楽しむサッカーを求めて・・・京都戦雑感

2006-08-29 | 横浜F・マリノス

良治の屈託のない笑顔はこの夏の最高の思い出ヽ(´▽`)ノ

【水沼新監督鮮やか 初戦で4発圧勝】(スポニ○
【水沼マリノス4発船出!山瀬功、全得点に絡む活躍で快勝】(サンス○
【水沼横浜「笑む」初陣4発爆勝発進…J1第20節】(スポーツ報○
【水沼横浜が初陣圧勝!久保1号弾/J1】(ニッカ○

観戦記書く時間が取れずもたもたしてる間に、明日はもう甲府戦ですよ!(汗)
連戦キツッ。とりあえず駄文。
まっ時間あるときでも駄文に変わりはない・・・。

「死に物狂いでやれ!」
加茂氏からの檄を受けるほど、横浜は窮地に立っていたという事だろう。
そりゃそうだ。あの岡田監督が辞任されたほどなんだから。
京都に勝利した今も、依然として厳しい状況にあるのは変わらないのかもしれない。
ただ・・・ひとつ確実に言えるのは、
横浜の再出発は明らかに戦うチームになっていた。

ここのところ調子を落としていたを先発から外し、
久保、奥を先発復帰させるなど、
早速、水沼新監督ならではの采配を見せた。
しかし特別驚きのあるような采配でもなく、あくまでも岡田監督が
築いてきたチームのベースからは変わらない。
それが試合開始から時間が経過するにつれ、
今季のこれまでの横浜とは明らかに違う顔を見せるようになった。

序盤は攻勢を仕掛けるも、
(試合勘が戻らないのか)前線の連携は合わない。
プレーがになるところがあり、縦パスも悉く精度を欠く。
徐々に防戦一方だった京都がサイドを起点に攻撃に出てくるが、
達也を含めた守備の連携でゴールを死守
この日は中盤の守備の調子が悪く、安定感を欠く場面もありつつも、
徐々にペースを取り戻し守備を固める。
(それにしてもうちの守備陣はよく上がるねw)

攻撃陣といえば序盤は久保、奥ともにプレーに係わる時間も少なく、
功治の積極的なプレーも活かせずにいたが、
が中盤で潰れ役に徹し、功治を自由にすることで機能し始める。
先制点はまさに奥が中盤で粘りを見せ、
繋いだ功治が相手を引き付ける事で久保はGKと1対1に。
最近の調子からそれでもボールがネット内に入るまでは安心できずにいたが、
落ちついてゴールを沈めた。
久保は全体的に見れば決していい出来ではなかったが、
この得点で感覚を取り戻してくれる事を願うばかり。

1点リードで後半に入るも、運動量が落ちる事が懸念されたが、
予想に反して横浜の攻撃が勢いを増す。
バランスが一段と良くなった。
相手のプレーが曖昧になったことで、悉くボールを拾う。
相変わらずサイドの動き出しは遅く、(攻守が曖昧になった)
攻撃バリエーションは多くないものの、
功治のプレーが光り、ゲームを支配する。
特に前へ行く姿勢が人一倍強い感じられたことが頼もしい。
やはり功治がフリーでボールを受けられる事、
勝負できるスペースを与えることが出来れば横浜のチャンスは自然と作られる。
それを感じられる周囲の動きが存在した事も大きかった。

さすがに4得点した後は、運動量も減り守備に回ったが、
攻撃的な姿勢はチーム全体から終始感じる事が出来た。
不思議なもんだ。
今季は「徹底的に攻撃サッカー」を目指してきたが、全くうまく行かず、
それどころか守備まで崩壊。
瀕死のチームが「自分達が楽しむサッカー」をやったら、
自然とチームは自分達の強みを取り戻し、攻撃の姿勢を見せるなんて・・・

確かに相手は近頃の横浜のようなサッカーをやっちゃった相手なんで
快勝にも完封にも楽観視はできないし、
攻撃面では功治の出来に頼る部分が大きく修正点は山ほどある。
でも別にネガティブに考える必要もない。
一勝するためには何が足りなくて、何が良いのかをしっかり考えて
次の試合には臨んでくれると思う。
とにかく一勝できた。また一勝を目指すだけ。
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マリノスの再出発

2006-08-26 | 横浜F・マリノス

【“水沼語録”も 奥―久保で横浜再生だ】(スポニ○26日)
【水沼監督「楽しんで」初陣勝利を】(同上

【新生水沼マリノス本格始動!再建の切り札に久保&奥を指名】(サンス○26日)

【水沼新監督、久保再生へ奥抜てき】(スポーツ報○26日)
【横浜M・中沢、故障後初ボール使った】(同上
【攻める水沼マリノス…27日初陣京都戦】(同上

【「水沼語録」連発!オシム流で再建だ】(デ○リー

【横浜水沼新監督が久保再生に着手】(ニッカ○

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岡田マリノス最後の試合・・・大宮戦観戦記?

