勝ってよかった・・・

2011-07-24 | 横浜F・マリノス

今日の試合は、兵藤の技術力あるゴールに尽き、
そして俊輔のゆりかごを忘れたことに尽きる(苦笑)

高く突き上げた指は天を指し、
シュートに込めた気持ちはきっと天国のおばあちゃんと、
早大の大先輩に届いたに違いない。


大黒さんのゴールが・・・大宮戦観戦記。

2011-07-18 | 横浜F・マリノス

FWにとって1得点を失うというのは大きい。
まぁこれだけの酷暑。審判団の頭も眼も夏バテなんでしょう。


ここまで相性悪いと笑ってしまう(苦笑)
しかし相性とか以前にここのところ自分たちのサッカーが全く出来ていない、そして昨日の試合もそうだった。

FWは、大黒に替えて小野が先発で入る。
山形戦では大黒自身のキレは良く、千真との相性も良いことから考えると先発落ちの意図はわからない。
山形戦後半から出場した小野も調子を上げてきていたことから先発に入ったのかなと思うけど、
千真との相性は今季スタート時から考えてヨロシクないのは承知なので、この点懸命な選択ではなかったのかなと。
あくまでも小野が攻撃の軸として考えているという監督の考えの表れなんでしょうか。

中盤は谷口が下がりダブルボランチ。
山形戦での俊輔の状態を考えると、後ろのケアが必要だということだったのだと思います。

序盤から大宮にペースを握られた。
イチョンスとラファエルに最初から最後まで掻き回され、振り回された印象。
勇蔵はもっと一対一で粘りを見せて欲しい。
特に前半に関しては、DFとGKの間のスペースを狙われ、徐々に対応が出来てくると、
後半はサイドから一気にスピードで崩されるという展開だった。
終わってみれば、終始ゲームの主導権を大宮に握られていたのかなと思います。

磐田戦、新潟戦では前線で粘りと強さを見せた小野だったけど、
先発すると何ででしょう、途端に弱さが顔を出す。
相手DF1枚に対して、身体を一度当てられただけでボールを簡単に失うという場面が大宮戦でも多くありました。
その点、やはり大黒の方が一瞬の抜け出しと、ゴール前での迫力という点でストライカーとしては上なのかなと思います。
ここのところ、中盤での組織的な守備がうまくいっていないことと、
連戦による疲労のせいで運動量が落ちていることもあり、
打たれては最終ラインが跳ね返し、そしてまた打たれ・・・という余裕のない守備が続いている。
そんな中で攻撃陣がボールキープを出来ないと後ろは本当にキツイ思います。
相手に押し込まれている場面でも前線から相手を追い込んでいく千真に対し、
小野はただ突っ立っているということも多かった。
小野と千真とのコンビはどうしても小野が真ん中で千真が走るという形になってしまっている。
でも千真が連続ゴールを決めているここのところの試合は千真は真ん中にいるんだよね。
結局小野とのコンビには千真のプレーにも影響してしまう。
疲れているとは思うんだけど、頑張って欲しい。
ゴールも大事だけど、その他にもやらなきゃいけないこともあるということを、
チームがこういう苦しい状況でだからこそ、ひとりひとりが考えてプレーしていかなくてはならないだろうね。

そしてダブルボランチは、どうも昨日は役割が逆転していたようで、
バランスを失ってしまったのはそこに原因があったのかもしれない。
谷口は守備に関しては安定していました。
ただその谷口に対し小椋が絶不調。
ワンボランチからダブルボランチになったことに対し、短時間の中で切り替えが難しかったのかもしれない。
普通で考えれば谷口が攻撃、小椋が守備という役割分担を担うところ。
しかし大宮戦ではその役割が逆転しており、
過密日程の中、ワンボランチを担ってきた小椋は疲労もあるのか、パスミスを連発。
ただ疲労を加味しても、雑すぎる、適当なプレーが多かったのは残念でしかたない。
折角のチャンスを潰すどころか、その雑なプレーからピンチを招く場面が多かった。

