選手層薄っ

2010-09-26 | 横浜F・マリノス
結果的にそう言われてもしょうがないよね今日の試合。
小野もマツもいない。ならば・・・
チームのために勝利のために自分はどういうプレーをしなければならないのか、
どういうプレーを必要とされているのか、
全員がそう考えられた時にこそマリノスのサッカーが出来るんじゃないかな。

ゴールがなくても、アシストがつかなくても、
「あの動きがあったからこそゴールが生まれた」
そんな献身的な役割にこそ価値を見いだせるような価値観をチームに関わる全ての
人が持つことができたとしたら、横浜はもっと強くなれると思います。

色々な事情があって、ホームしか観戦できないサポーターもいる。
彼らの、彼女達の笑顔をもっと大切にして欲しい。
磐田戦、絶対に勝利を。

2人のファンタジスタ・・・名古屋戦観戦記もどき

2010-09-21 | 横浜F・マリノス
半ば諦めていた名古屋遠征。
それでも何とかしてやろうと粘って粘って試合2日前に力でねじ伏せ勝ち取った名古屋行き。
「チケット取ろうぉ~♪」
いつもの感覚でチケットサイトに飛ぶと「予定枚数終了」の文字。。。

「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁ」

瑞穂に何が起きた・・・あっ・・・あそこ今、首位か・・・
完全に油断をしていました。

例年の感覚で鷹揚に構えていたが、まさかのチケット完売。
それでもやっぱり諦められるわけもなく、指定席をおさえ新幹線をおさえ、名古屋へ。

指定席なんて何年ぶりだろうか・・・(苦笑)。


ナゴヤ暑い。
そう聞いていたが、新幹線を降りると爽やかな風。
なかなかいい。
指定席ということで、時間に余裕があるので名古屋駅をぷらぷらするも、
気持ちは瑞穂に向かっちゃっていたので、身体も瑞穂へ向かう。

まったく指定席の意味が無ぇ。

道中、前記事にも書いたが道を訊かれた。
わざわざトリコロールに訊くこともないだろうに・・・
後ろのおじさんがニタニタ笑っていた。
答えられなくてすみません。
余談だが、私は普段から道を訊かれることが多い。
一日に2件ということも珍しくない。
スタジアムでもマリサポ老夫婦に席を訊かれた。
そんなに道訊きたくなる顔してるだろうか。
それでなくても、地方遠征はよく声掛けられるよね。
それが一つの楽しみでもあるけれども。
今回の名古屋では「今日はどこと試合なんですか?」と
サッカーを知らなそうなおねぇさんになかなかセンスのいい質問(笑)を受けたので、
名古屋に来てんのにガンバですとかはねぇしと思いながら、
「中日ドラゴンズです」と答えた。本気にしてなきゃいいが。


瑞穂に到着すると何とかDayというスポンサーDayらしかった。
チケット完売は名古屋首位ということでもあるだろうが、
何やらばら撒き臭いという気もしてくる。
だって日本代表のユニフォームの人がやたらと多いんだもん(笑)

指定席に着く。
ああトリコロールが遠い・・・
寂しくなって人ごみに紛れてコンコースに出ると、男くさい絶叫がこだましている。
アップ中の選手達の声だった。
マツ・・・声やたらとデカイ・・・

いよいよ名古屋との試合が始まる。
川崎戦で負傷した小野くんにかわり、アーリアが先発。
それ以外に変更なし。

序盤は案の定のスロースターターっぷりで押し込まれる展開が続く。
とはいっても名古屋も選手間の呼吸が合わず、横浜は救われる。
小野にかわって、アーリアの起用ということでタイプの違う2人だが、
どのような使い方をしてくるのか、そこがこの試合の大きなポイントでもあった。

序盤から前線への縦パスを何度か見せる横浜、
ここ数試合結果が出ている攻撃スタイルをこの試合でも貫くようだ。

ただやはり違う。
それもそう、小野とアーリアはタイプが違う。
小野は前線を掻き回し、そして前を向いてボールを引き出し走るタイプ。
同タイプの功治と息の合ったコンビネーションを見せる。
一方アーリアはDFを背に抑えながらボールを受けに行くタイプ。
ポストとして大きな役割を持つが、
前を向くには多少時間がかかり、時間的ギャップが出てくる。

