ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

120711:10年ぶりの沖縄(2)・・癒しのヤンバルバスツアー、ガイドグレイト!ジンベイザメ巨大!

2012年07月16日 | アフターセブンティ

沖縄二日目の朝、5時に目が覚めた。ベランダに出ると昨日見えなかった那覇空港にANAのジェットが駐機しているのが見えた。300ミリの望遠に1.5倍のテレコンをつけて撮る。日の出前の薄明か、うみそらトンネルの道路灯がぼんやり光っている。港のほうに目をやるとぼちぼち船や車も動き始めてる。暑い夏の日の始まり、空はまだ雲が厚い。シャワーをあびて、フロントで朝食券を購入。ゴーヤ、ゆし豆腐、うみぶどう、ナーベラ(へちま)など懐かしのうちなー料理。パインのデザート、コーヒでしめて朝食終了。さて今日は今回どうしても見ておきたかった美ら海水族館だ。バッグにカメラ、望遠、小型三脚、アクエリヤスをほりこんで那覇バスターミナルへ。朝からタクシーの運転手君は陽気だ。650円。ガードマンが案内人がわりだというが頼りない。バスと車が県民の足代わりだがバスは8時以降、とくに遠方は便数が極端に減る。言われた空港からの名護行バスはあと30分待ち。ぐるりとターミナルをまわると8時半出発観光バスとの表示。水族館まわりは3コースあったが北部やんばるまわりDコース5000円に決め乗り込む。乗ってからきづいたが高速道で名護まで行ってしまうので途中の景色はないようなもの。Cコースは58号線、西海岸まわり(途中、琉球村や万座毛という景勝地がある)で市街地をくりぬけてゆくがちょと時間が多めにかかる。まあいいか、今回は中抜きで普段あまりいけないヤンバルだ。途中、都ホテルやホテル日航で客を拾ってゆくが総員16名の観光ツアーだ。子供をつれた若いおかあさんや、中年のおばさんグループ、韓国の若夫婦などいろいろ。バスガイドは安里さん、沖縄によくある名前、国際通りのきたはしも安里だ。なかなかチャーミングでガイドも上手、今や沖縄はタレントの生産地になっているがこのガイドさんもなかなかグレイト、すばらしい。人の喜びをわが喜びにできるホスピタリティ精神が感じられる。最初の目的地は小宇利島。大橋を渡ると周辺8キロのサトウキビの小島、きれいな砂浜が広がっておりマリンスポーツのメッカ。

あやしい雲が橋の上にかかっていたがエメラルドグリーンのビーチで海水浴客がちらほら。つぎに最近できたワルミ大橋を車窓から、眼下の絶景をみる。海が美しい

沖縄に世界遺産いくつありますかというガイドさんの質問。3つぐらいかと思いきやなんと9つあるという、が9か所の琉球遺産を一緒にして一つの世界遺産になっているということ。次にいく今帰仁(なきじん)城跡も14世紀ごろできたとされる琉球の遺跡の一つ。

暑い中での遺跡探訪だったがガイドさんのスマイルと熱心さに皆、嬉々と探望。600年前の歴史をほうふつさせる。岩の城壁は万里の長城を思い出させる。時間は昼をすぎ、いよいよ次はメーンスポットの美ら海水族館、バスですぐ近く。昼食は駐車場所であるチサンホテルリゾートか水族館4Fのいずれもバイキングらしいが沖縄そばが食べたい気分。

海洋博公園、水族館入口に噴水にいるかがうちあげられているモニュメント、そこから冷気が噴射されていて心地よい。空が真っ青、真っ白な入道ぐも、真っ赤なぶーげんびりや。ジスイズザ沖縄の夏って感じ!案内のガードマンにソーキソバ食べれるところあるかを聞く。ないという。さらに歩いて女性コンパニオンがいたので聞く。階段を下りて行ったところにパーラーがありそこで食べられるという。イルカショウが始まりますという案内を聞きながら沖縄そばをたべる。暑いなかだが結構いける。外国人らしき子供の集団がやってきてバーガーやタコライスを注文している。しばしイルカの大ジャンプと水しぶきを楽しみいよいよ水族館へ。福岡のマリンワールドへ去年孫といったがここの水族館はスケールが違う。水槽の巨大さもさることながら厚さ50センチの水槽アクリル壁は世界1でジンベエザメが3頭以上かわれているのはここだけらしい。ちいさいのはおおきいのに食われる運命にあるので、常に数を維持するため水族館のまわりの海のいけすで補充用の魚を飼っているとのこと。すごいもんです。4階大海へのいざない、3~2階、サンゴ礁への旅、熱帯魚やエイがうようよ。

1~2階が黒潮への旅、ここでマンタやジンベエザメと会える。3時から豪快な餌付けショウがあるとのこと。そして1Fが深海の旅ということで順に上から降りて行く構造になっている。

やってきました、ジンベエザメのいる大水槽。カフェ・オーシャンブルーにはいりシーカーサージュースを飲みながら魚たちの遊泳を楽しむ。しばし時を忘れる。

        美ら海の ジンベーザメや ウチナーの夏

3時からジンベエザメの餌付けショウ。飼育係りの女性がなにやら合図をするとジンベエザメが水槽の表面に浮上、大口をあけるとそれにめがけて30キロくらいの小魚がほりこまれる。それを水槽の下から見物というわけだ。すごいもんだね。下から写真をとったがあまり判然としないね。残念でした。大口をあけての泡しぶきはうつってはいますがね・・・

3時半駐車場に集合。ここから昔馴染みに電話、旧交を温めるといっても特にアポなしできたのでとりあえず伝言依頼。バスは最後の目的地パイナップルパークへと向かう。ガイドさんがいかがでしたと質問するがメンバーはやや疲れ気味。安里屋ユンタや芭蕉布をうたってくれた。なかなか上手。拍手だけは皆忘れずにしている。ウチナーグチ(方言)も教えてくれた。あ、い、う、え(い)、お(う)、き(ち)、く(い)。方言の95%をしめているという首里方言では( )のオンとなる。だからおきなわはうちなわとなるわけ。沖縄県人をウチナンチュ、本土の人間をヤマトンチュという。米軍基地の75%が沖縄にある。S47年の本土復帰も右側通行が左側になったが県民の希望とは程遠い復帰であった。敗戦日本がまだ続いてるのである。アメリカは日本にセックス、スポーツ、スピードの3Sで日本の復興を許し古き良き日本精神を骨抜きにしたがいまだに世界の警察を自認して、軍隊が居座り続けているということになるのだがヤマトンチュやいかに?

ガイドさんに名刺をもらって写真を送ることを約して国際通り18時半下車。友人にTEL。運よく夕食を共にすることになる。事務所はたまたま明日の宿泊ホテルの隣とは奇遇だね。M氏は18年間で、沖縄を着実に事業の基盤として確立された。立派なものだ。どこにいこうかということで国際通り入口のロータリー交差点のかどにパレットくもじという複合ビルがありその地階の「彦」という店、寿司とうなぎの専門。約2時間、さしみや泡盛、沖縄料理、人心の機微、もろもろ語り合い旧交は温まりすぎるくらい温まった。突然の訪問にもかかわらず歓待いただき大感謝。また本土での再会を約して別れる。今宵は写真のパソコン整理は明日にしてシャワーを浴び、心地よい酔いの中でなかで眠りにつく。

コメント
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