選手交代については、そろそろ手詰まり感を感じる。
大黒の投入後、千真とのコンビで後半序盤攻撃に流れが出来たが、その後千真は交代。
クナンの投入がパターン化してきたが、前節ゴールしたクナンもやはりFWとしての能力には限界がある。
山形戦でのゴール以外でのプレー、そして昨日の試合でもクナンがなかなか効いていないんですよね。
また俊輔→天野という交代の意図もイマイチ読めない。
俊輔がいないとやはり展開力という点で落ちるところがある。
俊輔がいなくとも、俊輔が交代しても、ゲームを作ることのできるメンバーをベンチメンバーとして置くことも必要じゃないかと。
例えば健太や翔。
天野は・・・う~ん・・・う~んわからない(苦笑)


過密日程の中、またこの酷暑の中、コンディションが整わないまま、苦しい日程がまだまだ続いていく。
そんな時だからこそ、選手、監督、そしてサポーター、チームに関わる全ての人が、
今何をすべきか、勝利のためには何が一番大事なのかを、ひとりひとりがよく考えていかなくてはならないと思います。
選手で言えば、疲労の回復度や運動量の違いなどでコンディションがみんなバラバラになるのはしょうがない。
だからこそみんなで補い合い、頭を使ってプレーする必要がある。
ここのところの試合は、全てにおいてチグハグさが目立つ。
ベンチメンバーを含め、総力戦でチーム一つになって戦うことが今後夏場は求められてくるはずです。

元々苦手な大宮に完璧に近い試合をやられ、最低ラインのプレーしか出来なかった横浜が勝ち点1を取った。
これってとっても大きなことだと思います。
決して後ろ向きにならず、出てきた課題に正面から向き合い、与えられた幸運をしっかり結果に繋げて欲しいと。

「自分のセーブなんて勝たなきゃ意味がない。引き分けにするために止めているわけじゃない。」
試合終了後の飯倉のコメントがとても印象的でした。
『引き分け以上』で首位だった横浜。
勝てなくとも、引き分けにできれば首位に立てた。
でもそんな試合だったからこそ、勝って首位に立たなくてはならなかった。
選手達の表情はその想いを表しているようでした。

勝って首位、勝ち続けて首位を守って欲しいと思います。

信じられないことが起きた。

2011-07-18 | その他

大宮戦から帰宅して、
コパを見てアルゼンチンが負けて絶望したけど、
日本のユニフォームがセンターサークルでワールドカップを高く突き上げてる。
あり得ない。心の底から望んでいた瞬間なのに、信じられない気持ちでいっぱいだ。

おめでとう、なでしこ。
ありがとう、なでしこ。







そしてその裏でブラジルも負けてるし・・・(苦笑)

ワンプレーに魂を込めて・・・山形戦観戦記

2011-07-17 | 横浜F・マリノス

平日開催は正直つらい。
でも、行かない理由はないということで行ってきました山形戦。

平日開催にもかかわらず、キックオフ時には横浜側は結構埋まってましたね。
好調ということも手伝っているんだろう。
詰めかけたサポーターの声に応えるように、目が覚める千真の一発。
あまりに簡単に決まり過ぎて(簡単と言っても、千真だから成せるものなんだけど)「いいの?」って感じ(笑)
ただ正直この時不安は過ったんだよね・・・早すぎるって。
あまりに早い時間帯に先制してしまうと、その後が弛むってのはパターンみたいなもんじゃない。
特に、過密日程のために選手達の表情からもスタート前からやや疲労が感じられたのも事実。

そして先制後は地獄のような時間が流れたわけです(苦笑)
ほんといつ山形に決められてもおかしくなかったかなって。
勢いのあるチームが相手だったら、一発食らった後ボッコだったろうなと。

谷口が出場停止あけで、どんなメンバーを組むのだろうと関心があったが、
ある意味予想通りで、またあのよくわかんないダイヤモンドでした。
谷口の良さをトップ下起用でどれだけ出せてるんだろうと素人目線では感じてしまうのです。
ファール取られちゃうことも多いしね。
また磐田戦で課題の多かったサイドの守備に関しても、やはり修正できているとは言い難いものでした。
山形には両サイドからクロス入れられすぎ。
相手に2枚に対して、こっちも2枚ではどうしても対応できない。
だからと言って小椋ひとりでは守る範囲が広すぎる。
この点は今後も考えて修正していくべきじゃないでしょうか。
失点シーンの最終ラインのウォッチャーぶりもいかんしね。

