時節は立秋の末候、深い霧が立ち込める頃。
昨日は京都五山の送り火も終わり、周囲の林からヒグラシのカナカナという鳴き声が聞こえ始め、いよいよ夏も終わりに近づく。この盆休暇もずっとステイホーム。ブログへの投稿写真もねた不足。
(エゴの実、ヤマガラの好物)
NHK福岡の夕方のお天気キャスターでおなじみの吉竹顕彰さんの西日本新聞朝刊での随筆「天気の缶詰」が始まって2週間余り、1000文字弱の随筆だが、なかなか面白い。
佐賀武雄の生まれで父親は小学校の教師、父親の教育資料から天気図に興味を持ったとか、九大理学部を卒業し、福岡気象台所属でNHK気象予報士として31年、笑顔を絶やさず、天候と植物などへの博学振り、軽妙なアナウンス力もすばらしい。妻もファンと称する人柄。組織だからいろいろあったとは思うが育ちの良さがうかがえる。
(ブルーベリー)
30代台くらいまで植物には興味がなかったらしいがある日植物の開花成長と気象との不可分な関係にきずき、コンデジと手帳をもって福岡市植物園に毎日通って勉強していったらしい。そんなことが現在のお天気の時間に深みを与えているとか。シュミは植物鑑賞、読書、ジャズ音楽鑑賞、自転車こぎとか。住まいのマンションのベランダの植物との語らいが連れ合いとの会話より多いというのがおもしろい。ジャズからアドリブの勘どころを学びそれが放送での時間調整にも活きているとか。
どろどろした企業経営、その中でのコンサルテーションで苦闘してきたわが人生とは大部ことなる人生を過ごしてこられたようだ。男の人生もいろいろだ
ところで北九小倉の地元で人気の旦過市場、4月に火災をおこし、42店舗焼失、やっと瓦礫処理を終わった矢先で、隣エリアの飲食店からてんぷら油から出火、45店舗が焼失、歴史的価値のある小倉昭和館という映画館も焼けてしまった。マスコミ報道は被災者のお涙物語ばかりで問題の本質を追及する姿勢が感じられない。消火器の所在が分からなかった云々。発火してから20数分後に消防署に通報があったとか。
市や消防署、警察、市場など当事者が4月の火災後どのように検証し反省し、対策を練り、再発防止の教育訓練など行ったのか?このあたりの解析究明が?バラエティ報道番組の司会者やコメンテイターの資質や、さらにはテレビ局自体の経営陣の姿勢を問いたいね。私は人災だと思っている・・・・