限界と希望―仙台戦観戦記。

2011-05-31 | 横浜F・マリノス

土曜早朝に仕事がキャンセルになり、その足で駅に向かった。
新幹線のチケットを購入し、仙台へ出発。
到着はどう急いでも開場時間直前。
我ながら、よく強行したものだ。

仙台へ到着。
1年前と変わらぬ街の姿に安堵する一方で、
ここから車で数分行ったところでは、全く違う景色が広がっているんだということに、ショッキングな想いに襲われた。
スタジアムも以前と何も変わらないように見えたが、ユアスタは空席も目立つ。
ここに来たくても来れない人が沢山いるのだろう。

ピッチに現れた選手達は、鹿島戦同様、まず仙台サポーター達の前に向かった。
仙台側からはFマリノスコールが巻き起こり、試合前とは思えない光景が広がっていた。

横浜の布陣は、前節と変更なし。
谷口をトップ下としたダイヤモンドで試合に臨む。
序盤からキツいプレスをかける仙台にやり難さを感じながらも攻撃を仕掛ける。
が、繋ぎの面で荒さが目立ち甲府戦のような流れは掴めないまま時間が過ぎる。
相手のプレスの早さ、そして球際の粘り強さが攻撃を自由にさせてくれない。
仙台のファールギリギリのプレーに当たり負けする場面も見られた。

そんな中前半20分、サイドからのクロスにニアで頭に当てたボールが不運にもゴール前の相手に合ってしまい先制弾を献上。
クロスの精度自体はそれほど良くなく、飯倉の守備圏内でもあったので、
結果論からいえば、そのまま飯倉が捕球すれば失点はなかっただろう。
後ろから声出しをしていけば防げたものだったように思う。
まぁそれにしてもゴール前で競り負けてもいるので、不運で片付けるには甘いけど。

失点は失点、すぐ追いつきゃいいのさ~。
今季の横浜はG裏もちょっとやそっとじゃ下を向かない。
常にそうでありたいと思うけど。
しかし試合と言えば、失点後もパッとしなかったなぁ。
仙台の勝利への執念か、ただただ横浜が悪いのか。
仙台の寄せの早さ、気持ちの強さに押されている感は否めなく、不要なパスミスの連続でリズムが掴めない。
前線の動きも封じられ、打つ手のない前半が終了。

ハトさんの350試合出場というメモリアル試合。
ハトさんも相当気合いが入っているらしく、いつになく高いポジションをキープし、果敢に攻め上がっていました。
が、それもあって前半はバランスが著しく悪かったように思います。
もちろんハトさんが悪いというわけではなくて、組織プレーという点で、
意思統一に欠けたのか、フォローができなかったなぁと。
相手のプレッシャー、ピッチとの相性、小椋の不調(苦笑)と様々な要因は考えられるけど、
今の横浜はバランスがほんと大事なんだなぁと感じさせられた。

そういえば前半終了後、兵藤が珍しく線審に何か言っている姿があって気になってた。
てっきり「この禿、ちゃんと見ろや」と凄んでいるのかと思ったが、
あれメイン側のボールボーイが機能してないことを意見してたんでしょうね。
メイン側に出ると、全くボールが入ってこなくて、両チームとも選手達が取りに行ってたもの(苦笑)
男の子達もお付きのお兄ちゃんもどっしり椅子に座ってました。

後半に入ると直後にチャンス。抜け出したかと思ったんだけどね、あそこはもっと強引にでも行かないと千真。
このプレーを皮切りに一気に攻勢か!と思ったが、やはり後半も思い通りにはプレーできない。
執拗なマークにあう俊輔がボールを失うことも多かった。
ダイヤモンドは谷口の良さを最大限に活かすとともに、ポストとして果たす役割とその効果も大きい。
その分、後ろに配す小椋と俊輔、兵藤の動きが大きく鍵を握る。
相手は当然のこと、ゲームメーカーである俊輔に2人、3人とマークを付けてくる。
俊輔が低い位置でプレーすることは、プレッシャーを受けにくいという利点があるというのが常識だが、
そこでボールを失うことが失点に繋がる決定的なミスになってしまうというリスクも抱えている。
この日は攻守において小椋が精彩を欠いていたところもあり、リスクはかなり高かった。
攻撃にも手詰まり感があったので、谷口をボランチに戻した方が・・・とも思えたが、ダイヤモンド継続を断行。

今季試合巧者ぶりを発揮する仙台は、しっかり守りながらもカウンターを狙う。
いやぁ危なかったね、2回くらいあったけ?決定的場面が。
飯倉が交わされた時は「もうダメだ・・・」と思ったけど、ハトさんが身を呈して守ってくれました。
前半は上がり過ぎか?とも思えた、波戸だけど後半は守備にどっしり腰を据え、スパープレーを見せた。
やっぱりDFの選手は守備で魅せてくれるのが、一番カッコいい。