この試合に関しては、とにかくミスが多かった。
前半に関して言えば、大きなところでのミスはほぼ俊輔がらみだったんだけどね(苦笑)
ミスの連発には疲労がもちろん大きく影響していると思います。
こっちも「走れよ」なんて軽々怒鳴ってしまうけど、
相手は中6日、こっちは中3日の状況でそれが簡単なことではないということは、もちろん承知なんですよね。
でもそんなことも考慮しながら戦っていかなくては勝利は掴めないし、
ましてや首位に立つことなんて無理なわけで。

そんな中、唯一のプラス要素と言えば、FWの存在。
山形戦で先発となった千真と大黒はほんとよくやっていたと思います。
なかなかいいパスが出てこない、というところで苦しい状況だったけど、
千真はゴールはもちろんのこと、交代まで前線から相手にプレッシャーもよくかけてたし、
大黒のキレも本当に良かった。
決める人が決めれば勝利は手にできる、
それを考えれば、この時期にFWが好調なことはチームにとってかなり心強いと思う。
千真は最近自信を持ってプレーしてるよね。

ラストプレー。
途中交代のクナンは正直、ゴール以外ダメでした(苦笑)
何しに出てきた?ってプレーが続いていたけれど、あのゴールで全てよし。
兵藤のボールも良かったね。

久々に泣きそうだった。まじで。
ここ数年、終了間際で追いつかれることは何度も経験してきたような気がするけど、
こんな劇的な勝利の仕方は、久々な感覚。
負け試合を引き分けに持ち込んだり、引き分けを勝利にできる力は本当の強さだと思ってます。
本当に課題しかなくて、中身のない試合だった。
それでも選手達が言っていたように、こんな試合で勝ち点3を掴み取ったことが最大の収穫。
この力を今後も継続して行って欲しいと思います。
そして決める人が決める。みんなが自分の役割を全うする。
こんな苦しい状況だからこそ、みんなが力を出し切ってひとつひとつ勝利をもぎ取って欲しいと思います。

次の相手は敵地で大宮戦。
この対戦がこの夏場、大きな山場になるんじゃないかと思う。
苦手山形に勝ち、次は大苦手な大宮。
なんつー連戦だよって思うけど、これに勝ってこそ本当の強さを証明できると思って戦って欲しいと思います。

ここまで酷い試合もない・・・

2011-07-14 | 横浜F・マリノス

心身ともに疲れる試合でした。
アウェーを含む夏場の連戦に、ある程度は覚悟していたものの、酷過ぎた。
今日は最初の1分と、最後の1分があればそれでいい。
というか、それしかないし(苦笑)

それでもワンプレーで勝っちゃうのがサッカーというものなんでしょうね。
今日の試合内容は早いところ寝て忘れたい。
勝ったのにそんな感じ。

ただ、2003年も2004年もおんなじようなことってあったよなぁと当時を思い出しながら寝たいと思います。

俊輔×能活・千真×前田・小野×山崎・兵藤×那須・・・磐田戦観戦記。

2011-07-13 | 横浜F・マリノス

あっつい試合でした。気温も、内容も。
千真の真似をして、試合前に浜松に行って鰻を食べてスタミナ付けたつもりだったけど、蒸し暑さの前に歯が立たず。
そんな暑さの中も、両チームが良く走る。
ほんと頭が下がります。

好調磐田との対戦。
3連勝とこれまた好調な横浜だが、ヤマハでは勝った記憶もかなり遠く(いつよ・・・)、相性は悪い。
今の勢いは本物なのか!?それを証明するためにも重要な試合となった。
横浜は、前節神がかりなプレーを見せた飯倉が頸椎を痛め欠場。
そして谷口を累積出場停止で欠く。
チームの主軸を欠く横浜だったが、この試合から俊輔が復帰。

タイトルにも書いたけど、この対戦、かなり見所が多かったように思う。
俊輔と能活の鳥肌ものの駆け引きをはじめとして、
得点王を狙うエースの闘い、
ロンドン五輪を賭けた若手の意地、
横浜攻の要と磐田守の要のぶつかり合い・・・
その対戦で結果を出したことは、勝ち点3以上に得られたものが多かったのではないかなと。