この日のアーリアのプレーはアーリアらしさを見せていたし、
決して悪いものではなかった。アーリアはいいプレーをしていた。
しかし時間的なギャップが出る分、ここ最近の試合と比較してしまうと、
スピード感に欠けたことも否めない。
またボールを受けた時にもたつくこともあり、相手に狙われ処ともなってしまった。
もっと球離れを早くしたいが・・・
その分、兵藤が低い位置でプレーすることが多いように感じた。
好調時は、兵藤が高い位置でプレーしていることが多いため、
やはり名古屋戦では攻撃に苦戦していたのかなという印象を受けた。
アーリアにはもっと相手DFを引っ張る、釣るような動きを見せて欲しい。
そこんところは監督からどのような指示を受けたのかはわからないので推測ではあるけれど。
小野と同じ役割を担うべきだったのか、
アーリアとしてのプレーをしてチームとしての攻撃スタイルを変えれば良かったのか・・・
そこの曖昧さが少し出てしまったのかなと思う。

名古屋はボランチが出場停止ということもあり、
中盤ではある程度フリーの状態でパスを出せる場面が多かった。
つまり俊輔がいい状態で前を向いてパスを出せるチャンスは前半には多くあった。
しかし前線の動きが少なく、チャンスを活かしきれない。
功治もこれまでのような動きは出来ないでいた。
俊輔もこの試合ではサイドで孤立する場面が多かったように思います。
改めて”汗かき役”の存在の大きさを感じる試合でもあった。

それでも先制点の場面は、狙い通りに俊輔からのピンポイントクロスに天野が合わせてゴール。
練習でも行われていなかったプレーらしいが、
繰り返し行われてきた練習の中で身についた感覚から生まれたゴールであり、
チームとしての攻撃ビジョンの共有から出たプレーなのだと思う。

しかしながら、中盤が自由にプレーできたことからも、
この前半で勝負を決めるくらいの思い切った攻撃を仕掛けてもよかったのではないか。
暑さの中の14時開催という状況で運動量がそれほど上がらなかった両チーム。
そんな試合の中で、首位・名古屋と言えども、勝つチャンスは確実に横浜にあったと感じた。

後半に入ると展開は一変し、主導権は名古屋。
その勢いのまま、ひとつのミスから同点弾を許した。
確実に決めてくるところは、首位を走るチームの勝負強さか。
ただひとつ感じたのは、攻勢と言えども、名古屋の攻撃が一辺倒であったこと。
今後対戦するチームにも十分付入る隙はあるのではないだろうか。
試合中、元母国語で喧嘩してる人もいたしね(苦笑)

不思議と負ける気はしなかった。
正直これがピクシーのチームなのかと思うほど。
でも優勝を狙うチームはこういう戦い方になるのはしょうがないのだろう。
勝利を追求する戦いは自然とこういう戦い方になる。
それはよくわかっている。

横浜は勝ち越しに賭け、選手交代。
しかし、交代のタイミング、チョイスがイマイチで、チームのバランスを欠き、
結局交代選手の力を活かせないまま。
一方守備は、名古屋の攻撃を受けるも、
組織的守備と飯倉の好セーブでゴールは割らせない。
両チームとも決め手を欠き、試合は1-1のままで終了。
功治や、千真のいいプレーもあったんだけれど、
名古屋の守備はうまく審判の癖を利用していたという印象があった。
ピンチの場面ではうまく”見せる”ことで、ファールを取って凌いでいたなぁと。
こういう”したたかさ”は強さの象徴でもあると思います。

試合が終わってみれば、
満員のスタジアムには寂しい試合であったかなと思います。
横浜にとっては、前対戦で完敗をした相手、首位を独走する相手に引き分けたということで、
前向きに捉えたいところでもあるが、
この試合、内容を見ても勝てる試合だっただけに悔しさの方が大きい。

またジャッジも試合に水を差してしまったことは残念でしかたない。
ミスジャッジもさることながら(メインスタンドからはよく見えるのよね)
あの止め方は試合を退屈にさせるだけ。



