浦和戦観戦記?・・・この敗戦の意味を心に刻んで

2006-03-27 | 横浜F・マリノス

「F・マリノスより、いいプレーをしたレッズは勝つべくして勝ったと思う」

この虎の言葉をかりるなら、「マリノスは負けるべくして負けた」
悔しいけれど、そんな試合だった。

正直、好調浦和と闘うに当たってスタメンを変えてくる
(浦和キラーとか)のではという勝手な想像をしていた自分。しかし違った。
確かに4連勝をしてきて好調なままのメンバーを監督が起用するのは当然だ。
しかし、そのメンバーのコンディションは開幕時よりも明らかに違う。
勝利してきた中でも課題は多く噴出した。しかし改善されは、元に戻り、を
繰り返しチーム状態が前進しているとは断言できない状況の中・・・

前半はお互い守備力が非常に高く簡単には前線で攻撃をさせない。
一進一退の攻防。中盤で激しくボールが動く。
さすがに相手は横浜攻撃の最大の武器であるブラジルトリオに対し、
厳しくマークをつけ、なかなか自由にさせてもらえない。
左右サイドも機能しない中、良かったのが良治
本当に良治の守備には何度バックが助けられていることか。
走り回るということはなくとも、肝心なところで必ず良治の足がw
スキあらば前線へもパスを繰り出す。
個人的にはもっと攻撃も見たいけどね。鮪ンが相方だとそれもしょうがないか…

どちらも譲らない両者。しかし、前半終盤に、CKから失点。
シュートされる時一瞬達也の動きが止まったように感じたのだが・・・(苦笑)
このCKを与えた場面では、浦和の左からの攻撃を止められず、
人数をかけたDFにも関わらず右にクロスを上げさせた事から始まった。
最近サイドが一対一で簡単に抜かれる場面をよく見るような気が。。
相手がまさに鉄壁だっただけに、うちの守備の綻びが目立つ試合となってしまった。

後半、一点を追う横浜は攻撃に出る・・・ものかと思われたが、
立ちあがりに集中力を欠きまた失点。
それでも諦めない横浜は攻撃に出る・・・が、浦和の守備の前に決まらない。
するとたちまちペースダウン。いつもの・・・(汗)
ここで監督は選手交代。これもいつもの・・・(滝汗)
結局いつものパターンでこの大事な試合で選手交代枠を2枚使ってしまう。
この日の久保はポストも出来ない、足元もままならない、
誰が見てもコインブラが見ても調子が悪いのに変えられない。
結局選手交代で隼磨、ジローが入るも流れの打破には至らず。
(ジローのこの時唯一とも言えた熱い闘志には感動したけどね。)
次のカードを切ろうにも1枚しかない交代枠。なかなか次の一手が出せない
状況に自ら追い込んでしまったような形になった。
最近何か無駄な交代をしている気がするのだが。。。

終盤に差し掛かり、守備力を落として大島を投入してやっと1得点するも、
直後にまた失点。(大島の得点には救われたよ・・・)
前がかりになっているからというのもあるけど、「最強の守備力」なら…ね。
最後まで浦和の術中に嵌りながら一戦を終えた。

結局今のうちの強さは「個」の力にあったのかなと思う。
相手がそこを徹底的に抑えてきたらどうなるか…それを見せつけられたようで。
今の浦和はベストじゃないチームで闘えるほど甘くは無かった。
と、落ち込んでいてもしょうがない。完敗は完敗。言い訳はいらない。
しかしたかが一敗。大事なのはこの敗戦をどう受けとめるか。
そして敵ながら浦和の「サッカーには」(←ここ強調w)
学ぶべきものも多かったように思う。
それらを今後に繋げるのか、それとも無駄にするのか。
もちろんマリノスは前者の方だと思うし、必ず次戦は素晴らしい試合を、
本来のマリノスのサッカーつまり「全員サッカー」を見せてくれると信じてるぜぃ!
そしてもちろん浦和にも次は借りを返してやろう。
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浦和さん勘弁してくださいよ~

2006-03-25 | 横浜F・マリノス

小野選手欠場とも言われてましたけど、一人情報戦だったんじゃないっすかー。

【横浜・栗原 流血覚悟で完封する】(24日スポニ○)
【横浜DF栗原、流血覚悟のセットマーク】(24日ニッカ○)
【《横浜M》攻めて勝つ!!】(24日スポーツ報○)