俊輔の故障からの復帰と、千真のスタメン復帰を受け、
トップ下には小野、左には俊輔、右は兵藤、底には小椋という布陣でスタート。
序盤攻勢に出たのは、ここのところのパターン。
しかしここで得点が出来ないのもいつものパターン。
そしてそんな中、先制を取られるのもいつものパターン(苦笑)

まぁ序盤ペースは握ったものの、安定感を欠いた秋元、
駒野を意識しすぎたせいか連携、ポジショニング共に甘くなってしまった右サイド、
そして俊輔復帰でコンビネーションに難があった左サイド、
横浜もバランスを欠いていたこともあり、完璧に崩されて奪われた先制点も必然であったのかなと思います。
復帰直後でまだ怖がっていたのか、ボールが足に付かず、再三ボールを失った俊輔、
しかしワンボランチではそれもフォローできない。
相手がサイドから攻めてきても、サイドの2人だけの対応になってしまい、簡単に交わされてしまう。
明らかにスタートの布陣は失敗だったと言える。
俊輔のプレーはこれから徐々に戻ってくるだろうけど、
ここんとこ俊輔不在の中も連勝してきた自信もあるわけだから、俊輔を経由しすぎるところもそろそろ見直してもいいのかなと。
完全に相手には読まれちゃってるからね(笑)
あと、パンゾーと俊輔のコンビネーションは良くないっす(苦笑)
攻守において距離感が悪いよね。
ここ数試合においてもそうだけど、千真の得点シーンの右サイドでの崩し。
兵藤⇒パンゾー(ラストパス)の連携は巧くいっているようなので、ここをもっと使えればなと個人的には思います。
千真のゴールも素晴らしかった。
ほんと千真はパスを受けてからシュートまでが早い。
欲を言えばあの場面、ゴール前で大黒、小野が絡めればもっと完璧だったかなと。

しかし、最近は先制点を奪われても、同点に追い付くのが早い。
この日も先制点を取られた時点で、前半までに追いつければ絶対勝てると思っていました。
川崎戦と同じパターンで。
こういう時にきっちり決めてくれるのがエースだね!
千真の同点ゴールがこの日の勝利を左右したと言っても過言ではない。

俊輔をボランチに下げた横浜は後半も積極的に仕掛ける。
後半は特に小野の粘りが目立った。
いつもなら相手に簡単に当たり負け、ファールも取れない小野だったが、
磐田戦での強さは昨年の小野のプレーが戻ってきたように見えた。
確かに攻撃の選手としてゴールは欲しい。
でもゴール以外でもあれだけの強さと積極性で翻弄すれば、相手にとって”怖い存在”であったことは間違いない。
そして小野の強引なまでの強さがファールを誘い、PK獲得。

そしてあの名場面とも言える、俊輔と能活の闘いが生まれた。
俊輔のことは高校時代からずっと見てきたけど、
PKであんな空気感を出したことはなかったかなと。
やっぱり相手が能活だったからなんだろう。
お互いがお互いのことを誰よりも知っている。
能活をじっと見つめ、蹴るその瞬間まで間合いを取る。
目の前で繰り広げられるその緊張感にドキドキが止まらなかったです。
いいもん見せてもらった。(決まったから言うわけではないのです)

勝ち越しはしたが、その後も一進一退。
磐田は選手交代でスピードのある選手らを投入。
しかし横浜はボンバーを中心にしっかりと守り、シュートを打たせない。
1年9カ月ぶりにゴールマウスを守る秋元が、序盤から安定感を欠くプレーを見せていた。
飯倉の欠場により、得た”チャンス”
そのチャンスはどんなブランクがあろうとも、自分で掴み取らなければいけない。
しかし試合勘が大事なGKにとって、それは容易なことではない。
だからこそ、周りの選手達は必死に秋元をフォローし、盛り立てた。

横浜はクナン、天野、そして波戸さんの投入。
磐田のサイドをケアするということで最後のカードは波戸さん。
和司の采配の中ではかなり珍しい交代。
しかしこの采配も、「勝利」への拘りの表れだと言える。

