それに加えて、飛行機の離陸を写真に撮っているオタクたちが加わる。

一つの便だけでずいぶんとドラマができるものだ。スチュワーデス物語などある部分に焦点をあわせているが、ここでは一つに絞ってはいない。それだけに面白いし、逆に映画だと一つのフライトだけにしか絞れないだろう。
理不尽な人たちがずいぶんと出てきて、みていてむかつく場面もあるが、大げさになるのは仕方がない。上下関係がずいぶんきつい世界なのかな?

おそらくはかなりの準備期間を経て、つくられたのではないか。矢口監督の取材振りには感心する。それと同時に脚本の作り方もうまいと思う。大傑作という感じはしないが、娯楽として楽しめた。


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トウキョウソナタ  小泉今日子

2009-08-02 19:44:07 | 映画(日本 2000年以降主演女性)
リストラされた香川照之とその妻小泉今日子を中心にある家族を描く黒沢清監督作品。お互い仮面をかぶったような生活をしている。せつないが、こういうことって最近あるのかな?とも思う。

会社の総務課長だった香川照之は突如会社にリストラされる。妻小泉今日子にはその話を言えずにいた。毎日背広を着て職場に向かうふりをして出て行く。職探しをしても希望の職にはありつけない。大学生の息子はアルバイト中心で自由に暮らしているが、ある日突然アメリカ軍に入りたいと言い出す。下の息子は小学校6年生、あるときマンガ本を持っているのを担任に見つかり教室内に立たされる。しかし、彼は教師に向かって、「電車の中でエロ雑誌を読んでいるのを見たよ」という。そのせいで学校内で非常に気まずい立場になる。そんな時ピアノ教室で美人教師井川遥が教えているのを見て、自分もピアノを始めたいとねだるが、両親は猛反対。。。。

バラバラな4人家族の偶像。リストラされてハローワークに通う主人公。失業者に配る配給の食事を並んで食べる。しんどそうな姿だ。最近の雇用情勢の悪化で、こういう人たちがあふれているのかと思うと心が痛む。主人公はそういう失業者たちがたむろするところで、ばったり昔の高校の同級生に会った。実は彼も同じリストラ組であった。その同級生は一時間に5回携帯の電話が鳴る設定にしていて、忙しそうなふりをしている。家族に偽りの姿を見せている。こういうことまでするのかと思った。自分も今回ボーナスずいぶん減ったけど、こういう目にあうよりはまだましかと思った。

小泉今日子が40を過ぎて、いかにも主婦らしい役を普通に演じれるようになった。別に派手な動きをするわけでない。それがいい。井川遥のピアノ教師も割りといい。素敵に年齢を重ねている。
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ぐるりのこと

2009-07-04 21:11:52 | 映画(日本 2000年以降主演女性)
子供のいない夫婦と彼らを取り巻く家族、仕事の仲間を描く。
木村多江とリリーフランキーの主役二人が好演。リリーフランキーが演じる法廷画家がおもしろい。
脇役陣が非常に豪華である。現在考えうる中で一番の日本の名脇役を揃えている。

出版社に勤める木村多江とリリーフランキー夫婦を中心にストーリーは流れる。
ぱっとしない画家リリーは友人からある仕事を教えてもらう。法廷で判決を聞くときの被告の様子をスケッチする仕事だ。二人の間に子供ができたが、生まれてすぐ死んでしまう。木村は子供ができないことで心を痛めてしまう。

法廷の描写がおもしろい。
同じ裁判物でも「それでもボクはやっていない。」では捉えていない描写がある。
裁判の内容よりも、傍聴席にいる人たちにスポットを当てる。話題の犯罪には、傍聴券を求めて行列ができる。傍聴券を取れた後、中には速報で判決を伝える人、被告の表情をスケッチする画家が傍聴席に座る。オウム裁判や宮崎ツトムを思わせる裁判が出てきて、その裁判の特徴が良くわかる。

神がかったお灸の先生倍賞美津子が木村の母親。年取ったなあ、倍賞さん。
木村の兄は不動産屋で、時代を経るにつれて落ちぶれていく姿も描いていく。
ちょっとだらだらとした印象を受ける。裁判例も多すぎるのでは?もう少し簡潔に編集できたのではないかな?いろんな題材を選びすぎていて、焦点がはっきりしない気もする。悪い作品ではないが傑作とまでは。。。。
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隠し砦の三悪人  長澤まさみ

2009-04-24 06:45:57 | 映画(日本 2000年以降主演女性)
黒澤映画のリメイク。テンポ良く展開する前作のいいとこ取りをしようとしたが、アイドル映画のようにもなってしまったのはどうかな?