首位・名古屋のリスクを最小限に抑えた手堅い試合運びと、
ゲームの中に見せる”したたかさ”に横浜は勝ち点1を獲るに止まった。
今の名古屋は強いのだろう。

でも・・・

首位・名古屋に対して前半からリスクをかけても自分達のサッカーを、
”楽しいサッカー”で勝ってやろうとする姿勢を最後まで貫いた横浜。
本当に勝ちたかった。でも、監督になったとしてもなお、
ファンを魅了しようとする日本のファンタジスタ・木村和司のチームに
誇りを感じた名古屋での試合でした。


名古屋でマリノスサポーターが道を訊かれました。

2010-09-18 | 独り言
思い切りトリコロールに身を包んでいる人(自分)に、
道を尋ねるすげぇ人に名古屋駅で出会いました。
「ちょっと神奈川からきた者で名古屋はちょっと・・・」と苦笑い。

名古屋との勝負の一戦。
1-1の引き分けをどう捉えるかは、今後に大きく左右すると思います。
決して悲観する結果でも、内容でもなかった。
この結果をどう受け止め、どう次に繋げるか。
横浜にはここで、本当の強さを見せつけて欲しいと思います。

しかしこの対戦に、コントロールも、安定したジャッジも出来ないレベルの低い
審判を当ててきたのって何でしょうね。あまりに稚拙だった。
もっとこの対戦、いい試合になっていても良かったのになぁ。残念です。

もっと強くなりたい・・・川崎戦観戦記もどき。

2010-09-17 | 横浜F・マリノス
川崎中に貼ってある小宮山のポスターを今だけはニタニタしながら見ています。


暑くて、熱い闘いでした。

9月11日。
例年ならば季節は秋。しかし今年は真夏の中、16時開始の試合をむかえた。
”横浜夏弱ぇ~じゃん”
いつの間にかそんなイメージを持つようになっていたが、
今季に関しては8月、4勝1敗なんすね(笑)

さて、等々力でむかえたアウェイ川崎戦。
前回対戦では、これまでのリーグベストゲームとも言うべき内容と結果で勝利。
俊輔のゴールの衝撃は今でも脳裏に焼き付いている。
川崎はナビスコ杯を戦い厳しいコンディションでむかえたこの試合、
条件から考えても絶対に負けるわけにはいけない。
そして、やっぱ個人的には地元だからかね、
もちろん他にも負けたくないけど、川崎は余計に絶対に負けたくないんすよ。
それも大勝したい。
等々力ではいい想いがほんとにないから、かなり気持ち入りました。

川崎の先発メンバーを見てやはり注意すべきは外国人コンビ。
特に今季はパッとしないと言えども、等々力ではジュニーニョが怖いと思ってたけど、
案の定、やられたねジュニーニョに(苦笑)
開始1分、河合のクリアミスと言っちゃっていいのかな、
そこからのCKであっという間に失点。
ジュニーニョはフリーになってたし、こぼれ球が飯倉の手前に落ちて、
捕球に少し躊躇してしまったところをやられた。
今季はセットプレーからの失点が多いので、マークの点など修正する必要はある。

ただこの時間の失点は”事故じゃん”的扱いでそれほど落胆はない。
大事なのは、いかに気持ちを切り替えられるか。

それでも序盤は川崎ペース。
中盤での繋ぎにミスが多く、相手に押し込まれる展開も。
最近スロースターターなのよね、横浜(苦笑)
小椋が安定するとチーム全体の安定度が増すわけで、
つまり小椋がスロースターター???
小椋もCBにボランチ、でもって相方も変わったりと変化の多い役割だけに、
大変だとは思うけど守備のバランスは小椋にかかっているといっても過言ではないので、
頑張ってもらいたいところ。
1試合に1回は見せるミドルの精度も上がってるよね(笑)

試合が進むにつれ、横浜は安定感を取り戻し、徐々に横浜ペース。
運動量でも勝り、川崎にスペースを与えることなく、ミスを誘う。
しかし功治と小野の躍動的な動きで前線を轟かすも、得点には繋がらない。
川崎のGK・相澤選手でしたっけ?いい選手だと思いました。
前回対戦のメンバーなら、後半のアーリアの外したシュートなんかも入ってたんじゃね?(苦笑)

序盤を除いて、攻勢の横浜だが追いつけず徐々に焦りも見えるところ、
そんな嫌な空気を一掃したのは前半終了間際の功治の一発。
兵藤がファールを受け大丈夫か?と見ていたら、
素早いリスタートから俊輔真骨頂のパス。
前線の功治の足もとにピタリと入り、2人の守備を強引に振り切ってゴール!
俊輔のパスの精度(優しいんだよね~)、
功治のファーストタッチと強引さ、完璧なゴールだった。
理想的な時間に、理想的な形で同点弾。
もうイケイケです(笑)


