ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

150301 写経会武蔵寺。仏教詩人、坂村真民の「時」!

2015年03月01日 | アフターセブンティ

今日から3月。24節季、雨水の末候、草木萌え動く、冬の間に蓄えられていた生命の息吹が外に現れはじめる頃とある。外は雨、第一日曜日、武蔵寺の写経会に出かける。

 

カレンダーは3月になったがまだ外は寒い。本堂の電気カーペットがまだありがたい。月1の写経、小筆で262文字の般若心経を写し取るが一字一字まだまだ精神統一ができていない感じ。

いつもの住職の法話。今日は仏教詩人で有名な坂村真民の時という詩の紹介があった。現役時代いくたびか目にした詩人。経営者にもファンが多い。

 <時>

日の昇るにも手を合わさず、月の沈むにも心ひかれず、

あくせくとして一世を終えし人のいかに多きことぞ。

道のべに花咲けど見ず、梢に鳥鳴けど聞かず。

せかせかとして過ぎゆく人のいかに多きことぞ。

二度とないこの人生をいかに生きいかに死するか、

耳をかたむけることもなくうかうかとして、

老いたる人のいかに多きことぞ。

川の流れにも風の音にも告げ結う声のあることを知ろうともせず、

金に名誉に地位に狂奔し終わる人のいかに多きことぞ。

生死事大無常迅速

時人を待たず嗚呼!!

 

コメント
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