負けてよかった

2011-09-28 | 横浜F・マリノス

川崎相手に、負けて良かったなんて思いたくないが、
仙台戦後、こんな内容で何となく勝って、勝ち上がって、何も反省しないよりかは、
課題山積みの現実を突き付けられて良かったんじゃないかと。
そうでも思わなきゃ・・・(汗)。

あれだけラインが下がって、同じ形で崩されているにもかかわらず、修正できないところ、
反省の言葉が多い割に、試合中は緩いプレーが多いこと、
結局は仙台戦と何も変わっていないということを反省して気を引き締めて欲しいと思います。

誰かがいないとかじゃなくて、誰かがいなくなって、自分が出て負けている、
ナニクソという気持ちで闘って欲しい。言葉だけじゃなくて、プレーでその気持ちを表現して欲しい。

とりあえず短い時間でも、ボンバーと兵藤を休ませることができたということだけが収穫。



自滅・・・仙台戦観戦記。

2011-09-24 | 横浜F・マリノス

時間帯の早すぎる得点に一瞬嫌な予感もしたが、
あまりにも同点にされるのが早すぎた。
そして逆転弾が決められた時点で今日の試合は勝負あり、という感じでした。
移籍後初ゴールをマークしたパンゾーのコメントがあまりに切ない。

1点目は、相手の正面に立ちはだかるも厳しく行くわけでもなく、中途半端な守備でそのまま打たれ失点。
2点目も、中途半端なパスから奪われそのまま競り負け失点。
3点目もミス。
結局相手がどうのと言う前に、自分達の中途半端なプレーが90分続いたことによる自滅だったということ。
2点のビハインドという展開に終盤は、例のごとく攻撃はしっちゃかめっちゃか。
誰が前線に上がってこようが、誰からも得点の匂いがしないという・・・
結局ゴール前に何人いたとしても、大黒しか得点できそうな選手が前線には残ってないんだよね。
運動量の無さ、球際の弱さ、勝負弱さ、全ての脆さが露呈した試合でした。

小椋が故障による欠場。
多少は予想していたけど、ここまでバランスが崩れるとは思いもしなかった。
問題はそのボランチにあるというよりも、
小椋のポジションに金井を置いたことによる左SBの穴にあるんでしょうね。
ここ最近の形として、ボランチと青ちゃんが前からアグレッシブに守備に行く一方で、
ボンバーは後ろにどっしりと構えるというのがしっかりハマっていた。
しかし今日はボンバーが引き出されてしまうという場面が多かったように思います。
それは決して仙台の動きが良かったというわけではないんだよね。
こうなってしまうと横浜の守備は崩れてしまう。

左SBを務めた勇蔵のSBとしての適性の無さは、
これまでの実績を知っている方なら誰もが試合前から感じていたことではないかなとは思うけど、
今日の出来に関しては、適正云々以前の問題だったように思います。
走り負け、飛び遅れ、とにかく覇気の感じられないプレーが目につく。
ザッケローニも代表も好かないけど、勇蔵が代表合宿でザッケローニに以前の方がもっとアグレッシブだったと
言われたことの意味をもっと考えて欲しいなと思います。

最終ラインはいじらずに、ボランチに他の誰かを置く、または中盤の布陣を再考する、もしくは3バックというのが、
今日の試合を見る限り現実的だと感じました。
和司のコメントを自分なりに解釈すると、右サイドからの攻撃というのが一つの狙いだったようで、
確かに右サイドからの攻撃に偏っていたように試合中も感じられました。
狙いと言われると何とも言えないけど、非常に左右のバランスが悪く感じられ、結局90分、
その居心地の悪さは解消されることはありませんでした。

前半から前線の動きが著しく悪かったのも確か。
当たりの強い仙台DFに簡単にボールを失っていたのも事実。
ただあまりにバックのバランスが悪く、久々に横パス、バックパスの連続、中盤の押し上げが全く出来ない。
もうどうしようもなかったです。


何となく負けてしまったというよりも、
ここまで、やったことが機能せず失敗して惨敗したことを逆に良かったと捉えて欲しいと思います。
絶対勝たなくてはならない試合に負けた。
小椋がいないこと、バックアップメンバーの不足を今更嘆いたところで何も始まらない。
ただここが勝負という試合で中途半端なことをすればどうなるか、今日の試合で十分分ったと思う。

絶対的な強さを誇るガンバが甲府に完封負け。
神様はまだ横浜を見捨てたわけじゃない。
チャンスは転がっている。
それを掴めるかどうかは自分達次第。
”絶対優勝する”その強い気持ちをこの正念場に見せて欲しいと思います。