2006-08-25 | 横浜F・マリノス

珍しく夏風邪を引いた。
これがなかなか治らない。
咳が止まらず、熱っぽい。
完治はしていない状態だったが、後悔しない様に三ツ沢へ向った。
試合中は不思議なほどに、赤く腫れ上がっているはずの喉が大きく振るえる。
少しでも多くの声が届きますように。沢山の声がチームの力になるように。
しかし残念ながら、ファンの想いは届かなかった。

序盤からやや横浜がボールと試合を回しているように見えた
しかし実際回していたのはボールだけ
横浜にとって最大の苦手チームである大宮のこの日のサッカーは調子が悪く、
中盤でボールが回らない。
横浜の攻撃といえば、久保を生かすための放り込み、孝行を生かすため
中盤からのスピードアップを図るも、
肝心の久保が競る気を見せなければ、ゴール前ではスローダウン。
前線に出すパスは簡単にカットされ、それを修正する術も見えないまま。
サイドが仕掛ける場面も無し。
後方は単にボールを回すだけで、
守備の位置から攻撃に繋げる意識が全く感じられない。
ゴールを奪えないまま時間は過ぎ、ワンチャンスを相手にモノにされる。

・・・全ては、いつも通り

後半開始で選手交代はなし
これが今季、問題に直面しても改善を図ってこなかった、
今何をすべきかを考える事を後回しにしてきた姿勢が表れた場面だったのかもね。
明らかに噛み合わない前半から何も変らない展開が続く。
やがて、選手交代。
今季の横浜は獲得してきた選手を必ず起用するという制約でもあったのだろうか、
と疑問に思う采配。
状況は打開できるはずも無く、PKで追いつくも、直後のロスタイムに失点

・・・またか。

頭がボーっとする。
夏風邪のせいなのか、目の前の光景に打ちのめされたせいなのかは判らない。
90分戦ったと思われる選手達がいつも以上に近い距離に立っていても、
とても遠くにいるような錯覚さえ覚えた。
罵声を浴びせる気力も、拍手を送る辛抱強さもない。
この状況でもまるで燃え尽きたかのようにうな垂れる選手達に怒りよりも
悲しさだけを感じる。

燃え尽きるほど闘ってるの?

G裏で色んな事が起こっていて・・・
巧くは言えないけど、争いは絶対いけないし、寂しい事だけれど、
意見が対立するほどに皆が真剣に闘って、このチーム状況にもがいてる
真剣にひとりひとりがチームを思うからこそ・・・
じゃないかな、と。私がどうこう言える立場ではないけれど。

一夜明け、予想通りの事態が起こっていた。
岡田監督、辞任
こんな形での別れは、本当に想像もしていなかったし、無念だ。
監督就任が決まった時、勝手に思い込んだイメージで嫌悪感を抱いていた。
でも時が過ぎるにつれ、その判り易すぎるくらいな負けず嫌い、
以前持っていたイメージとは正反対の人間臭い姿勢にいつのまにか虜になった。
名門で、優秀な選手も大勢抱えているのに常勝という言葉に縁がなかった横浜。
チームとしてのあり方、ファンとしてのあり方を一から教えてくれた。
常勝チームというチームに育ててくれたこと、
世界を目指す喜びを教えてくれた事、
全ては岡田監督のおかげ。岡田監督にしか出来なかった事だと思う。
だが、辞任という事実を何の戸惑いもなく素直に受け止められるのは、
監督は今出来ることの限りを尽くしてくれたからだと思う。

昨年から続いた成績不振と試合に表れる監督の迷い。
一体どうしてしまったのだろう・・・
戸惑う事も多かったが、この一言ですっきりできた。
「勝利への執着心が薄れた」
監督は新しいものを目指した。
新しく何かを”起す”には痛みを伴う。それが”勝てない”ということだった。
監督という稼業は本当に大変なものだよね。
横浜の”歴史”を作ってくれた監督に感謝の想いでいっぱいです。
本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。


昨日もチームは水沼新監督の指揮の下、普段通りに動いている。
この現状がこれで大きく変わるとも思わないが、
このことで選手一人一人が何かを感じ、やってくれることを願う。
真剣にチームの勝利のためにひとつになって
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