10年ぶりの沖縄に旅立つ。息子が5月に帰郷時、ベネフィットワンという厚生施設を会社が利用、家族の利用も可といっていたが確かにホテルも安く利用できそうだったが手続きがいるのなんのと言ってるうちに7月に入ってしまった。パソコンで調べると格安航空券やホテルの連泊サービスなどあり息子をあてにする必要もなさそう。ということで梅雨もあけた沖縄に急きょでかけることにする。わざわざくそ暑いところに年寄りがでかけることもないといえばそうだが大阪が第一の故郷、福岡が第二の故郷、さしずめ沖縄は一番の働き盛りの40代はじめの数年間、心に残る交友関係があった第三の故郷といえる。年賀状でも是非の来沖をお待ち云々のが数人おられたので急きょ決めた次第。
はじめて格安航空のスカイマークに乗る。JALやANAと比べると往復で2万円近く安い。サービスポリシーとしてとってつけたスマイルはしませんとか、もちろんコーヒーなどの機内サービスはなく1杯100円など有料、客室乗務員は制服を着用しておらずほぼ自由とか。まあ昔のJALのようにお高くとまった慇懃無礼なサービスは不要だ。スカイマークの機種はB737-800で177人乗り、高効率な最新鋭ハイテク機らしい。主翼の端が折れ曲がりハートや三つ葉のマークがつけられているのが特徴。デジカメは電子機器の一つということで離着陸時の撮影は禁止とか。残念。雲海ぐらいしか取れそうになさそう。しかも昼間だから太陽に染められた雲海は無理。1時間半ほどで懐かしの那覇空港に着陸。戻り梅雨とやらで蒸し暑い。モノレールにのる。大阪の鶴見緑地線より広い、快適だ。旭橋で降りる。ホテルは歩15分とあったがタクシーでゆく。ワンメーター500円。降りた途端にメガネが曇る。すごい湿気。海側の部屋から船や飛行機の着陸が見え夕日がきれいとあった那覇ビーチサイドホテル。
とにかく汗を流すべくシャワーを浴びる。設備は古い。オリオンビールで喉を潤し一息つく。ベランダから離党ゆきのフェリーが見える。さっそく、2時間無料の自転車を借りる。夕日は7時半ごろらしい。
近くに中国の思想家、孔子とその弟子4人が祀られている孔子廟があり、すぐそばに正月よくいった波の上宮がある。自転車は風を切ってはしれるがそれにしても蒸し暑い。対馬丸記念館があり海鳴りの像が立っていた。先の戦争で沖縄に期間中の日本人の貨物船が撃沈され2百数十名の子供たちが犠牲になった。戦争の爪痕がここにも残されている。
神社の裏手に那覇市内唯一の波の上ビーチがありアメリカ人家族などが海水浴を楽しんでいた。ウイークデイなので人も少なくゆっくり楽しんでいる
泊港近くの公園に海に面したフローリングの遊歩道があった。夕日の時間も近かったのでたまたまローソンがあり沖縄弁当とビールを仕込んで待機。ちっかうにはあのわらじステーキで有名なジャッキーレストランがあるが今宵はとにかく夕日撮影。厚い雲の隙間から待望の夕日が出てきた。約30分、いろいろな表情を見せる港周辺の夕景を撮る。
あたりが夕闇に包まれてきたのでホテルに帰る。途中、迷路のような道に迷い、辻のソープ街に入ってしまったが薬局で道をききホテルに帰る。このソープ街はかつてアメリカ人の歓楽街でにぎわっていたところで今も客引きの男たちが店先に顔をだしている。ということで那覇初日の撮影は終了。シャワーをあびて寝ることにする。