ピンチの後にチャンスとはよく言ったもので、同点の場面はその後にやってきました。
俊輔もコメントに出していたように、仙台はやや運動量が落ちてきていた。それは目に見えて明らかでした。
そりゃ前半からあんだけ走ってたら、疲れるさ。
仙台の運動量が落ちてきたことで、サイドにスペースが空き始める。
そこを突いたのは、やはり俊輔でした。
やっぱり俊輔はフリーで前を向いた時、必ず決定的なチャンスを作り出す。
イメージ通りだったというパスは、ピタリとゴール前の谷口へ。
やっぱり今季の横浜は簡単には負けないね。

一気に攻勢に転じた横浜は選手を交代。
しかし点を取りに行くのに、決定力を下げた起用はどうなんでしょうか?
千真か大黒は残しときゃ良かったんじゃなかろうか。
何度かチャンスは訪れたものの、ゴールは決まらず。
決定力という大きな課題もあるが、
仙台を押し込んでいる中で、連続攻撃をもっと出来なかったかということが悔やまれる。
連続攻撃のチャンスも自らで切ってしまい、カウンターを受けるという場面が何度か見られた。
波状攻撃に押し込まれると堅守も綻ぶ。
それが分っていながら、そこを突き切れなかったことは大いに反省材料かなと。

結果は1-1。
試合内容を見れば妥当と言うべきでしょうか。
勝負強い今季の仙台に対して、先制をされながらも追いついたことは大きい。
でも決して勝てない試合じゃなかったよなーって思います。
不完全燃焼という感じがしました。
選手たちのコメントからも課題を見つけ、次に繋げたいという前向きな気持ちを感じたので、
次戦はスカッと完全燃焼を見せてくれると思います。


試合後は仙台駅に戻り、1年前塩釜に訪れ寄った『すし哲』さんの仙台店に行きました。
去年のブログにも書いたけど、塩釜では本当にお世話になりました。
今回の震災で漁港街である塩釜は大きな被害にあっていました。
震災があった時、真っ先に思ったのは『すし哲』さんのこと。
当時お店にいらっしゃった職人さんが今回訪れた仙台店にいらしゃったので、お話をしたんだけど、
なんと私たちのことを覚えているとのことでした。
『すし哲』さんはやはり全壊の被害にあったそうです。
それでもみなさんご無事で、すでにお店を再開されたそうです。
来年は絶対、塩釜本店に行くと約束をしてきました。

去年も仙台では行く先々で、人々の温かさに触れた。
そして今回も、あんな大きな震災にあいながらも笑顔で迎えてくれる仙台の人達の温かさに癒されてきました。
売店のおばちゃんとか優しいんだよね^^
1日でも早く、被災された方達すべてに笑顔が戻る日が来ることを願うばかりです。
ありがとう仙台!

仙台駅にはトリコロールと虎党が入り乱れ

2011-05-28 | 横浜F・マリノス

ペトロビッチは守備的って言うと、手倉森は攻撃的って言う。
横浜ってどんなチームなんでしょう(笑)

今日は急遽仕事が無くなったので、その足で新幹線に乗って仙台へ行ってきました。
芝が合わないのか、俊輔もスパイクを履きかえたりと、とにかくミスの多い試合でした。
仙台もファールギリギリの際どいプレーをしてくるし(まぁ仙台のファールは取らねーですね)、
とても厳しい試合だったかな。でも勝たなきゃダメだよね。

とりあえず、今日の試合で谷口がトップ下でのダイヤモンドはあくまでもひとつのオプションにすぎない、
相手によってはとてもリスキーになるし、手詰まり感が出てくるということに気付いただけでも収穫か。

今日の仕事が無くなったおかげで、明日は出勤になってしまったので観戦記は明日以降に。
そういえば帰りの新幹線ホームで日本代表メンバー数名に遭遇したけど、
「なんだ・・・代表か」ってデカイ声で言ってごめんね<(_ _)>

谷口が夢を叶えた日・・・甲府戦観戦記。

2011-05-24 | 横浜F・マリノス

「夢が叶いました」
谷口の記事にまぢ泣きしている人が私の隣にいました(笑)
谷口の楽しそうにプレーしてる姿を見ると、こっちが幸せになっちゃうよ。

そんな谷口の先制点から始まり、千真、大黒両FWの得点により快勝した甲府戦。
むしろ何も語ることがないほどの快勝でした。
後半に得点をしたかった、多くの選手がそのようにコメントしていたし、
ホームスタンド側でのゴールも見たかったと言えばそうなんだけど、
今後のハードな日程を考慮して、俊輔を早い時間帯で交代できたということ、
結果として得点は奪えなかったが、完封をしたこと、
トータル的な試合展開としては理想的なものだったと思います。
もっと欲を言えば、兵藤、小椋あたり(谷口はノリノリだからいいけど)毎試合ハードワークしている選手を
休ませてあげられるようになったらもっといいかなと。
あのタフな兵藤が試合後疲労顔だったからね(苦笑)
あの布陣は彼らにとってはキツイ。