【横浜市内で完全非公開練習】(カナロコ)
【岡ちゃん急きょ非公開練習】(スポニ○)
【横浜M・中沢は小野との対戦にワクワク】(サンス○)
【岡田監督制約なし】(スポーツ報○)

一部では練習を休んだ小野選手が欠場濃厚かとの報道もあったが、
一夜明け出場可能との事。
まぁ横浜にしてみれば、出場するもしないも浦和は一人欠けたところで、
急激に戦力ダウンするようなチームでもないから、やることは変わらないわけで。
とにかく全力で自分達のサッカーを貫いて勝つ!ただそれだけ。

前節では先発落ちした久保も先発復帰濃厚。
総力をぶつけて浦和に挑む。
今の浦和に勝てれば、横浜の強さが本物だって事を証明できると思うしね。
何より頂点を目指すなら浦和を倒さねば話にならない。
再びの挑発などあまりいい流れではないけど(苦笑)、
激闘になるのは間違いないので気を引き締めて闘って欲しい。
ただ一つ不安材料があるとすれば、何やらコインブラ氏が来られるとのこと・・・
相手もそうだと思うが空回りしまくりの試合だけにはならぬよう(汗)
本当に血が流れる試合だけは勘弁(滝汗)

観客動員も5万を超えるのは間違いないらしい。
相手が相当の数で来ると思われるが、ハート熱さも負けないように
いつも以上に気合入れて行ってきます。
選手達に勇気と闘志を与えられるような応援を!
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叩かれるサッカー 見守られる野球

2006-03-24 | その他

もしジーコJAPANが韓国に連敗したとしたら

準決勝、決勝と素晴らしい試合でWBC初代チャンピオンに輝いた野球日本代表。
その闘いにはNEVER GIVE UPの精神を教えてもらい、感動を与えられた。
が、この大会を通して一つ疑問に感じたことがある。
何故、日本(メディア)はこんなに野球・日本代表に寛大なのだろう・・・と。

確かに決勝Tに進出してからの2試合は素晴らしい試合だった。
しかしそこに進むまでのプロセスは決して褒められるものではない。
ミスによる敗戦、監督の采配ミスもあった。
これがジーコJAPANなら・・・ボロクソだな(苦笑)
サッカー日本代表が無様な試合を見せた翌日には当然のように、
サッカー専門家、サポーターはもちろんのこと、
それ以外の専門外のコメンテーター等までもが批評(批判)を展開している。
日本においてサッカーを見る目は結構厳しい

個人的な思い込みでは、世界の勢力図的に日本の野球とサッカーの
位置付けは全く違うところにあって、
日本野球はトップレベルの力を持ち、世界とも同等の闘いが出来るのは当然、
一方日本サッカーは発展途上でまだまだ世界とは力のがある、
というのが自分の中での考えだったから、この度の大会での日本のプレー
に対する周囲の寛容な態度、意見には少し面食らった気持ちなんだよね。
韓国に2度負けた事、ミスで自滅した事などもっと厳しい意見がぶつけられる
ものだと思ってたから(苦笑)しかしそうじゃなかった。
誤審問題も、誤審を指摘するのは当然であるが、
サッカーならば「(誤審の)それ以前にもっと得点をしていなかったのが悪い」
と監督、選手なりサポーターが述べる事も少なくない。
しかし今回の誤審にどのメディアも日本代表を全面的に擁護した。
イチロー選手の韓国戦敗戦後の「を飲みあかした」という発言にも
サッカー代表(例えばヒデが)が同じ状況で同様の行為をした場合、
おそらく「(試合が続く)可能性があるにもかかわらず」と酷く非難されるだろう。
しかしイチローを賛辞しても、この発言に苦言を呈するものはほとんどいない。

結果がすべてなのが勝負の世界だしね、結局、野球日本代表は
優勝という最高の結果を出したのだから賛辞されるのは当たり前なんだけど。
客観的に見ていて、いやー寛容だなーと思ったもんでこんな事を書きました。
アジア杯でジーコJAPANが優勝した時は、
試合内容にボロカス言ってたな~なんて思い出しつつw

しかしながら、日本全体にサッカー日本代表に対して厳しい目があることは
悪い事じゃなくて、逆に幸運な事だなと思う。
無様な試合をしたら批判(酷評)されるのは当然の事だし、
擁護されるより、そこから反省だったり悔しいと思う気持ちが育ったり
する事の方がよっぽどチームに後々齎されるものは多い。

次はサッカー日本代表の番。例え厳しく指摘、批判されようが
王JAPANのように最後には笑って、日本中から賞賛されるような
闘いをして欲しいと願っている。
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