自分たちの最大の武器である、組織的な守備と攻撃。
特に守備からしっかりと入って、攻撃へとつなげる。
豊富な運動量で自分達らしいサッカーを表現し、
しっかりと決めるべき人(エース)が決めてくれれば、勝利は自ずと手に入るんだということ。
例え、主力の欠場、失点・・・どんな不利な状況に追い込まれても、
自分たちならできる、そんな自信がいい意味で備わってきているように思います。

とは言え、磐田戦においてもサイドにおけるプレーなどの課題も出てきたり、
カードも各選手に出てきている状況で、
バックアップだったり、布陣の点で考えていかなくてはならないことも多いのは現実。


と、考える暇もなく今日はホーム・山形戦。
この前やりましたがな(笑)
5連勝を目指す横浜。
つい先日の対戦では勝利したとはいえ、山形は横浜にとって苦手意識の強いチームでもある。
好調時において磐田も非常に嫌な相手だったけど、
強さが本物であるということを証明するには、苦手を克服してこそだと思うし、
今日の山形戦は磐田戦以上に重要な試合になるかもしれないね。
相手が中6日に対し、中3日という日程は非常に厳しい条件だとは思うが、
今の勢いと勝利への執念があれば大丈夫。
決めるべき人が決めて勝つ!今日もそんな試合を見せて欲しいと思います。



俊輔と能活の駆け引きには鳥肌が立ちましたよ。

2011-07-10 | 横浜F・マリノス

磐田より帰ってきました。
とりあえず寝るけど、超気持ちいい4連勝!
帰りはSAで選手達に遭遇し、高速では追い越し車線でちょっとばかしぶっ飛ばしてたにもかかわらず、
後ろからマリノスバスに追いつかれ(!)横浜まで一緒という予想外の展開で帰ってきました。
みなさん安全運転でお願いします(苦笑)

柏戦の抽選が当選していたので、安心して寝ようと思います。
みなさん一般発売は今日ですよ!
ではおやすみなさい。

ブーイングと拍手と悲鳴と絶叫・・・神奈川ダービー観戦記。

2011-07-08 | 横浜F・マリノス

レギュラー11人のうち、3人が元横浜という異様なチームになった川崎との神奈川ダービー。
色んな意味で絶対負けるわけにはいかない、
というか負けるわけねーですけど。(結果が出ているから言っているわけではないのです)

神奈川ダービーのくせに、観客数が伸びなかったけど、やはり応援はいつもと違いましたね。
1人1人が4割増しくらい(笑)
気になる川崎の選手紹介は、功治にはやっぱり拍手。交代時でさえも拍手が起きたのは驚きだったけど、
功治が愛されていたことがわかる場面でもありました。
本人のコメントでは、「他の2人よりブーイングも少なく・・・」ってあったけど、功治にはブーイング一切してないから(笑)

スタメンはここ数試合と変更なし。
個人的にはどうなのかな?と思うメンバーだけれども、
相手が守備力が高くない川崎ということもあり、
サイドをぶち抜ければ・・・と、新潟、山形戦よりは期待が持てるかなと思っていました。

序盤攻勢に出たのは横浜。
ここ数試合同様、落ち着いた入りをした上で、徐々にリズムを掴むという展開。
ただフィニッシュで少し合わないというところで、得点は奪えず。
と、そんなことをしていると相手に持っていかれるというのは、これまた典型的な展開で飯倉の初ゴール(苦笑)
しかし、あればっかりはしょうがない。
この試合振り返ってみると、ポストとかクロスバーとか、彼らの存在が勝敗を握った試合だったよね(笑)
この失点があったからこそ、飯倉がその後、神がかりなプレーを連発したと思えば、
あんな失点、くれてやるわって感じでしたけどね(結果が出ているから言っているわけではないのです)

しかし、この失点後は横浜のバランスが崩れ、防戦一方の展開に。
正直言うと、谷口が完全にテンパってました(苦笑)
試合の入りはいいかなぁと思ってたけど、小椋やパンゾーがフォローしきれないほど、
谷口の足が止まってるし、ポジショニングも定まらない状態。
川崎に悉く縦パスを通されるという、非常に苦しい時間帯が続いた。
ここ数分は、「もうダメだ・・・」と諦めムードが漂うくらいノーガードで打ちこまれている状態でしたね。
それでも飯倉が1対1を何度も止めると、
ボンバーも全盛期を彷彿とさせるプレーで川崎の攻撃を跳ね返した。
飯倉の活躍の陰に隠れてしまったけど、この日のボンバーの守備は本当に凄かった。

