ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

160309 妻のパソコン復旧。福岡市美術展視察、行き帰りで青春の門、第七部挑戦編読了!

2016年03月09日 | 趣味と交遊

新規購入も考えたが経費節減もあり、妻のデスクトップパソコン、近くのPCライフサポートのS社長に依頼してハードディスクを交換してもらいウインドウ7の初期状態に復旧、メール設定もしなおして最初の状態からやり直し。税込み27000円の出費になったがとりあえず妻のライフスタイルも復旧といったところ。

ハードディスクはパソコンの心臓部だが寿命は3~5年らしいね。量販店の長期保証も5年になっている。やはりデータは外付けのハードディスクやUSBメモリーなどに別途保存しておかないとだめだね。

久しぶりに大濠公園横の福岡市美術館に出かける。写真仲間が出品している市美術展写真部門を視察。大濠公園はカモがいっぱい。

 市美展は過去一度だけ出したことがあるが選外。今年は450点ほど出品されて入選は3割ほどだったらしい。入賞はそのなかから10%ほどとか。差がどこにあるのか微妙ではある。審査員の好みもあるらしい。しかし明らかにレタッチソフトで加工修正している作品が多い。メインの被写体に何を組み合わせるかによって入選が分かれるみたいだね。まあ考えてみれば絵画などは自由に絵の具を駆使してかけるわけだから写真の世界も自由に加工して創造性を競ってもいいのは確かだ。フォトショップとやらのレタッチソフトに2万円ほど投資して研究してみるかね

福岡天神までの往復時間、普通列車に乗って座って青春の門、第七部挑戦編を読み終えた。688ページの長編、文庫本ででている最後のもの。第八部の風雲編は前半で週刊現代の連載が終わってしまい、今、読もうと思えば国会図書館にいって週刊現代を閲覧するしかないらしいね。第七部は今までの五木氏の実体験的な流れから一転、再び北海道をベースに一大フィクション大河ドラマに変調しておりこれまたなかなか面白かった。

 未知の時代を目前に、嵐の前の静けさが日本を覆っていた一九六〇年。伊吹信介はタバ風の吹き荒む江差にいた。そこで会ったオーストラリアの友人・ジョンの「あなたは一度日本を出てみるべきです」という言葉に惑う信介。特攻船やソ連との関係に揺れる函館を訪れたとき、彼の背中を押す風が吹く。 1960年といえば、まだ終戦から15年。私が15歳、高校生の頃。記憶をたどると、1960年代は日本も徐々に生活が豊かになってきた。が一方で、それ以前の生活がままならなくなった人も、たくさんいたことでだろう。戦後の北方領土近海の漁業も、大きな打撃を受けたはず。「特攻船というソ連領海での密漁が日ソ間の暗躍、密約によって取り仕切る大きな闇組織が、信介やカオルを巻き込みんでゆく。


当時は、日本が経済大国として世界に羽ばたく直前。若者たちが、「変化」や「解放」を求めて様々に活動した時代で、信介も、江差で知り合ったオーストラリア人のジョンさ背中を押され、とにかく日本を飛び出し、新たな世界を求めてみる決心をする。みずからの真の生きる道を求めて、信介は広大なシベリアの凍土へ、どんなリスクが待ち受けているかもしれないなか、死ぬも生きるも命は一つという人生観で未知の世界に旅立つ。さあ第八部の下巻や、完結編はどうなるのか、83歳の五木寛之先生にがんばって書いてもらいたいものだね

コメント
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