後半に入っても横浜の攻勢は変わらない。
そしてそれは結果として早い時点であらわれる。
後半5分、ゴール前25m付近からの兵藤ミドルシュートが、
GKの手を弾いてゴールに吸い込まれた。
後半の立ち上がりの緩み、また横浜の攻撃の起点を絞り切れなかった川崎の守備。
ボールを受けた兵藤は全くプレッシャーを受けることなく、
コースもしっかりと空いていた。
兵藤は本来ああいうライナー性のミドルは得意だけど、
横浜では攻撃のバランスと周囲との連動性を考えて、
あの距離では強引なシュートよりもパスを選択することが多い。
しかし個人的にはセットプレーも含め、得意なもんはどんどん見せていって欲しいし、
いい意味で強引に、我がままに狙っていって欲しいと思っていたので、
この川崎戦での2得点は本当に嬉しかったなぁ。
セットプレーのキッカー、兵藤も選択肢としてあると思うけどなぁ。

逆転をしてもなお、横浜の攻撃は緩むことはない。
何せ相手は川崎、そしてこの等々力。油断をしていい相手ではない。

やはり運動量で勝る横浜がスムーズなパス回しを展開すると、
川崎はスペースを埋められない。
すると相手にしたら一番スペースを与えてはいけない選手・俊輔までもが
フリーの状態でプレーをする。
この人をフリーにしてしまったら横浜の思う壺。
ゴール前中央から川崎DFの間に軽く当ててパスを遠し、アーリアGKと1対1。
これは決まったと思って喜んだんだけど・・・。
アーリアもFWとして出場している限り、決めなければ。
3点目と言ったら、勝敗を決定する得点と言ってもいい。
本当の意味での強さは、このような場面で確実に決めていくとことにある。

決定機を外した横浜だったが、歓喜の瞬間はすぐ後。
またしても俊輔の縦パスがサイド裏に抜けた前線の功治に通り、
功治相手を引きつけながら中央フリーランニングしてきた兵藤にラストパス。
兵藤落ち着いて、この日2得点目。
見た目より難しいよく抑えたいいシュートだった。


勝負はついた。


その後、選手交代を経て猛攻を仕掛ける川崎だったが時すでに遅し。
横浜の守備はまさに”全員守備”
人数をかけ、サイドに押し出す基本的な守備をしっかり張る。
とても組織的な守備が出来ていたし、安心して見ていました。
川崎のブラジルコンビもバイタルエリアに侵入させなければそれほど怖さはない。

きっちり攻撃をして、きっちり守備をして、
まさに完勝と言える試合だったと思う。
等々力の風は気持ちよかったなぁ。


何より大きかったのは、俊輔と功治のコンビネーション。
以前はなかなか合わなかった2人だが、ここ最近は本当にいい。
以前からここでも「俊輔を活かすことのできる選手の存在」の出現の大切さを
書いてきたけど、最近は功治が本当に俊輔の正確なパスを引き出し、活かしている。
功治のようなプレーがあるからこそ、俊輔の良さが最大限に引き出される。
再三相手のサイドバック裏を突いて、突いて、チャンスを作る。
相手をサイドに引っ張るから、今度は中央が空いてくる。
そして兵藤のゴールが生まれる。

また、川崎戦の兵藤のようにミドルも積極的に打っていくことができれば、
DFは警戒し、どんどん引き出すことができる。
小椋もいいスルーパスを見せるなど攻撃バリエーションも増えてきてるし、
いいと思います今の攻撃。
欲を言えば、河合がボランチに入ったことで右サイドバックをケアできるので、
天野が高い位置をとることができた。
しかしそれでも攻撃参加がそれほど多くなかったので、
もっともっとサイド攻撃を活かしていけたらと思う。
そして決定力。確実に決めるところは決める。
快勝したからこその課題。


もっと強く。
もっともっと貪欲に。


川崎が泣いた

2010-09-12 | 横浜F・マリノス

全米が・・・川崎が泣いた。
自分の地元(川崎)で、横浜が勝つほど嬉しいことはないんです。
等々力では何度も悔し泣きしてきたから。
今日は地元をトリコロールで胸を張って歩いた。

