いやー、びっくりしました。昨日の当ブログへの1日あたりの訪問者数が過去最高だったからです。一番多かった検索キーワードはもちろん「県庁おもてなし課 ロケ地」。みなさんやっぱりロケ地を知りたかったということですよね。ということで、このブログの記事もちゃんとしたものにしようと思い、昨日『県庁おもてなし課』をまた観てきました。今回はパンフレット(600円)も購入し、劇場のスタッフさんにお願いして「県庁おもてなし課 高知県公認 ロケ地ガイド」ももらってきましたよ。ちなみにロケ地の情報はパンフレットにも掲載されています。
前置きが長くなりましたが、それでは「映画『県庁おもてなし課』のロケ地を説明しながら、いろいろつっこんでみる(ネタバレしまくりです) (1)」の続きを。
5. 「民宿きよとお」の場所
これ、実は映画を観た時はどこかわからなかったのです。須崎市あたりかと思っていたのですが、ググってみたらこのサイトで香南市(こうなんし)夜須町手結(やすちょうてい)であることが判明。昔は「清遠商店」という名で衣料品や野菜などを売っていたそうですが、今は誰も住んでいないとのこと。
6. 関めぐみさんの土佐弁
「民宿きよとお」にいたのは観光コンサルタント清遠和政氏ではなく、彼の娘、清遠佐和(さわ)。で、この佐和さんを演じているのが関めぐみさんですが、個人的には主要な出演者の中で一番土佐弁が上手いと思いました。特に「今さら県庁がうちの父に何の用で!」と啖呵を切った時は本当に高知の女性ではないかと思ったほど。またぜひ高知の女性を演じていただきたいです。
7. 高知名物アイスクリン
「民宿きよとお」から県庁へ帰る途中で掛水さんと明神さんが食べたのが高知名物「アイスクリン」。アイスクリームではなく、食感的にはイタリアのジェラートに近いと思います。夏場の高知県内のメジャーな観光地ならたいていアイスクリンのスタンドがあるので、ぜひお召し上がりください。紅白のパラソルが目印です。私が子供の頃はプレーン(白)しかなかったのですが、今はいろいろなフレーバーがあり、通販でも購入できるようですよ。興味がある方はこちらでどうぞ。
8. ちょこっと登場する「くろしおくん」
観光振興部のオフィスなどにちょこっと登場する、今でいう「ゆるキャラ」的な高知県のイメージキャラクター「くろしおくん」にお気づきになりまたか? 高知県庁のWebにはくろしおくんのページがありました。くろしおくんに気づいた方も気づかなかった方もご覧いただければとw
9. 作家吉門喬介がバスを待っていた場所
映画では「与謝之岬(古井駅行き)」の表示がありましたが、私が調べた限りではこんなバス停は存在しません。私自身はこの場所は桂浜(かつらはま)から龍王岬をはさんで西側の浜に沿った黒潮ラインのヘアピンカーブではないかと思ったのですが、この記事を読まれた方から「手結海水浴場と住吉海岸の間にある塩谷の浜ではないかと思う」とのコメントをいただきました。よろしければこの記事の下のコメント欄をご覧ください。せいちゃんさん、ご指摘ありがとうございました。
10. 掛水さんが明神さんを抱きしめる停留所
映画でもちらっと映りましたが、高知には路面電車があります。で、このロケが行われたのは土佐電気鉄道(とさでんきてつどう、ちなみに高知では略して「とでん」と呼ばれています)伊野線(いのせん)の伊野駅前(いのえきまえ)という停留所。実は私、この場所もわからず、最初は後免線(ごめんせん)ではないかと思っていたのですが、線路が複線ではなく単線だったので、伊野線の鏡川橋停留所以西であることがわかり、後は映像の中の周辺の建物で判断しました。
このシーンのつっこみどころは二人が乗っていた車の進行方向。車は恐らく国道33号線あるいは194号線を西から東、つまり高知市の西側の郊外から高知市に向かって進んでいるのですが、なぜ高知市からかなり東に位置する「民宿きよとお」から高知市に戻ってくるルートなのにそうなるの?ということです。二人はまた超遠回りのドライブに出かけたのでしょうか? いや、もちろん二人の行動とは関係なく、スタッフさんが撮影に適する場所を選んだため、地元民には明らかにおかしいルートになったのでしょうw