選手個人としては、交代した選手達が思うようなプレーが出来なかったこと、
これは大いに反省材料かと思います。
クナンが出てくるまでの時間どーしようかと思ったもん。
クナンが入ってやっと前線が動きだし、結果的に前でプレーできるようになった。
俊輔が退いたことによって展開力が無くなったということも大きかったが、
それよりも前線の動きが激減したことにより(大黒も疲れてきてたし)、
ボールを引き出せなくなったことが、相手に押し込まれた原因かなと。
アーリアはもっとよく考えてプレーした方がいいね。

そして健太はむしろ考え過ぎずプレーした方がいい。
健太の動きを見ていると、どうしても俊輔のプレーをしようとしている感がある。
だけど健太は俊輔の真似をしてもダメ。俊輔を超えるようなプレーをしていかなきゃ。
4-0というリードの中、早い時間帯で俊輔との交代で出場して、中盤の底でプレーしてどーすんの。
試合後の和司のコメントは厳しいものだったけど、
和司はきっと健太らしいプレーを期待していたんじゃないかな。
4-0という状況は滅多にない。自由に思い切りプレーできるチャンスを健太に与えたんだから。
後ろなんて他に預けて、前線で躍動して欲しかったなぁ。
あんなところで空気読んで「チームのための」プレーしなくていい。
健太が思い切りプレーしてくれることがチームのためになるし、チームの未来にも繋がるんだということを、
健太には自覚して欲しいです。

そしてクナンにはゴールを(苦笑)
あれだけ流れを変えられる選手って、本当に貴重な存在だと思うし。
クナンにはゴールして喜んで欲しいなぁ。

甲府は、横浜が守備的であるというイメージからプレーしていたように思う。
とりあえず俊輔抑えとけば、カウンターで行ける。みたいな。
しかし蓋を開けてみれば、谷口がトップ下だし。
谷口を上げるという形は福岡戦と同じだが、今季の横浜は同じ失敗は繰り返さない。
福岡戦では、むしろ全員が上がり過ぎ小椋の守備範囲が大きくなったことで守備が定まらなかった。
しかし甲府戦では、俊輔と兵藤を小椋と並べることで、サイドをケア。
俊輔と兵藤にとってはかなり頑張ってもらう形ではあるけれど、
結果的にあれだけ楽な試合展開に持ち込めれば問題なし。
まぁどの相手にもこれが通用するということではないけれど、こういう形も出来るんだという可能性を見せてくれた。
甲府は、俊輔には過剰なほどに守備に行くけれど、
その分、谷口や両FW、そしてサイドの小林には対応しきれず。
完全にゲームプランが崩れて、軽くパニックを起こしているように見えました。
だってさ、4失点してんのに攻撃いかずに全員で守備してるって・・・。
そこは失点してでも点獲りに行けと(苦笑)

谷口の運動量は横浜にとって大きい。
そしてやはり大黒と千真の相性はいい。
FWが得点してくれるとやっぱり気持ちいい。
何より選手達の笑顔はサイコーだよね。

次は敵地で仙台戦。
仙台も好調だけど、それ以上に横浜は絶好調なんで、絶対勝つしかないでしょ。

はじめて・・・

2011-05-15 | 横浜F・マリノス

負けたー。
1年戦っていれば、どこかで負けることもある。
1敗したところで、へこたれる様なやわなチームでもない。
ここのところ苦手意識が強い広島にやはりやられてしまったというのは悔しいけれど、
大事なのはこの敗因をしっかりと追究して、次戦をしっかり勝っていくことだと思います。

という自分は、昨日江ノ島で四つ葉のクローバーを探していました(本当)
広島に行けないという現実から逃避をしていました。
予算委員会とか、うんちゃら会議とか、プレゼンとか面倒くさい仕事が多いつーの
資料作りと報告でてんてこ舞いの上に、そんな時にかぎって遠い広島じゃん・・・
遠征サポが少なかったと後で聞いたので、ほんと後悔。
無理してでも行けば良かった。
応援にも行かないで、負けたことに何か言えた義理じゃねぇ。

悔しいので、録画もロクに見てないんですが(苦笑)、
守備的に入り過ぎたというか、
やっぱり悪い時の横浜ってバランスが崩れちゃうのかなって。
守備的ってよく言われるけど、うちの守備の強さは最終ラインよりも中盤にあるんすよね。
もちろんボンバーなんて今季は好調を保ってるんだけど、
最終ラインだけで守備をするとなるとやや不安。
勇蔵の身体が重い気がするし・・・
中盤からの硬い守備で相手の攻撃の選択肢を絞って、最終ラインで切るってのがうまくイッテる時で、
やっぱりヤラレる時は簡単に相手をバイタルまで侵入させてしまっている。
カウンターに対してもろ弱だよね(苦笑)
相手が鹿島や浦和のような中盤が攻撃の要のチームだとすれば、中盤からの守備で抑えることができる。
ただし広島のようなFW陣だけで得点狙ってくるようなチームだと、途端に守備を破られてしまう。

今季は相手によって巧く戦い方を変えるということも試みている横浜なので、
守備の点でもこれから修正していくのではないかと思います。
小林の負傷交代が昨日は一番気がかりだったとこだけど、大丈夫そうなのかな?