サイコーの幸せ。


石川遼を超えた小野裕二

2010-09-10 | 横浜F・マリノス
電車に乗ると扉前に1組のカップル。
恥ずかしくなるほどイチャついている。
男性の方を見るとファッションの所々にトリコロール。
まさか・・・マリサポではあるまいな・・・。
もしマリサポなら一言言わせてくれ・・・羨ましいぞ。


天皇杯2回戦。
横浜にとっては今大会の初戦となりました。
処は三ツ沢。

和司・日産・天皇杯とくれば・・・「優勝」という言葉が自然と連想される。
私も幼い頃には、天皇杯と言えば日産というイメージしかなかった。
それがいつの間にか、天皇杯と言えば苦い想いしか浮かばなくなった。
天皇杯はすっかり遠い過去のものになってしまっている。
和司にとっても天皇杯は特別な想いがあるに違いない。
和司の監督就任決定には「名門復活」の期待が掛けられた。
もちろんリーグ優勝、そしてこの天皇杯を獲ること。
何としてでも和司とまた天皇杯を掲げたい。

初戦の相手は去年と同じV・ファーレン。
昨年の対戦では長崎出身の千真の大活躍で完勝したわけですが、
この日のメンバー表にはベンチにも千真の名前はありませんでした。
練習でもゴールしてるし、自信を取り戻させるにはこのタイミングだと思ったんだけどな・・・

俊輔も古傷を痛めて大事を取って欠場。
GKも飯倉に替わり、秋元とメンバー変更。
なぜだか一抹の不安(笑)

序盤から、横浜主導で試合が進む展開。
相手が引いてくることもわかっていたので、予想通りの展開ではあった。
ただ相手のプレッシャーに腰が引けていたのか、
明らかに少ない運動量のためか、
攻勢といえども、思うようなパス回しができない。ミスも多い。
最終ライン→中盤→前線の繋ぎの部分でミスが出てしまう。
ここんとこリーグ戦でも序盤の戦い方というか、
スロースターターなところは気にかかるところ。
その中でもミドルを打つなどの姿勢は見せていたが、ゴールを割ることができず、時間だけが過ぎる。

こうなってくると展開はあまりよくない。
案の定の、カウンターからの一発。
敵ながら見事に決まったよね(苦笑)
あの場面では、まったくサイドの相手につくことができなかったし、
中でもフリーにしてしまった。あの切り替えの遅さと言ったら(苦笑)
横浜はなかなか得点が決まらない展開に徐々にポジショニングがずれ始めていた。
やっていることもバランバランで、その隙を見事に突かれた失点だった。

前半での失点だったので、個人的にはそれほど焦りはなかったものの、
スタジアムの雰囲気は一変した。
横浜は失点後も変わらず攻撃の主導権は握っていたものの、
やはりやっていることがバラバラ。
誰が守り、誰が組み立て、誰がシュートを打つのか、何なのか、G裏から見ていても全くわからなかった。
全てがバラバラなのでバランスも取れていない。
とても危うい状態になっていた。
それは精神的な部分もそうで、「今何をすべきか」その意思統一が選手間でなされていなかったように感じた。
前半終了間際、小椋が見せていた怒りは尤もだったと思います。

G裏の焦りは凄かった。
失点後のヤジといったら・・・あれは叱咤激励ではない(笑)
特に私の周りが凄かったんだと思うんだけどね。
近くにいた子供が言ったんですよ。
「なんでみんなおこってばっかりいるの?」
以前もこんなことがあり、その時に聞いた声を思い出しました。
「応援しないの?」

子供の言葉はまっすぐで、時にグサリと心に突き刺さります。
そしてどんな言葉よりも正論なんです。

応援しなきゃね、そりゃそうだ。
頭に血が上って、いいプレーにも拍手することも、声援を送ることも忘れてたらいけないよね。
改めてサポートの意味を考えさせられる瞬間でもあります。


ただピッチは、スタンドの焦りをよそに冷静でした。
ブーイングを受けて終わった前半とは全く違うゲームが後半は展開された。

まずはポジショニングの変化。
攻撃陣は揃って高めの位置取り。攻撃の起点がかなり高くなった。
そして健太の動き。
久々の先発となった健太だが、やはり周囲とのプレースピードの違いを感じる。
前半は特にその遅さが気になった。

