花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

つい嬉しく

2018年05月16日 09時42分24秒 | 日記
赤玉瓢箪木の花が今年も沢山咲きました
その後に小さな赤い瓢箪がなっているのを見るとつい嬉しくなりますが
今年は瓢箪の数が少なくて葉陰をさがすようです




ホタルブクロが蕾を膨らませています
もう少しすると早朝に涼やかに白いホタルブクロの花が咲いているのを
見ることが出来ます




“私は此処です”と呼びかけるように芍薬の花が咲いています
遅いではないですか ほかの芍薬はもうずっと以前に咲き終わりましたのに
でも花咲く姿をみると嬉しくなるではないですか






遠い昔のこと思い出すのです
初夏に子供でも気怠くなる時季ってあるのですね
今おもうに大人になって自律神経失調症のような身体の状態だったのかなと
おもうのです
そんな初夏の学校での参観日に母が綺麗に見えてそれだけでその日が
どんなに嬉しかったことか

大丈夫かしら

2018年05月15日 09時23分06秒 | 日記



もう初夏なのに万両の実がこんなにも真っ赤なままです
少し離れた場所ではもうすでに赤い実はなく次の赤い細い状態なのに
この万両も木陰を選んで小鳥さんが種まきしたと思います

私思うのです
ある心理学者が人間の発育も成長段階があって
決して段階を一段飛び越えて
成長することはないという意味のことを言われたことがあります
そのとき我が息子に激しい反抗期がなかったような気がしたのです
部屋いっぱいに大きな音楽を鳴らすとか赤裸々なヌード写真が
部屋に貼ってあったとか
私の記憶にはないのです
大丈夫かな
いつも そしてずっといい子でいてくれなくてもいいのに
エネルギー持てあます子でいいのに

この赤い万両の実これからどうなっていくのかしら




これ照手桃の実です
ふふっふ 食べられないのに すくすく大きくなって

静かな雨

2018年05月13日 11時00分58秒 | はな
今朝早くにミニトマトの苗を植えました
雨降りの予報なので大丈夫でしょう
よくできる年はご近所にもお裾分けしたいくらいに




期待していた桃色夏椿が可愛く膨らんで朝の目覚めのように
咲き始めました




酔仙翁俗名で“一人娘”と呼んでいますが可愛い色で咲き始めました
この花はあちこちに芽生えて気に入ったところで成長して2年目に
花を咲かせているようです
全く世話が要らない可愛い花です
花言葉もやさしいですね
”何時も愛して“とか”恋のときめき“とか
そう一人旅に出かけた息子が昨夜無事を知らせる電話を掛けてきました
彼から“恋のときめき”を聞く時は?来るのかしら?
まあ リフレッシュして帰って来ればいい




言えなかったこと

2018年05月12日 09時22分34秒 | 日記

兄の病状が重篤になりでどう考えても
悲しいけれどお別れのときが近付いてきて
でも最期まで言えなかったことがあるのです
それは残される兄嫁のことです
私は「我が家に嫁いでくれた大切なお嫁さんだから
これからずっと大事に守りますから心配しなくていいから」
と言いたかったのです

でもそれを言うことは兄の命が終わることを告げるようで
涙が先に出てしまってどうしても言葉にならなかったのです
でも今思うと
聡明だった兄のことだからきっとこの気持ちを解っていてくれたことと
あれでよかったのだと





柚子の花が咲いています






ただ 声を聞きたくて

2018年05月11日 08時35分08秒 | 日記
母が亡くなりその後たったひとりの兄が亡くなり一か月もしない中に
兄嫁も相次いで病死してしまいました
悲しくて寂しい気持はどうしようもなくて留守だと解って居る
誰もいない兄の家に
何度電話したことか

受話器の奥から相手を呼んでいる音が聞こえるのです
今兄が椅子からおもむろに立って電話に向かっている筈です
受話器を取ろうとしている筈なんです

聞かせて下さい 貴方の声を
ずっとずっと悲しくて
待っているのですから
聞える筈がないこと解っていてひっそりと静かな空気が伝わってくるようで
それは電話を掛ける前より一層寂しくなるだけなのに
聞えない声
何度かけては失望したことか
あれからもう17年経ってしまいました




桃色夏椿もう咲くかしら 待っています