ついさっきまで怒りがおさまらなくてどうしようもなかったけど、だいぶ落ち着いてきました・・・。
応援も酷かった・・・自分的にも反省です。
とりあえず寝て、今日の事は忘れます。


勝ちにいったか、守りにいったか・・・ガンバ戦観戦記。

2011-09-20 | 横浜F・マリノス

横浜公式ゲームレポート

試合終了後の監督インタビュー。
記者質問が核心を突いている。


37000人の観客がスタジアムに集まった首位攻防戦。
相手はガンバということもあり、同じ人数を集める浦和に比べると迫力にはかなり差があるが、
首位攻防戦ということで日産スタジアムは熱を帯びていた。

先発はナビスコ川崎戦と変更なし。
結局、青山がCBを務めることになった。
ナビスコのホーム戦はルール上、絶対に失点を許してはいけないということでダブルボランチを採用。
結果、安定感抜群の布陣で快勝。
ガンバ戦でも最強の得点力を誇る相手に対して、まずは守備からということで変更なく採用。

序盤、CKを獲得するなどしたが、すぐにガンバペース。
これは想定内。
特に金井の裏を狙われることが多く、連続して縦パスを通される。
しかし、飯倉のセーブもあり簡単にゴールは許さない。
序盤はかなり金井の守備が甘かったように思います。
ポジショニングも甘いし、1対1でも弱い。
予想はしていたけれど、相手の猛攻に少し怯んでしまったところがあるかな。
しかしそれも時間が進むごとに、安定してきた。
金井の強みは試合の中で修正できるところにある。

ガンバの猛攻を受ける中、むかえた前半20分。
左サイドでボールを受けた谷口が前線のアーリアにボールを上げ、これをダイレクトで後ろに落とし、
後ろを走る兵藤が鋭く右足を振り抜く。
これが見事にゴールネットに突き刺さり、何よりも欲しかった先制点を奪った。
相手の猛攻をしのぎ、その中で連携から奪った先制点。
これまたビューティフルゴールだったもんだから、ものすごくテンションが上がりました。
兵藤はあの距離持ってるよね~。
シュート練習はあんだけ外すのに(笑)
素晴らしいゴールだった。

先制後もあいかわらずポゼッションはガンバが上だったろうけど、
序盤とは明らかに違って、攻めあぐねているようだった。
横浜の最終ラインの修正もあり、縦パスが通らなくなったことが大きい。

前半は先制点を取れたこともあり、結果的に思う通りの試合運びが出来ていた。
相手の猛攻はそもそも想定できていたこと。
それを是が非でも前半は無失点で抑えること、相手に先制点を取らせないことが全てだった。
しかし無失点どころか、先制点も奪うことができた。
前半は完璧だったと言ってもいい。

後半に入っても、先制点の勢いは残っている。
前線では小野の懸命な走りが効いていて、ガンバ守備陣も嫌がる存在となっていた。
後半立ち上がりで何としても追加点を奪いたいところだったが、そうもさせてくれない。
そんな中先に動いたのがガンバ。
攻撃陣2枚同時替えで、何とメンバー表の下部分が4列全てカタカナ表記になった。
カタカナに弱い私にとっては、「これJリーグでしたっけ?」という錯覚に襲われる。

この交代後、ガンバのCKが続く。
横浜にとっては、このCKの流れが一度でも切れなかったのが、失点の原因だったかなと。
ちょっとしたスキでの失点だっただけに悔やまれる。
しかし相手がガンバとなれば、失点も想定内。
最後に相手よりも点を取っていればいいだけのことだった。

しかし、同点に追いついた相手の勢いもあり、徐々に相手ペース。
夏場の中3日という相手よりも厳しい条件の中での試合。
後半に徐々にその影響が出始め、前線と中盤の運動量が落ちてきた。
最終ラインからのロングパスを拾えてたのは小野くんぐらいだったからなぁ。

そして横浜も動く。
小野、千真に替えて、大黒、クナンの投入。
アーリアがナビスコ、そしてこの試合でも前半頑張っていたこともあり、だいぶ疲れが見えていた。
交代直前のプレーでもパスに反応出来なくなっていたので、てっきりアーリアの交代だと思っていた。
ガンバ守備陣が嫌がっていたのは小野くんだったんですけどね。