必死の守備に「川崎に負けたくない」その想いを感じた。
と同時に、谷口に勝利を、そんな想いがチーム全体に広がっているのを感じました。
当の本人はあんな感じだったけど(笑)
小椋もパンゾーも、兵藤も、ボンバーも、大黒も・・・
谷口の分を皆でフォローするかのように走ってたし、プレーしていたように見えました。
皆の想いが通じたのか、失点から苦しい展開が続いたものの、同点に追いついたのも意外にも早かった。
勇蔵からの一本のパスに反応したのは大黒。
序盤にもクロスバーに阻まれたシュートがあったけど、
あの場面でもトラップは見事で、勇蔵のパスにもあのトラップが決め手だったかなと。
トラップからすかさず振り抜いた、千真と共通するシュートまでの早さはストライカーの証し。
大黒も気合い入ってたなぁ。
大阪、東京と「ダービー」を各地で経験している大黒だから、ダービーにかける想いは人一倍なのかもね。
前半で追いついたのはかなり大きかったと思います。
去年の等々力の展開が頭を過ったもの。

後半に入り千真の投入。
後半は、攻守が激しく入れ替わる展開に。
ほんとどっちに転んでもおかしくない試合だったと思います。
そこで勝負を決めたのは、やはりエースストライカー千真でしたね。
川崎ボールを高い位置から小椋が激しく追い込み、奪ったボンバーが千真へ。
シュートがゴールネットに突き刺さった(この表現がふさわしい)瞬間、絶叫と言うか悲鳴(笑)
はだかんぼぅの千真にも驚いたけど、凄かったです、あのゴールは。
千真のいい時はほんと思い切りがいいんだよね。
千真が勝負を決めてくれたこと、本当に嬉しかったです。
あと小椋のプレッシャー。
千真のゴールはこの小椋のプレーから始まったもので、
地味なプレーではあるけれど、大きな仕事をしてくれたなと思います。

このゴールで逆転した横浜はその後、あの兵藤が足を攣っちゃうほど壮絶な川崎の猛攻を受けるも、
ゴールポストさんを含む全員守備で守り切った。


ほんと嬉しかったです。
川崎市民のマリサポにとって、川崎に勝つことが何よりも喜び。
特に今年は今まで以上に、絶対に負けたくないという強い想いがある。
谷口のこと、そして川崎にいる元横浜の3選手のこと。

川崎のスタメンに名を連ねる3選手。
功治は別としても、他の2人に対してはやはりとても悔しい思いがある。
でも勝利後の谷口の笑顔、そして喜び合う選手の姿を見て感じたことは、
川崎に移籍した彼らはきっと「優勝したい」「代表に選ばれたい」「スタメンに定着」
そんな思いで移籍をしていったんじゃないかと思う。
でも谷口は横浜に「夢が叶った」と言って戻ってきてくれた。
優勝できる、代表に選ばれる、そんなチームは他にもあるけれど、谷口にとっての夢は「横浜」でしかない。
選手にそう言ってもらえるチームってそうそうないんじゃないかな。
野球でいえば、ジャイアンツみたいに、そのチームに入団することが夢だというチームの存在。
横浜サポーターの一人として、そんなチームを誇りに思う。

谷口には、もう一つの夢をこの横浜で叶えて欲しいと思います。


まっ、川崎戦ではフワフワ浮ついてた谷口も磐田戦ではきっちりやってくれるでしょう!(笑)
神奈川ダービーを制した横浜ですが、個の神がかりなパワーと運に助けられたところもあるので、
しっかりと修正するところは修正して磐田戦には臨んで欲しいと思います。

(追記)
今気がついた・・・
明日出場停止で、谷口出れねぇぇぇ(苦笑)


まさかの飯倉初ゴール

2011-07-04 | 横浜F・マリノス

七夕の短冊って、侮れないのね(笑)
飯倉の願い事が叶うくらいなんだから。
それでも飯倉のプレーサイコーだったよ。
飯倉がいなけりゃ、5点くらい決められてたもの。

とにかく勝利が気持ちいいぞ、このやろぉぉぉ!!!!!