あと攻撃に関しては、やっぱり前線でのボールキープという点が大きいかな。
とりあえずキープできないと、始まらない。
福岡戦ではその点で谷口が大きな役割を担っていたかと思うが、
谷口を前線に上げたままというオプションは対戦相手が限られてくると思います。
そう考えるとやっぱり千真と小野くんのコンビには「うーん」というのが正直な印象。
相性っすね、相性。
相性ばかりは長くやっていけば必ず良くなってくるとも限らないし、
徐々に改善していくかもしれないし、
わからないところではあるけど、とりあえずはお互いやり易いって発言にも出てるくらいだから、
本人達の感じるようにコンビ組ませてもいいんじゃないかと個人的には思うんだけどね。

ま、次だよ次。
絶対勝つよ!
広島に行かなかった分、応援も頑張ります。
サポートの力がチームに力を与えられるように!

横浜FMがわからない―福岡戦大逆転観戦記。

2011-05-10 | 横浜F・マリノス

”慢心”
という言葉で表現してしまえば、それまでだけど、
それとはまた違う何かを感じたのも本心。
確かにこれまでの横浜を考えれば、上位陣に対しては時に実力以上の力を発揮し勝利するけれど、
いわゆる格下といわれる相手に対して、怠慢なプレーを繰り返し星を落とすという、メンタル的な脆さを露呈してきた。
「○○(対戦チーム名)だから気合いが入る・・・」などと言った発言も多く聞かれたことからも、
相手によって気持ちの入れ方が変わってしまうという悪癖があることは確かだ。
マリサポ的にもこれは横浜の真実として周知の事実。
今回も「またか・・・」 誰もが思っていたに違いない。

ただ今試合、単純に”いつもの事か”と片付けてしまうのも、あまりに安易な考えではないか。

”悪癖”のある横浜でなくとも、未勝利の相手と対戦するのは思うよりも簡単なことではない。
むしろ難しい対戦になる。それは選手達からの発言にもあった。
そして相手にとっても同条件ではあるが日程的問題。
この連戦で両チーム選手達に疲労感があることも否めない。
横浜にとってはミスの多い試合となったが、3連戦の中、日頃運動量の多い兵藤や小椋の疲労が見て取れた。
それに加えてのあの悪コンディション。

次に対戦相手の福岡は、これまでの試合でも後半におけるパフォーマンス低下が原因で未だ勝利なし。
前半の試合運びは決して悪いものではない。
そして横浜との対戦でも、序盤からよく動き、スピーディな運びを見せた。
ミスの多かった横浜の状態を考えれば、前半の福岡が2得点を奪ったことは不思議なことではな妥当の結果とも言える。

そして一番大きかったのは、横浜のシステム。
谷口をほぼトップに置いていたため、前節までの守備体系が崩れた。
これまでの堅守には、谷口・小椋の両ボランチが大きな役割を担ってきた。
相手の攻撃の起点を高い位置がら追い込み、摘み取っていく。
ブロックを張って、バイタルエリアに侵入させないというリスクを最小限にとどめる守備をしてきた。
しかしこの日においては、谷口を欠いた中盤は著しく守備力が低下
元々小椋は広範囲を見て守るようなタイプのボランチではない。
守備範囲が広範囲となってしまった小椋が、結果的に判断が遅れ、相手を捕まえることが出来ない上に、
中盤に大きなスペースを相手に与えてしまい、押し込まれ続ける。
それでもラインを上げすぎてバランスがガタガタに崩れてしまうという悪循環に陥る。
1点目の失点シーンなんてサイドはいないは、おまけに勇蔵は上がったまま戻ってこない、
最終ラインはボンバーのみという状態だったもんね。
失点シーンに限らず、ボンバーのみで守備対応する場面は多く見られた。
正直、これまでの堅守を守ってきたらこの試合の失点は無かったと思います。
とにかく前半は、素人目から見てもバランスが異常に悪かった
守備のみならず、バランスの悪さは攻撃時にも影響し、最終ラインからボールがなかなか前に運べず、
俊輔や兵藤が下がってこないと引き出せないという状態。
下がってから受けて前に運ぶので、時間がかかり過ぎて、大した攻撃も出来ない。
ほんとにかったるい前半でした。

ただここでひとつ疑問に思ったのは、なぜ2失点して、あれだけチームのバランスが悪い中でも、
谷口を下げなかったのかということです。
1失点した時点で元の形に戻して、バランスを取ることもできた筈。
そこで思ったのが、そもそも和司はこの試合においては失点することなどどーでもよかったのではないかということです。
何点失点したところで、最終的に相手よりも1点多く取って勝てばいい、
という昨年から言ってたやつ。
逆転勝利したという結果論ではあるんだけど、この試合展開でさえもある程度は狙い通りだったのかと。
つまり何が言いたいかというと、”慢心”が招いた試合展開というよりは、
横浜はああいう戦い方を選択して試合に臨んだのではなかったのかという。
まぁそれは言い過ぎか(苦笑)
和司采配の異様な落ち着き、シテヤッタリのドヤ顔、そして何よりも試合結果を見ていくと全てが計算とも思えてしまう。
今季の横浜FMがよくわかりません(笑)
ただ少なくとも、あの試合展開は最初から予測の中にはあったと思ってます。

