浦和を喰らう-浦和戦観戦記?

2008-03-11 | 横浜F・マリノス

今年も観戦記を宜しくお願いします。

2008J1
横浜FM vs 浦和 @日産スタジアム   1-0
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3ヶ月ぶりのJ観戦。
毎年この時期に思うのは、Jがないと身体が鈍るということ。
自分を知ってる人からはいつも鈍ってんだろうと突っ込まれそうだが、
時間を経過するごとに開幕したという喜びが込み上げる反面、
体力は続かないし、声を出すことで精一杯よ。
精進せねばね。

いよいよ開幕しました2008。
でもって開幕戦はあの浦和ときたもんだ。
興奮しないわけはない。
いつものことだがスタジアムの対岸は浦和さんの大群。
赤く染まるスタンドがまたさらに興奮を掻き立てる。

我がマリノスは、主将河合の欠場など決して万全と言い切れる状態ではなかった。
それでも河合の代わりには松田がボランチを務め、
左には裕介と小宮山の併用、
そして新外国人のロペとロニと桑原新監督の元、
2008年新生マリノスの形が披露された。
個人的に注目していたのはもちろん新外国人の2人。

早速、ロペ&ロニがその技術を見せつけてくれた。
ロペは中盤で恐ろしいほどのボールキープ力。
数人に囲まれても取られない。
体格はいいが、とても足元が器用な選手なのだなと感じた。
普通中盤のそこでボールを持ちすぎると怖さしか感じないけど、
ロペに関しては安心して見ていられる。
左右サイドによくボールを振り分けていたし、ワイドな視野を持っている。
ロニとのコンビネーションも問題はなさそう。
ただ、動き回るタイプではなく攻撃に転じたときには、
周囲のサポートが不可欠かな。でもまだ始まったばかりだからね。
守備は情報どおり期待はしない(苦笑)

一方、ロニは後ろから見てると動きも容姿もマルケスに見える。
ただ非常にロニは小回りが効く。
攻撃に転じたときは必ずと言っていいほど、顔を出し、ボールに絡む
それだけ運動量もあるということだろう。
サイドだけを見てると、特に裕介、小宮山ラインなんかは、
基本的に動きに去年との違いは感じないんだけど、
2人の間にロニが入ってくれることで、スムーズなボールの受け渡しが出来る。
特に前半は浦和もその動きをなかなか捉えられず、
サイドが起点となって横浜はチャンスを生み出した。
各ポジションの潤滑油的な働きをしていた印象。

ただ2人に共通していえるのは、シュートの面でやや消極的かなと。
他クラブの外国人選手を見ていると、
開幕戦から積極的にゴールを狙う姿勢が見られたこともあるけど、
2人はこれからもっとを出していって欲しいとこれは個人的な願い。
開幕戦から2人とも結構フィットしていたと思うし、これからが楽しみ。

前半は、横浜ペース。予想外といっては何だが、攻撃的だったのは横浜だ。
こっちから見ても、浦和の状態はあまりよくなかった。
両FWにはそれほど怖さは感じなかったし、
それ以上に中盤がゲームを組み立てられないようだった。
それはマツがよく相手の攻撃の起点を抑えていたこともあっただろうが。
横浜の穴でもある右サイド裏を突かれることもあったが、
佑二とマツが跳ね返す。

後半になると、さすがに横浜の運動量も落ち、
ボールも上手く回せなくなると、浦和ペース。
嫌な時間帯をしばらく過ごしたが、それを打ち破ったのは先制点
浦和のサイド裏のスペースが大きく空いていたのはG裏からもわかった。
守備も手薄で、一瞬のスキを隼磨が突いて駆け上がると、中央にクロス。
浦和DFに当たるも、それがナイスアシストで小宮山へ。
小宮山は元々シュート力があるけど、まさか開幕戦ゴールしちゃうとはね^^

失点した浦和は当然得点を狙いに来るわけだが、
そんな中、ロニがこの日2枚目のイエローで退場
横浜は70分という早い段階で10人になってしまった。
浦和はFW4人という手段に出る。
が、やはり浦和の調子はおかしい。
確かにFW4人という状況は10人の横浜にとっては脅威だったが、
やはり浦和は中盤でのゲームの組み立てが出来ていない。
後半はDFが揺さ振られることもあったが、
浦和に連続したプレーが見られず、
シュートを打たれてもコースが限定しやすかったように思う。

さすがに終盤は劣勢に回ったものの、試合を通せば横浜にとっては、
開幕戦という難しい試合で、いい内容を残せたのではないだろうか。
これからコンビネーションが深まってくればかなりいい攻撃が出来るのでは、
という期待感も抱かせてくれた。

試合後のロペスの抱き合って喜びはしゃぐロペの姿も印象的だった。
ここ数年になかった、雰囲気のいい外国人選手。
あのビジョン写真といい、かなり個人的に大好物な選手。
だてにノゲイラという名前ではない。
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