飯倉も、
ボンバーも、
大黒も、
真のエースストライカー・千真も、
そしてポストも(笑)
神だよ神。

はっきり言って谷口は攻守に何もできなかった(苦笑)
でも無理はない、浮足立つのも。
それでもそれを皆がカバーした。
こういう試合に勝利という結果が出て本当に嬉しいです。


エースストライカーの証・・・山形戦観戦記

2011-07-02 | 横浜F・マリノス

U―17の活躍、なでしこの爆勝素晴らしいっすね。
沢さん、宮間の素晴らしさはもちろんのことだけど、やっぱり近賀好きだなぁ。
それに比べてコパアメリカの初戦どーよ、って話(苦笑)
相手がどこというのは別にしても、ディマリアが頭から出なかった時点でテンション
メッシは当然好きだけど、それ以上にテべス・ディマリア・アグエロが好きなので、
この試合の結果はある意味妥当だったのかなと。
後半は面白かったけどね。
確執だかなんだか知らねーけど、監督も全力で戦えやって思うよね。
あと弱点と言う前に、やる気のない守備陣ありえねーでしょ。
もっと強くて、面白いサッカーができるはずのチームのなのに、全力を出させないでいる監督の責任は大きい。
監督の想いで戦うんじゃなくて、チームにとっての最善はなんなのか、その視点に立った闘いを見せて欲しいのに。
これは、横浜にも思えることなんですけど。

さ、余談はこれくらいにして・・・今更な山形戦の感想を。

山形・天童に到着したのは正午過ぎ。
「あー遅かったなぁ」と思いつつ、NDスタジアムのビジター待機列に向かった。
それにしても山形は一昨年のリーグ最終戦は雨、去年は季節外れの雪、そしてまた雨とツイテいない(苦笑)
待機列に到着したが、目を疑う。
遅すぎたと思った到着だったが、列の長さが短すぎる。
無理もない。山形で日曜の19時開催なんて普通遠征なんて無理。
自分のような普通じゃない不良社会人(笑)は行けちゃうけどね。
山形にとって、横浜戦・浦和戦は稼ぎ時というのを聞いたことがある。
この日程と時間設定は、山形にとっちゃ痛手だったんじゃないかなぁ、と帰りのタクシーのおっちゃんとも話す。
協会は地域のためにもうちょっと考えましょう。

スタジアム内は、試合前でも一切傘の使用禁止という理不尽なルールのため、ずぶぬれでキックオフを待つ。

芋煮も何も食べる気が起こらず、腹ぺこのまま試合開始。
序盤から攻め上がったのは横浜。
小野、兵藤を起点に攻撃を仕掛ける。
新潟戦では、特別、トップ下として出場している必要性を感じなかったアーリアだったが、
この山形戦では2列目からのシュート、パスと、本来持っている能力を活かすという意味で良かった。
新潟戦ではパンゾーが果敢に攻め上がり、チャンスを多く生み出したのに対し、
山形戦では逆サイドの金井が攻守に活躍。個人的には影のMVPは金井だなと思いました。
勇蔵へのクロスなんて良かったよね。
そして金井のいいところは、守備にも長けているところ。
出場試合を重ねるごとに、精度もコンビネーションも上がってきている。
金井のプレーは今後、横浜の勝利へ大きく鍵を握ることになるんじゃないでしょうか。

序盤からリズム良く攻める横浜だが、堅守山形に対し、なかなか得点が奪えない。
コンビネーションも決して悪くないし、俊輔がいないながらもゲームは組み立てられている。
でもやっぱり得点が奪えない。
やっぱり小野・大黒コンビ、ゴール前での迫力が無いんだよ。
しつこいようだけど書くよ(苦笑)
小野はサイドに開くと持ちすぎて、孤立感がある。
ファールを取って欲しいなら、まずは倒れないこと、それが大事。
小野くんはFWとして先発起用するには、現時点ではとても使いにくい選手だと思います。
大黒はスルーパスへの反応は流石だなと思うけど、相手を背負ってのプレーには難がある。
そして2人共通して、決定力が無い(苦笑)
雨の影響もあったろうけど、それだけではない。
決して最良のコンビには思えないんだけど・・・。