あのコンディションで前半から飛ばしてきた福岡が後半大きく崩れてくることは、データからも容易に想像できた。
前半あのようなくだらない失点はしたけれど、後半十分盛り返す公算はあったのかなと思います。
福岡という相手だからこういう方法をとった。
今季は相手によって戦い方を変えていくんだ、ということがこの試合でハッキリしたと思います。

ただし、いくら計算した戦い方とは言え、
それに応える戦力がなければ計算通りにはいかないものだが、
福岡戦でも見事に小野くんが応えたように、
今季は戦力というところがほんと試合ごとにうまくハマっている。そこが今季の最大の強み
小野くんも何か吹っ切れたように、本来の思い切りのいいプレーを見せてくれました。
やっぱり千真は大黒、小野はクナンコンビが合ってるかな(笑)

それにしても小野くんのゴールは素晴らしかった。
やっぱり彼は途中起用でもかなり効きますね。
特に福岡のように後半運動量の落ちるチームに対しては、特に効果的。
クナンの存在も大きい。
3点目の場面、兵藤のシュートのこぼれ球に対するプレッシャーが小野くんのゴールを生んだと言っても過言ではない。
得点後、ベンチ方面へ向かった小野くんを千真が嬉しそうに迎えていた姿が印象的でした。

2点ビハインドからの逆転。10年ぶりだとは思わなかったなぁ。
前半のイライラなんて試合後は当然すっ飛んでたね。
すごく気分が良かった。というかホッとした(苦笑)

今季はこれまでの試合で、選手交代を含めての試合構成力の高さが見られる。
まさにチームが一丸となって闘っているという意識が高いと思います。
今回の連戦然り、今後、夏季の連戦に向けて尚一層、
チーム全選手で闘っていくということが大きなカギを握っていると思います。
毎試合、ベンチメンバーと得点を喜び合う姿が今季は印象的だけど、
”チーム”っていう雰囲気の良さをすごく感じるよね。

下位チームという鬼門を終えたかと思ったら、次は苦手な広島戦。
もちろん、絶対負けない。

神戸―川崎戦のJ速を見た後で

2011-05-08 | 横浜F・マリノス

結果的に、とても気分よく帰宅した後、
試合の録画を見て、改めてボランチの無機能状態に失笑し、
J速のリプレーで小野くんのゴールにため息が漏れ、
神戸―川崎戦のダイジェストを見て、失礼にも笑ってしまった。

次戦広島戦に向けて、広島の試合をチェック。
この試合での3選手の負傷交代を知る。その中でも水本は頭蓋骨骨折と硬膜外血腫。
命に別条はないということでほんとにホッとした。
硬膜外血腫という言葉に、アベフトシを思い出したから。
特にプロの世界は、常に危険と隣り合わせにある中で日々闘っている。
わかってはいても、サッカーの中でこういう事故が起こることはほんとに胸が痛いです。
水本が選手として早く復帰できることを祈ってます。


得点王―浦和戦観戦記。

2011-05-04 | 横浜F・マリノス

絶対に負けない。
赤に染まるスタジアムは、その想いを尚更掻き立てる。
選手にとっても、それは同じようだ。
つーか、スタジアム売店の焼きトンのネギ生じゃねーか!
食中毒も話題になってるんだから、気をつけてね。


試合前には、敵将から思わぬ挑発を食らった。
昨年の和司ならば、その挑発に「ちゃぶる」という表現を使って乗っていたかもしれない。
でも今季は違う。和司も監督として2年目を迎えたのだから。

前半は耐える展開となった。
これまで同様、前線でのボールキープがままならず、攻撃を組み立てるまでいかない。
必然的に守備に回る時間が長くなる。
それでも今季の横浜は守備で慌てる姿はない。
浦和のエジミウソンが不必要な行為で序盤から主審より注意を受け、
早い時間帯でカードを食らったことも横浜にとっては有利となった。

攻める浦和だが、横浜のブロックはなかなか崩せない。
特に兵藤、谷口、小林、勇蔵を配する右サイドはほぼ崩すことは不可能というほど。
谷口も、小林もさすがというか、いいよねぇ。
攻守の切り替えの早さ、潰しがとにかく早い。
運動量の多さがその根底にはあるんですよね。
昨年までとは大きく違う今季の特徴とも言える。
前半の浦和の攻撃はほぼ左サイド裏を狙うことになった。
横浜にとっては、浦和の連携については絞りやすくなる。
それでも高い個人技を持つ浦和には警戒が必要だ。
が、それも複数人でのマークでフィニッシュまでは持ち込ませない。
田中に打たれたサイドネットへのシュートの場面では、
ボンバーが抜かれたことでヒヤリとするも帰宅後、録画で確認すればコースは切っているので、
よほどのスーパープレーでなければ飯倉の守備圏内。