一発の輝きはさすがだが、それだけでは足りない。
今の横浜のスタイルと健太のプレーには微妙にズレがある。
それがこのところレギュラー外が多いことの原因ではないのか。
それでも後半はギアチャンジ。
球際の強さも、粘りも見せた。
出来るんだから、最初からやらないと。
健太はもっともっとやれる選手だから、もっとやって欲しいよね。
和司もそう思っているはずだよ。

序盤から猛攻を仕掛ける横浜。
前半も攻めていたけど、得点に繋がらなかったのには、
チームとしてどう攻めるのか、攻撃の方向性が見えなかったところにもあると感じていた。
しかし後半はしっかりと統一された意識を感じました。
長崎のサイド裏が空いているのは、G裏から見てよくわかった。
前半でも左を突いているようではあったけど、もっと深くえぐってDFを崩す必要があった。
後半はしっかりと深く、執拗に崩して中へ送るという一貫した攻撃が出来た。
欲を言えばもっと中に厚みがあると更に迫力が出てくるのだと思う。
中の枚数が増えてくるといいよね。

あとは繋ぐのもいいけど、シンプルにクロスを入れるとか攻撃バリエーションを
もっと増やしていけたらいい。
ただ長崎のカウンターも注意しなければならなかったので、あれはあれでいいのかな。

攻撃の選手一人ひとりの意識がちゃんとサイドDF裏のスペースを使うということに向いていて
また実際にプレーも徹底されていたなと思います。
指示によるものなのか、選手達のそれぞれの考えによるものなのか。
いずれにしても後半はチームとしての闘い方を徹底し、選手一人ひとりがそれをよく理解していたこと、
またそれが結果的に3得点にしっかりと結びついたということはポジティブに捉えたい。

それにしてもゴール後の功治がかわゆい。
小野くんのハニカミは石川遼くんを超えた。


まあ何はともあれ勝利。
よくあの前半から修正してきたなとも思うけど、
出来るなら最初からやってくれよと(苦笑)

和司も試合後のコメントで言っていたが、
こんなもの、なのかもね天皇杯。
勝利が全てです。


小野くんのトップチーム初ゴールと、端戸出場おめ!!
若い力がチームを底上げし、盛り立てていって欲しいです。


驚いた・・・

2010-09-08 | 独り言
レッドシアター終わったの?
深夜版から見てたから、ちょっとショックかも。
帰ってきたら最終回終わってるしな(苦笑)
ロッチが好きすぎなんだが(笑)

ところで清美はどうなったよ。。。

日本代表からのお土産

2010-09-07 | 独り言

両CBが代表に招集されると、何らかしらの負のお土産がついてくるような気がする。
同クラブから、守備の要であるレギュラー両CBを招集したからには、
こういう事態が起こることも想像するのはそれほど難しいことではなかったはず。
勇蔵は相手との接触によるものだから別としても、
佑二に関して言えば、年齢に加え、完全に疲労からくるものだよね。
クラブ側と言えば、先日の天皇杯に加え、リーグ戦でもこれからが大事な時期に入る上、
上位陣との対戦も控える。
まったく笑える話だ。わらっとこ(○´∀`○)ノ

小椋・マツを中心に最終ラインは形成されることになるんだろう。
小椋もマツも勇蔵、佑二に負けない・・・いや、超える力を十分持っているので問題なし。
マツが長崎戦の前半のように職場(CB)しなければ(笑)

それにしても、戦力として枚数が減ることには違いがないわけだし、
和司怒ってんだろうなぁ・・・(苦笑)


あっ・・・楢崎選手、代表お疲れさまでした。
やっぱアジア杯中国大会の代表は最高だったよな。

守護神のひとつのプレーが試合を動かす・・・新潟戦観戦記もどき

2010-09-05 | 横浜F・マリノス
気持ちい勝利でしたね。
日本代表ではなく、高円宮杯のユースのことです。
日本代表と言えば、あいかわらず・・・。
香川の縦への動きは素晴らしかったね。