アーリアのシュートはバーを叩き、大黒は決定的場面を決められず・・・持ってないね(笑)
1000ゴール目、はらたいらさんはパンゾーに3000点賭けていたようだけど、
やっぱりというか、一番誰もが納得する男が決めてくれましたね。
あのヘッドの高さ、滞空時間はほぼ反則。誰も守れないよ(笑)
金井のクロスに対して、決して合っていたわけじゃない勇蔵のジャンプだけど、滞空時間がかなりあったよね。
逆G裏からも「人間が飛んだ」って思ったもん。

何とかメモリアルゴールで先制点を奪って前半終了。
攻めていた割に、得点が奪えないということから徐々に山形に対応されてきた前半だったが、
前半のうちに先制点が奪えたというのはとても大きかったと思う。

後半に入ると、さらに雨が強くなったこともあり、ミスも多くなる。
とにかくボールを奪ってからの縦パスが雑すぎる!小椋!(苦笑)
せっかく守備がしっかりしているのに、その後が続かないってのが勿体ないよね。
ミスも多くなれば、山形にチャンスを与えてしまう。
正直、終盤まで危ない場面ありました。
飯倉や勇蔵のファインプレーで何とか無失点に抑えることができたけどね。

横浜は千真とクナンを投入。
ゴール前の迫力はデカさだけでもある。
ところが投入後はクナンがゴール前で張り、千真がサイドに流れるという形でイマイチしっくりこない。
クナンも山形相手にどうしてもゴールが奪いたいという気持ちもわかるが、
クナンが動いて、千真がゴール前でしょ。やっぱり。

横浜のエースストライカーはスタメン外れようが何だろうが、やはり千真だと個人的には思っています。
ゴールの嗅覚、これは横浜のFWの中でずば抜けていると思う。
大黒はやや衰えを感じるしね。
パスに対する身体の反応、あれは意識的でも、無意識的でも、千真にしかないセンスがある。
だからこそ、嬉しかったです最後のゴールは。
勇蔵の1点でも勝利は勝利、それでも良かった。
でもあの2点目がなかったら、あれだけ晴れやかな気持ちで帰ってこれなかったと思う。
1点で終わるか、2点目を取るか、その1点で試合の印象は大きく違う。
あの得点があったからこそ笑顔で選手たちを迎えられたように思う。
少ないチャンスでも、少ない出場時間でも、決めてくる、それがエースである証しだと思うし、
今の横浜が勝利する上で絶対に必要な存在だと思います。

どしゃぶりの雨、日曜、ナイター。
こんな最悪の試合でしたけど、結果的に無理しても行ってよかったなと思えた試合で良かったです。
勝ち組(笑)
まぁ色々課題はあるとは思うけど、苦手な相手でもある山形にしっかり勝利して2連勝を飾ったこと、
チャンスを与えられた千真がしっかりと決めてくれたことはプラスになったと思います。


ずぶぬれになって凍えてた私を不憫に思い、暖房をかけて、
あの時間にラーメン屋探してお店まで届けてくれたタクシーの運転手さん、
ユニフォーム姿で入って行っても温かく迎えてくれて、
選手の滞在ホテルとかプチ情報を訊いてもいないのに教えてくれた酔っ払いさん達、
いろいろありがとうございました!!仙台といい、東北の人達はほんとあったかいねー。
来年もJ1で山形と山形と対戦して、山形に行けることを願ってます!


さて、いよいよ明日は延期していた川崎戦が行われる。
最近攻撃好調の川崎だけど、今日のアルゼンチンを見ていても思ったのは、
どんなにいい攻撃陣がいても、やっぱり守備と攻撃との「バランス」が勝負の鍵を握るんじゃないかって。
最近では谷口も下がり、持ち前のハードワークを見せ、守備力の安定感を取り戻した横浜。
まずは守備から安定させ、ハードワークから得点を奪う。
なでしこやU―17のようにはいかないけど、横浜らしいサッカーで必ず勝利してくれると思います。
神奈川ダービー、楽しい試合になるといいね!