相手のことを言うのもなんだけど、浦和の攻撃面での連携はよくないですね。
一番の脅威であるマルシオがほぼ存在感なしなことが大きい。
個人技では脅威はあるが、連携面での怖さが感じられない。
守備の強い相手に得点が出来ないのも頷けるかなと。

前節大活躍を見せた俊輔が予想通りに包囲され、前半の多くを守備に回る中、
初めて横浜のサッカーを見た人にとっては「あの谷口って人がFW?」というくらい、谷口が積極的にゴールを狙った。
ゴール前にいたかと思えば、一瞬で中盤まで下がり相手を削る。
運動量豊富な谷口には何てことないものか。
これが後々ボディブローのように効いてきたのかもしれない。

浦和にマンマークされ手も足も出ない状態であった小野くんを後半頭から替えてくるかと思われたが、
後半もメンバーチェンジなし。
やはり後半も我慢の時間は続く。
徐々に小野くんの突破など攻撃態勢を作るも、ゴールに直結する攻撃は見られず。
ベンチでは大黒が準備する姿が見られた。
これまでは1枚目の交代はアーリアというパターンがあったが、遂に満を持して大黒の投入。
予想通り小野との交代。
和司は千真のストライカーとしての底力に賭けた。

大黒投入後、俄かに状況が変化する。
それまでしょーもないポジショニングしかできなかった千真が徐々にゴール前に近づく。
小野とコンビを組む千真はどこか遠慮が見られる。
本来の能力とすれば千真はゴール前に張って、その周りを小野くんが走り回るイメージがあるんだけど、
どうもその役割が逆になっているというか・・・
これはベンチの指示なのか、個人の判断なのか?と首を傾げたくなる。
千真と小野の縦の関係がまるで機能してないんですよね。
いざトップにボールが渡ってもポジショニングが悪過ぎて、シュート出来ずに終わる、
そんなもどかしい場面が数多く見られる。
ここのところ消極的な姿しか見られませんでした。
しかし大黒投入後は、浦和の守備がかなり嫌がっているという印象があった。
と同時に、千真もゴール前に顔を出すようになる。
相性ってやはり重要なんだよね。
大黒への警戒、これは紛れもなく彼のこれまでの実績が成すものであるし、
小野くんはファールを取ってもらえないことを嘆くより、
ファールを取ってもらえる選手になるにはどうすればいいかを大黒や俊輔から学んでいって欲しいと思う。

ひとつの変化の中に、光明が見えた。
そのチャンスを見逃さないのが、今季これまでの横浜。
FKを蹴るのは俊輔
ニアに飛んだボールに吸い寄せられるように、守備を振り切って、相手の前に出たのは千真
相手の前を取れた時点で、勝負あり。
サポーターに駆け寄る千真は全身で喜びを表していました。
祝福を受ける千真。
サポーターはもちろんですが、選手たちもほんと嬉しそうでしたね。
浦和から得点したということに加えて、
苦しむ千真のゴールということが余計に喜びを増幅させていました。
みんな待ってたんだろうね、エースの一撃

プラン通り、先制点をもぎ取った横浜。
俄然攻撃の動きも良くなった。
相手も前に出てくるしかないから、スペースが出てくる。
守備は安定しているので、こういう状況に持ち込めば横浜にとっては有利なわけで。

その後は、健太、クナンを投入。
昨日の和司の采配は見事なものでした。

アディッショナルタイム4分。
浦和の攻撃を跳ね返し、クナンから小椋、小椋が倒れこみながら懸命に足をのばし、ボールはフリーの大黒へ。
完璧に抜け出した大黒は落ち着いてGKをかわし、シュートは無人のゴールへ。
出来過ぎなくらい、完璧なゲームの締め方でした。
試合終了の笛の前に席を立つ浦和サポーターの姿。
とても気分が良かった(笑)


勝敗を分けたのは、様々な要因があれども、
両者の分析力に大きく差があったのではないかと思いました。
今季の横浜は、戦力補強による守備力の向上という技術的な進歩を図るとともに、
一部報道にあったようにiPadの導入で対戦相手のデータ分析をはじめとして、
チーム全体での戦術共有意識の向上に努めている。
また、選手同士のコミュニケーションを日頃から積極的に行うことで、
間接的にも「組織力」の向上を図っているものと見られる。
浦和戦においても、試合後のコメントを見ても十分浦和の攻撃を分析した上で、
自分たちの戦術プランを実行した成果だという自信が感じられた。

こちら見る側としてはイライラした前半の展開も、
ある程度は計算通りで、むしろプラン通りに事が運んでいたというのだから、
相当の労力を分析に費やしているのではないかと思われる。
まぁ分析力に長けていても、実行力と、それに必要な能力がなければ駄目なのだけれど、
選手たちもそれに応えてやっているということなんでしょうね。

