叩かれるサッカー 見守られる野球

2006-03-24 | その他

もしジーコJAPANが韓国に連敗したとしたら

準決勝、決勝と素晴らしい試合でWBC初代チャンピオンに輝いた野球日本代表。
その闘いにはNEVER GIVE UPの精神を教えてもらい、感動を与えられた。
が、この大会を通して一つ疑問に感じたことがある。
何故、日本(メディア)はこんなに野球・日本代表に寛大なのだろう・・・と。

確かに決勝Tに進出してからの2試合は素晴らしい試合だった。
しかしそこに進むまでのプロセスは決して褒められるものではない。
ミスによる敗戦、監督の采配ミスもあった。
これがジーコJAPANなら・・・ボロクソだな(苦笑)
サッカー日本代表が無様な試合を見せた翌日には当然のように、
サッカー専門家、サポーターはもちろんのこと、
それ以外の専門外のコメンテーター等までもが批評(批判)を展開している。
日本においてサッカーを見る目は結構厳しい

個人的な思い込みでは、世界の勢力図的に日本の野球とサッカーの
位置付けは全く違うところにあって、
日本野球はトップレベルの力を持ち、世界とも同等の闘いが出来るのは当然、
一方日本サッカーは発展途上でまだまだ世界とは力のがある、
というのが自分の中での考えだったから、この度の大会での日本のプレー
に対する周囲の寛容な態度、意見には少し面食らった気持ちなんだよね。
韓国に2度負けた事、ミスで自滅した事などもっと厳しい意見がぶつけられる
ものだと思ってたから(苦笑)しかしそうじゃなかった。
誤審問題も、誤審を指摘するのは当然であるが、
サッカーならば「(誤審の)それ以前にもっと得点をしていなかったのが悪い」
と監督、選手なりサポーターが述べる事も少なくない。
しかし今回の誤審にどのメディアも日本代表を全面的に擁護した。
イチロー選手の韓国戦敗戦後の「を飲みあかした」という発言にも
サッカー代表(例えばヒデが)が同じ状況で同様の行為をした場合、
おそらく「(試合が続く)可能性があるにもかかわらず」と酷く非難されるだろう。
しかしイチローを賛辞しても、この発言に苦言を呈するものはほとんどいない。

結果がすべてなのが勝負の世界だしね、結局、野球日本代表は
優勝という最高の結果を出したのだから賛辞されるのは当たり前なんだけど。
客観的に見ていて、いやー寛容だなーと思ったもんでこんな事を書きました。
アジア杯でジーコJAPANが優勝した時は、
試合内容にボロカス言ってたな~なんて思い出しつつw

しかしながら、日本全体にサッカー日本代表に対して厳しい目があることは
悪い事じゃなくて、逆に幸運な事だなと思う。
無様な試合をしたら批判(酷評)されるのは当然の事だし、
擁護されるより、そこから反省だったり悔しいと思う気持ちが育ったり
する事の方がよっぽどチームに後々齎されるものは多い。

次はサッカー日本代表の番。例え厳しく指摘、批判されようが
王JAPANのように最後には笑って、日本中から賞賛されるような
闘いをして欲しいと願っている。
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