この交代後、横浜の状態は更に悪くなっていった。
相手の底力という部分も大きいかとは思うけど、ハッキリ言って交代のチョイスが失敗だったかなと。
大黒とクナンの投入でカウンターを狙ったのかもしれない。
ガンバの猛攻を受ける中、横浜のラインはどんどん下がる。
中盤も走れなくなっていたし、コントロールが難しいところがあった。
そんな中、前線でキープできないようでは後ろがどんどん苦しくなるもの。
クナンではキープが出来ない。
ファールを取られるか、相手に取られるか。
ジャンプは高いが、軸がしっかりしていないので相手にあっさり奪われてしまう。
そして以前は懸命に走っていたクナンだったが、最近はそのプレーも見られない。
そんなことはここ最近の試合を見ていれば、素人でもわかる。
練習試合でもクナンの調子が良くないことはわかるので、ベンチに入っていることすら疑問でもある。
クナンはもっと頑張れるし、ポテンシャルもいいものを持っているのを知っているし、
期待しているだけに、もっと頑張って欲しいんだけど・・・。
結局せっかくの大黒の投入も何も活かすことができず、試合はドローにて終了。

ラインが下がり、セカンドボールも拾えずというあの状態で相手に得点を与えなかったことは、
本当に良かったと思うし、守備陣の頑張りに感動した。


この試合は確かに終始、ガンバの攻撃にあったと思う。
でもこの試合に関して”持っていた”のは横浜だったのではないかと思っている。
勝てた試合だったと感じた。
だからこそ、本当に悔しい。
確かにガンバは攻めていた。前半も後半も。
しかし明らかに攻めあぐねている時間帯は多かったし、ミスも結構あったのも事実。

とここで、冒頭に張ったリンクの件。
記者の質問は核心を突いているなと思う。
かなり挑発的じゃね?(笑)
ここで思うのは昨日の試合、
勝ちにいっていたのか、それとも後半の状況を見て、このまま勝ち点1を守ろうと考えたのかというところにある。
選手達はもちろん勝つしか考えてなかったと思います。
ならばベンチはどうだったのか・・・

ここから書くことは、想像の域を超えないですけど、今季ずっと感じているのは、
得点を獲りに行かなくてはいけない状況の中で、FWに替えてDFを投入してくるチームってなかなかないよね、
ってことなんだよね。
しかも、相手が守備的であろうと、攻撃的なチームであろうと、
そして戦況がどんなものであろうとも交代する選手がほぼ変わらないというのは疑問を感じています。
毎回観戦記に同じこと書いてる気がするけど(笑)
例え同じ勝ち点1を守るにしても、毎回同じことやって結果が出ないなら、
小野を嫌がっている相手守備陣がいたのなら、翔を出してみても面白かっただろうし、
福岡戦にベンチ入りした仁は高さも巧さも持っているストライカーなので面白いし、
若い力を試した方がよっぽど可能性があるのではないかと・・・。

また終盤のFKの場面。
横浜にとっては最後のチャンスだった。
ここで蹴ったのは勇蔵。
おそらくこの時点でキック力があったのは勇蔵だったからということなんだろう。
だろうけど、過去の実績から考えても、勇蔵のキックがあのような弾道を通ることは想像もできる。
ゴールできなくてもいい。
ただあの場面は低い弾道を通れば、セカンドを狙うだとか、また相手のミスを誘うだとか、
色んな状況が生まれた可能性もあったが、
ふかしてしまえば、全ての可能性はなくなる。
小さなことだけど、大事な場面での、そういう判断も勝利するためには、必要だったのではないかと思う。
大きなことをやるのは、小さなことの積み重ねだもの。


優勝するって、本当に大変なことです。
和司が言っているように、今の横浜はまだまだ成長の過程にあるチーム。
でも、個人的に感じているのは、
優勝できる力は、今の横浜に十分あるということ。
ガンバの外国人選手のように個人としての強烈な強さは持っていない。
でも、今の横浜にはチーム力がある。
色んな選手が点を取れる。
毎試合違った、様々な選手が活躍できる。
そして川崎戦のように全ての選手がヒーローになれる試合があり、観る者を魅了できる。
今の横浜は本当に強いって、信じています。
だからこそ、彼らの力を信じてチームに関わるすべての人達が優勝のために全力で闘って欲しいと思う。


岡田さんが監督だった当時、ある選手が「岡田さんのために優勝したい」と言っていました。
この監督を優勝させたい、と思う。それってすごい信頼感だよね。
俊輔がアジア杯中国大会で優勝した時も、自分を信じてくれるジーコのためにという想いが強かったと思う。
そういう時のチームは、そのチームが持てる力よりも大きな力を持っているように思う。