浦和は確かに俊輔を封じていたと思うし、小野くんを自由にさせなかった。
でもそれだけだったように思います。
俊輔を封じること、小野を抑えることだけに終始していたようでした。
4番の外国人選手(名前忘れた)を小野のマンマークに、
俊輔は複数人で囲み、前線へのパスを封じる。
マスコミの情報だけでイメージしたのかどうかは知らないが、
小野を替え大黒を投入したところで崩れた浦和を見ると、そう感じずにはいられない。
俊輔ばかりに固執し過ぎたことが、逆にこちらのペースになってしまったかなと思います。
それでも結果的には俊輔のFKが決勝点のアシストなんだけどね。
ただ試合の中でひとつ感じたのは、とにかくパスが俊輔を通し過ぎなこと。
そこはそのまま上がってけよ、という場面でも相手を背負う俊輔にわざわざボールを預けるような場面も
見られたので、改善の必要があるかなと感じました。
結果は出てるとは言え、まだまだ課題はあるようだ。


気持ちのいい勝利でした。
埼スタはやっぱりイイね。
そして千真のストライカーとしての目覚めが浦和戦であって欲しいと願った監督をはじめとする、みんなの想いが繋がった勝利。
「得点王」を目指して、このゴールをキッカケにもっと貪欲にプレーしていって欲しいと思います。

今季はプレーする選手達の表情が印象的。
これまでも大きくリードする場面で笑顔は見られたものの、
昨日のような緊迫した状況ではなかなかない。
でも、昨日でさえも選手達の表情は柔らかで、充実感が見て取れた。
選手達が楽しそうにプレーしている姿が見られること、選手たち自身が試合を楽しむこと、
サポーターとしてこれ以上の幸せはない。
谷口が楽しそうだよね^^

GW最後の対戦は、ホームで福岡と。
福岡は現在最下位という順位だが、ここが一番難しく重要な試合になると思う。
昨年までの横浜は精神的な弱さからか、このような対戦時に勝負弱さを露呈してきた。
選手たちも口々に、次の試合が重要だと言っており、そのへんの意識は高い。
もちろん、次戦も絶対勝つ。


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【横浜M“和司マジック”はまった!】(デイリー)


絶対負けない―清水戦観戦記。

2011-05-01 | 横浜F・マリノス

2011バージョン選手紹介にいちいち盛り上がるスタンド。
この高揚感がホーム開幕戦なんだね。
スパッと勝ってたら、ほんとサイコーな一日だったんですけど。
決定機で決めてりゃあんな猿芝居PKに泣くことはなかったんだということなんだろうし、
反省点をしっかりと見つけて、前向きに捉えたい勝ち点1だと思います。
しかしあの選手紹介カッコいいなぁ。
初っ端がかわゆい飯倉ってのが反則(笑)嫉妬する、嫉妬。
そして横浜は俺が引っ張る(俊輔)で失神ですよ。

GW初日の日産スタジアムは清水サポーターも大勢つめかけ、3万3千うんちゃら人の大入り。
横浜のスタメンは鹿島戦と変更なし。
しかし鹿島戦とは試合内容は全く違いました。

1つは運動量の低下
特に気になったのは小野くんの動きで、試合通して目立った場面はほとんどなかった。
運動量が鹿島戦に比べると激減し、
相手のプレッシャーで簡単にボールを失うことも多く、簡単に倒れる。
シュートへの判断は鈍いし、シュートを放っても弱弱しい。
試合終了時、倒れ込む姿もあり、少し気がかりです。
千真の交代の方が早かったけど、後半開始から小野くんを替えてくるかなと思っていたくらい。
清水とのPSMの時から去年に比べてキレがない。もっと裕二にはキレがある。
思い切りが無くなったことと、判断が鈍くシュートまでの時間がかかるのは気になっていた。
やはりプロというのは違うのか、10番という責任感からか、頭で考え過ぎかなと思います。
若いんだから思い切りやればいいんだよと、サポーターは無責任に思ってしまうんだけどね。
常にゴールに貪欲に、どんな相手にも立ち向かう姿が裕二の良さなんで。
裕二は後半からの投入ってのもありなんじゃないかと思います。

2つ目は清水のプレスのはやさ
鹿島戦では、横浜が徹底的に野沢・小笠原という鹿島のゲームメーカーを潰したけど、
清水戦では清水が中盤のプレッシャーをはやく、両サイドが高くポジションをあげることで、
俊輔、兵藤の2人が下がらざるを得ない状況を作られてしまったという感じ。
俊輔と兵藤が最終ラインまで下がってきてボールを受ける場面を多く見ました。
鹿島戦からの課題として、トップのボールキープが良くないので、
俊輔と兵藤が上がるまでの時間が稼げない。
ポゼッションは高いのに、決定的な場面を作る機会はそれほど多くはなかったのは、その辺に原因があるかなと。
それでも俊輔がかなりキレているので、いいパスは出てるんだよね。
要は決定力か・・・。
さすが「横浜は俺が引っ張る」という覚悟した男のプレーは違う。
うまくいかないなら、うまくいかないなりに、
ゲームの中で方法を変えながら、突破口を見つける能力は、俊輔は抜群なんですよね。
そして最後のFK。
クロスバーに弾かれてしまったけれど、あの弾道とスピード、やはりワールドクラス。
あれ入ってたら、失神者続出でしょ。