時は戦国時代早川、山名、秋月の3つの国が国境を接して勢力を争っていた。財宝に富んでいる秋月を狙って、金はないが兵の力がある山名が攻め入り、城を占拠する。しかし、秋月の財宝は寸前に持ち去られていた。同時に秋月の姫長澤まさみは家来とともに去っていた。山名の百姓あがりの2人松本潤と宮川大輔は攻めた秋月の川沿いで金を発見する。するとすぐそばに長澤を見つける。長澤には阿部寛という強い秋月の侍がついており捕らえられる。阿部寛は問う。「どうやったら早川まで逃げられるか?」、二人は答える。山名経由で早川に逃げたらどうかと
敵地を通って逃げればわかりづらいという言葉を信じて、阿部侍と長澤姫は二人を従えて山名へ入ろうとする。そしていたるところに山名の兵士がいることに気づき、普通に関所を通って山名の領土に入ろうとするが。。。。。。

基本的なストーリーの流れはここあとまで前作と同じである。山名の百姓二人が前作は藤原釜足と千秋実であった。いかにも普通の百姓、コミカルに演じた。今回も二人は楽しく演じようとするが、アイドルが出てくるのでちょっと二の線が残り、展開が弱くなる。そこが残念。。
長澤まさみはいつものように美しく姫を演じる。この作品での色っぽい逃亡姫は及第点程度。中途半端だったかもしれない。
阿部寛のセリフの言い方はかなり三船敏郎を意識している。しかし本家に比べると迫力に欠けるのは仕方ない。わりと良かったとは思うが。。
むしろ敵将の椎名桔平がいい味出していたと思う。二の線じゃない役がうまい。ここ数年、七変化ができるいい感じの役者になったと思う。
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世界の中心で愛を叫ぶ  長澤まさみ

2009-04-18 05:56:00 | 映画(日本 2000年以降主演女性)
今の日本の若手女優でこの子は将来大女優になると思わせるのは、長澤まさみをおいて他にいないと私は思う。その彼女が信じられないほどのオーラをぷんぷんさせるのが「世界の中心で愛を叫ぶ」の亜紀役であろう。

柴咲コウと山崎努の出演作を記述してなぜかこの作品気になった。序盤のテンポが悪くだらだらしている部分も長いが、長澤まさみのオーラが強くなるにしたがってじんわりと盛り上げていく。

大沢たかおは故郷四国?の海岸沿いの町で青春時代をすごす。しかし、いまだ青春時代の恋から逃れられない。その幻想にとらわれ故郷にもどり彼女との思い出の場所を歩く、柴咲コウも大沢と同郷、彼女はその昔ある女性から渡されたテープを発見して聴き驚き故郷へ戻る。
大沢は中学時代ひょんなことで同級の長澤まさみと親しくなる。運動もできて、頭もよくかわいい彼女はみんなから羨望のまなざしで見られている。そんな彼女と親しくなり付き合うようになる。深夜放送のリクエストでのやり取りをしたり、離島へ遊びに行ったり楽しい青春時代を過ごすが、あるとき彼女が突然倒れる。彼女は白血病に犯されていたのだ。。。。。

普通の健康な男子高校生だったら、誰しもが長澤まさみのような女の子と付き合ってみたいと思うであろう。陸上競技のユニフォーム姿は実にかっこいいし、大沢の青春時代の場面で一緒にバイクに乗るしぐさ、前日の深夜放送をネタに校内の廊下でいちゃいちゃする場面はうらやましいとさえ思ってしまう。
彼女の作品で他に印象深かったのが、テレビの「ドラゴン桜」である。今で考えてみるとそうそうたるメンバーが生徒役をやっていた。新垣やダルビッシュの奥さんになったサエコも含め、ものすごくかわいい女の子ばかりで少々驚いた。時代が違うのであろうか?私の高校の同期から2人東大にいった女性がいた。ちょっとイメージが違う。しかし、その中でも長澤まさみはありうるのかな?という印象を持った。