相手をどんなにリスペクトしてもいい。
でもそれ以上に自分のチームへのリスペクトをしていて欲しい。
勝った時だけじゃなく、いい試合をした時だけじゃなく、
負けた時も、酷い試合をした時も、
選手のせいだけじゃなく、自分の間違いも認めながら、選手達とチームとともに成長することを、
残り試合、和司も考えながら闘っていって欲しいと思います。
そして選手達も全力で応えていって欲しいと思います。
もっともっと横浜は強くなれるはずだから。

必ず最後には最高の場所へ立てると信じて、チーム全体がひとつになって闘っていけたらと願っています。
最後には和司をはじめ、コーチ陣、選手達、そしてサポーターが笑顔でシーズンを終えられることを信じています。
試合後、下を向かず真っ直ぐ顔を上げて歩いてきた選手達の強い気持ちを信じて。

なんか監督批判みたいになってしまったけど(汗)
これが今の正直な気持ち。

ワーストゲームからの・・・

2011-09-14 | 横浜F・マリノス

昨日は用があって、学生時代ぶりの早稲田の杜へ行ってきました。
あの頃とだいぶ変化して、でもやっぱりそのままの懐かしい道を歩きながら当時を思い出してきました。
あー大学生に戻りてぇー。
あんなことやこんなこともしたい。
ということで大学生の皆さん、今を謳歌してください。
大学生の頃が一番輝いてるぞ。
社会人になったら、あんなことやこんなことできないからね!

大学生と言えば、比嘉くんの来季入団が発表になりました。
9月を目途に進路を決定というのは聞いていたので、ソワソワしてたけど良かった良かった。
個人的には金井の左SBとしてのプレーは嫌いではない。
福岡戦は酷かったけどね(苦笑)
守備の金井と、攻撃の比嘉くん。
若い二人のレギュラー争いが今から楽しみでもあります。
加入決定が金井にとっても刺激になるんじゃないかな。
そして、五輪代表に俄然興味がわいてきた(笑)

C大阪戦の観戦記をすっ飛ばし、
清水戦の観戦記もすっ飛ばし、
福岡戦も疲れた・・・という理由でブログの放置プレイが続いていました。
とは言っても、この3試合ほぼ印象としては変わらない。
特に清水戦、福岡戦については、早く寝て忘れたい試合でした(苦笑)

清水戦は、相手・清水も相当酷く、試合自体がダメ。
福岡戦については、福岡グルメ、ショッピングを十分に楽しめた旅だっただけに試合が一番つまらなかった。
選手達が言っていたように、「勝っただけ」の試合。
ただあんな試合を勝利してしまうのは、好調なシーズン特有の試合かなとも思う。
上位、ましてや優勝を狙うには勝利が全てですから。
それにしても、誰というわけでなく、チーム全体の状態が悪い試合だった。
終始走り続けた福岡に対して、前半から運動量で負けっぱなしでした。

俊輔の離脱で、ゲームメーカー不在のゲームが続いていた中、
健太の先発起用と非常に期待の大きかった試合だっただけに、残念でした。
健太の起用を活かすようなプレーが全くできなかった。
運動量が上がらないからパスミスが増える。
確かに高温多湿という厳しいコンディションの中だったけど、
それを差し引いても、ミスの多さは目に余るものがあった。
「運動量」という点で非常に気になるのが谷口の状態。
谷口のコンディション自体は悪くないとは思う。
思うんだけど、谷口の良さを全く活かせていない試合が続いているように思う。
福岡戦でも、小野や兵藤がボールを持って孤立する場面が目についた。
サイドの押し上げも遅かったのもあるけど、フォローがない。
そこで動かなきゃいけないのが谷口だと思うんだけど、動けないんだよね。
コンディション的な問題じゃなく、「動かない」という表現の方が正しいのかもしれない。

起用法が悪いのかっていうのは言いませんし、
指示がないのかとも思いませんが、
もっと周りを見てフォローするだとか、要求するだとか、谷口自身が場面場面で考えて判断して動いていかないと
谷口を起用している意味がないかなと思います。

そしてクナンの起用にも限界があるかな。
いつも、どんな時も、どんな相手にも判で押したような選手起用では今後上位対決が続く終盤戦を
勝ち抜いていくには限界があるように個人的には思っています。
残り試合、カップ戦を含め一試合、一試合が落とせない重要な試合。
総力戦で勝ち取っていけたらと願っています。
今の横浜は本当はもっともっとやれるはずなんだと信じているからね。

今日はナビスコ川崎戦。
川崎戦といえば、否が応にも勝たなきゃいけない、モチベーションも更に高まる試合になるので、
横浜が上昇気流に乗るためにも、そのきっかけとしたい。
自分達はもっともっとやれるんだと、選手たち自身が信じて試合に臨んで欲しいと思う。