前半は中盤で思うようにボールを回せず、
相手のプレッシャーから最終ラインからの繋ぎにもミスがあり、
どうにもならんなという印象でした。
最終ラインでのパスは不安定なので、怖いんだよ。

後半も同じ状況が続く中、両チーム選手交代で状況の打破を図る。
横浜も千真に替え、アーリアを投入。うーん。
クナンと健太の投入が印象強かったので、忘れていたけどアーリア投入されたんですよ。

勝負を賭けて動き出した両チームだったが、その直後、あのPK判定
正直何が起こったんかわからなかった。
帰宅後の映像確認と新聞報道で誤審だった(微妙な判定という曖昧な表現はいらない)ことを確認した。
主審が躊躇ってからPK判定ってどういうことだよ。笑うしかねーべ。
未だにあのレベルで誤審が生まれる現状を協会は重要視するべきだと思いますけどね。
まぁあんなPKであーだこーだ言う前に3得点くらいしてりゃ、
あんなの痛くも痒くも無かっただろと言えば、それまで。
選手達はその点を反省点に挙げていたので、いいと思います。
ただ過去の例を見ても、何となく文句を言っているだけという印象がある横浜なので、
ちゃんとVTRでも送りつけて意見書提出はするべきだとはいつも思います。
後ろ向きな訴えではなく、今後のためにも。
PKを取られたという直接的な損害だけでなく、
直後の正当な抗議によって小椋に黄色が出てるという損害も被っているわけですから。

試合残り10分を残し、1点のビハインドを負った横浜は、クナンと健太を投入。
鹿島戦でのプレーもあったので、クナンの投入にはかなりの可能性を感じました。
朝から聴いていたファンモンの「ちっぽけな勇気」が突如として頭の中、回りだしたもんね。
当たり前だが前線で悉く相手に競り勝ち、そして大きい身体ながら一生懸命走るクナン、
中盤を駆け回り前線に顔を出し、ボールに食らいつく健太、
ふたりの投入が起爆剤となり、試合の流れが変わったのは明らかでした。
諦めない、諦めたくない、いや諦められるわけねーだろ!


そんな気迫をピッチからも、そしてサポーターからも感じたのは私だけではないはず。
そして訪れた同点弾。
俊輔の十八番のひとつ。見事な切り返しからのクロス。
兵藤の頭からファーのクナンへ、クナンのシュートがポストに当たり、跳ね返りを谷口が身体を倒して抑え、
こぼれたボールを兵藤が左足でゴールへ押し込む。
かき出された様に見えたボールはしっかりとラインを超えていた。
気迫で押し込んだゴール。チーム全体の魂がこもったゴールだったと思います。
この一連の流れをしっかりと見ました。

もう1点、絶対に勝つ。
そう思ったはず。あそこにいた誰もが。
頭に中には2曲目の「あとひとつ」(笑)
クナンのプレーはほんと気持ちがいいです。ハートが。
彼なら何かをやってくれるかもしれない。
そう思わせる選手って、なかなかいない。
ひとまわりも、ふたまわりも大きくなって頼もしい選手が横浜に戻ってきてくれたなと思います。
健太も懸命に走った。FKの場面。
やはり、キッカーが複数いること、パサーが、オプションが多いことは相手に与える脅威が大きくなることを感じます。
当たり前のことだけど。
今季のメンバーを考えると、バランスもいいし、運動量の多い選手が多いので、
健太と俊輔の共存も十分あり得るんじゃないかなって。
俊輔と兵藤と健太、去年もこの共演あったけど、面白いもん。
今季は去年以上にこの共存に可能性を感じるんだけどな。

クナンのヘッド、俊輔のクロスバー直撃FKとか、
あと一歩というところまでいったが、試合終了。
確かに「勝ち点2を失った」試合だったかもしれないけれど、
去年の横浜ならば、あの時間帯での失点、あのまま負けていたかもしれない。
負けていたかもしれない試合を、同点にした力を前向きに捉えて欲しいと思います。
優勝できるチームは負け試合を、引き分けに持ち込めるチームだと思うんで。
かつて横浜が優勝した時がそうであったように。
どこまでも貪欲に勝ち点を1点でも多くとっていって欲しいです。

サッカー楽しいな。
楽しくてしょうがない。
次は浦和ですか。もちろん勝ちます。


最後に、大きな決断をした阿部ちゃん。
お疲れさまでした。
これからの人生の大きな可能性の中で、阿部ちゃんがどんな道を選び歩んでいくのかわからないけど、
どんな可能性も、どんな道も、明るいものだと信じて歩いて行って欲しいと思います。
いつまでもマリサポはあなたのサポーターです。
こんどのホームで花道を作れないものなのか・・・。