大沢たかおは普通。柴咲コウは長澤まさみのオーラに裏方のようだ。しかし、この本は柴咲のコメントでバカ売れにつながったとも言われている。大沢の学生時代を演じるおにいちゃんは、顔もどことなく似ていていい感じだ。がんばっていると思う。山崎努はいかにも彼らしくここでも素晴らしい。
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少林少女  柴咲コウ

2009-04-07 21:17:51 | 映画(日本 2000年以降主演女性)
柴咲コウのアクションジャケットでつい見てしまった。

監督の本広克行は「踊る大捜査線」などで有名
うわさによればアニメオタクらしい。そういったにおいをさせる作品である。
特撮もの嫌いではないが、脚本に無理があり不自然さを感じさせるかも

少林寺で修行をしてきた柴咲コウが日本に戻り、もといた道場へ戻るが
そこには誰もいない荒れ果てた姿に。昔の仲間江口洋介を探して中華料理屋へ
そこには中国人3人が働いていた。その中の女性に誘われ、大学のラクロス部に入る。大学の学長には仲村トオル、ナインティナインの岡村も働いている。
鍛えてきた身体能力を生かして試合に参加するが、個人プレーにはしり、点がとれない。
チームワークの重要さを再認識する。
仲村は大学を支配しているが、元は少林寺の道場で修業していた身
道場での昔の関係から柴崎コウの邪魔をしはじめる。。。。。

アクションはむしろ後半に集中する。
ただちょっとオーバーかなあ?!

ワイアーアクションでは「グリーンデスティニー」や「LOVERS」のチャントィイーが良い味を見せた。
「グリーンデスティニー」の2階建て食堂での追っ手との格闘はリアル感があって名シーンだと思う。
それと比較するとリアルを大きく脱したところが気になる。
(要は相手の人数多すぎで本当に勝てるのかな?と思ってしまうこと)
ナインティナインの岡村がなかなか良い味しているが、ワイアーアクションを超えすぎていて現実をはるかに超越した世界でちょっとどうかな?といった感じ

でも柴咲コウはかなりがんばったと思う。アクションシーンはかなり修羅場といった感じだし、スタントがいたとしてもある程度の少林寺の型は見せなければならない。
ついでにラスロスまでやってしまうんだからたいへんだなあ。
「ラクロス」って名前だけは知っていたけれど競技内容知ったのは初めてだった。
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赤い橋の下のぬるい水  今村昌平

2008-12-10 06:40:28 | 映画(日本 2000年以降主演女性)
映画復活してから、どうも性にかかわる映画ばかり見ている気がする。
意識していないのだが。。。

今村昌平は日本の監督の中では一番好きな監督の一人である。
日経新聞の「私の履歴書」に連載されたことがあった。毎日が楽しみであった。いかにも仕事師である。昭和30年代後半から40年代前半にかけての映画製作エピソードは狂気に迫るものがあったと記憶している。

晩年は年を取ったせいか、田舎の小さい町でロケをした作品「うなぎ」「カンゾー先生」そして「赤い橋の下のぬるい水」は暖かい作品である。

「赤い橋の下のぬるい水」は、リストラされて職探し中の役所広司が主人公。ホームレスの北村和夫に北陸の赤い橋のそばに壺の宝物があるといわれて訪れる。
そこには倍賞美津子、清水美紗の母娘がいた。清水美砂がスーパーに買い物に行くところを追っていくと、彼女が股から水を漏らしながら万引きするのを目撃する。
役所は万引きの場所で彼女が落としたアクセサリーをもって、赤い橋のそばの家を訪れる。家に上がったあと、彼女と結ばれ、実は彼女がいわゆる「潮吹き」の女性だと知る。。。。気がついてみると役所はその町にとどまってなれない漁業関係の仕事をする。そして身体に水がたまったことをサインする清水美砂と結ばれる。
ぬるい水とは、彼女が大量に吹いた「潮」の水が排水口から流れ行くことの事を言う。

うなぎのコンビの再現である。今村昌平の作品は芸達者が脇を固めるがこの作品もそうだ。坂本スミ子、倍賞美津子は以前コンビを組んだ仲間。北村和夫は小学校からの今村の同級生である。小学校ではさぞかしお坊ちゃんだったのであろう。それにミッキーカーチスや中村カツオ、妙な黒人学生ランナーが加わる。

ほぼ遺作に近い作品だが、ほのぼのと2時間を過ごせる。
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