気持ちいいと言えば、新潟戦。
好調新潟に対し、想像以上にいい試合を見せてくれた横浜でした。
それでも序盤はバタバタした展開。
劣勢だったのは横浜。
個人的には守備の要だと思っている小椋のポジションが安定せず、
新潟には中央で起点を作られピンチの連続。
攻撃に転じても、なかなか前線でボールが収まらない。
ホームではここんとこ勝てていないということもありイライラが募る展開に。
そして横浜最大のピンチ、ミシェウをフリーにしてしまい、飯倉との1対1。
やられたかと覚悟するも、飯倉しっかり腰を落として相手との間合いを測った。
飯倉のこの一つのビックプレーがこの試合を動かしたと言っても過言ではない。

飯倉のプレーによって目が覚めたのか、このプレーの後から徐々に展開は横浜の攻勢。
小椋のプレーが相手に引っ張られるのではなく、本来のものに戻り安定感が出始めた。
攻撃は、小野の積極性から徐々に勢い。
セカンドボールも拾えるくらい、全体の動きも増してきた。
が、出し手と受け手の呼吸が微妙に合わないというシーンも多々見られる。
序盤を除いて、横浜が攻勢だったがゴールまでには至らなかった。

早く先制点を・・・
攻勢も焦りを覚えるのは、ホームだからなのか。
しかしそんな焦りも後半が始まるとすぐにぶっ飛ぶ。
ハーフウェーライン付近で功治からボールを受けた俊輔がゆっくりステップ、
するとすかさずラインを上げていた相手DFの間に抜けるスルーパス。
瞬間に抜け出した功治がこれまた冷静にGKの動きを見た見事なゴール。
後半立ち上がりに新潟DFが油断していたミスと言うべきか、
俊輔と功治のテクニシャンの素晴らしい共演というべきか。
これぞ俊輔の真骨頂と言うべきスルーパスだったなぁ。

試合中盤から小野が前線でターゲットになり始める。
小野くんは大きくないが、やはり身体の使い方が巧いのと、強さがある。
加えて思い切りがあるので、ターゲットにもなる。

千真が見習うべき点はここにあると思う。
千真もボディバランスは抜群だし、本来は思い切りの良さがある選手。
しかしここ最近は結果が出ないことからの自信の無さがプレーに出ている。
小野はとにかく前を向く。
そして打つ。
FWってさとにかくシュートしていいポジションじゃん。
何本外したって打つ、それが唯一許されるポジションじゃん。
ゴール前で思い切りシュートを打たない千真は千真じゃない。

試合に話を戻すと、後半は先制後も安定試合運びを進める。
ただやはり追加点が欲しい・・・またもや焦りを生じるのは横浜だからなのか。
そんな中、左サイドで何てことなく小野のボールを受けた俊輔が、
するすると新潟の守備を抜け右足シュート。
やや左に巻いたボールがGKの指先を抜けてゴールに吸い込まれた。

「あっ入ったよ・・・」
そんな呆気なさ。不意を突かれたようなゴールにG裏は歓喜する。
しばらく騒いでピッチを見ると俊輔が転がっていたので、
怪我したのかと一瞬焦ったが、
松田さんがタックルしてたのね(笑)
まぁマツのタックルは本当に怪我しかねないけどね・・・

ホームで2得点、それも俊輔入れたとなるともう空気はオセオセに。
交代で入ったこの日のアーリアは、スーパーアーリアの日で(笑)個人的には裏MVPで。
まーとにかく走ってました。
出来る子なんだから、いつも走れ(笑)
あの得点もそんな頑張った成果かなと思います。
あの場面でGKに競り勝った勇蔵の高さも見事だったけどね。


序盤はあれだけバタバタしながらも、飯倉のプレーもあり、
プレーしていく中で徐々に修正していった。
守備でも攻撃面でも少しのズレをゲームの中で解消していけたということが、
勝利に繋がったのではないかと思います。
そしてまだまだ暑い中でも、よく動いていました。
2得点した後も交代した選手がもう1点獲りに行く姿勢が良かった。
功治にしても、アーリアにしてもFWとして結果を出すこと、
それには小野の存在が大きな刺激になっていることは間違いないと思います。

あとは千真だけ。
小野の存在が刺激になっているのは千真も同じだと思います。

横浜の快勝に、秋の気配を感じたのは私だけでしょうか(笑)
暑いですけど(苦笑)
でも、根拠のない自信があるんですよ。
秋冬は千真の季節になるんじゃないかって。