ちなみに、この停留所にはもちろん路面電車で行けますが、時間帯によってはそれほど本数が多くないので、事前に土佐電気鉄道のホームページで時刻を調べておくと良いと思います。
今回はこの辺で。続きはまた後ほど。
前置きが長くなりましたが、それでは「映画『県庁おもてなし課』のロケ地を説明しながら、いろいろつっこんでみる(ネタバレしまくりです) (1)」の続きを。
5. 「民宿きよとお」の場所
これ、実は映画を観た時はどこかわからなかったのです。須崎市あたりかと思っていたのですが、ググってみたらこのサイトで香南市(こうなんし)夜須町手結(やすちょうてい)であることが判明。昔は「清遠商店」という名で衣料品や野菜などを売っていたそうですが、今は誰も住んでいないとのこと。
6. 関めぐみさんの土佐弁
「民宿きよとお」にいたのは観光コンサルタント清遠和政氏ではなく、彼の娘、清遠佐和(さわ)。で、この佐和さんを演じているのが関めぐみさんですが、個人的には主要な出演者の中で一番土佐弁が上手いと思いました。特に「今さら県庁がうちの父に何の用で!」と啖呵を切った時は本当に高知の女性ではないかと思ったほど。またぜひ高知の女性を演じていただきたいです。
7. 高知名物アイスクリン
「民宿きよとお」から県庁へ帰る途中で掛水さんと明神さんが食べたのが高知名物「アイスクリン」。アイスクリームではなく、食感的にはイタリアのジェラートに近いと思います。夏場の高知県内のメジャーな観光地ならたいていアイスクリンのスタンドがあるので、ぜひお召し上がりください。紅白のパラソルが目印です。私が子供の頃はプレーン(白)しかなかったのですが、今はいろいろなフレーバーがあり、通販でも購入できるようですよ。興味がある方はこちらでどうぞ。
8. ちょこっと登場する「くろしおくん」
観光振興部のオフィスなどにちょこっと登場する、今でいう「ゆるキャラ」的な高知県のイメージキャラクター「くろしおくん」にお気づきになりまたか? 高知県庁のWebにはくろしおくんのページがありました。くろしおくんに気づいた方も気づかなかった方もご覧いただければとw
9. 作家吉門喬介がバスを待っていた場所
映画では「与謝之岬(古井駅行き)」の表示がありましたが、私が調べた限りではこんなバス停は存在しません。私自身はこの場所は桂浜(かつらはま)から龍王岬をはさんで西側の浜に沿った黒潮ラインのヘアピンカーブではないかと思ったのですが、この記事を読まれた方から「手結海水浴場と住吉海岸の間にある塩谷の浜ではないかと思う」とのコメントをいただきました。よろしければこの記事の下のコメント欄をご覧ください。せいちゃんさん、ご指摘ありがとうございました。
10. 掛水さんが明神さんを抱きしめる停留所
映画でもちらっと映りましたが、高知には路面電車があります。で、このロケが行われたのは土佐電気鉄道(とさでんきてつどう、ちなみに高知では略して「とでん」と呼ばれています)伊野線(いのせん)の伊野駅前(いのえきまえ)という停留所。実は私、この場所もわからず、最初は後免線(ごめんせん)ではないかと思っていたのですが、線路が複線ではなく単線だったので、伊野線の鏡川橋停留所以西であることがわかり、後は映像の中の周辺の建物で判断しました。
このシーンのつっこみどころは二人が乗っていた車の進行方向。車は恐らく国道33号線あるいは194号線を西から東、つまり高知市の西側の郊外から高知市に向かって進んでいるのですが、なぜ高知市からかなり東に位置する「民宿きよとお」から高知市に戻ってくるルートなのにそうなるの?ということです。二人はまた超遠回りのドライブに出かけたのでしょうか? いや、もちろん二人の行動とは関係なく、スタッフさんが撮影に適する場所を選んだため、地元民には明らかにおかしいルートになったのでしょうw
ちなみに、この停留所にはもちろん路面電車で行けますが、時間帯によってはそれほど本数が多くないので、事前に土佐電気鉄道のホームページで時刻を調べておくと良いと思います。
今回はこの辺で。続きはまた後ほど。
コメントありがとうございます。またロケ地に関するご指摘も感謝です。
記事の内容を少し修正し、正しい情報はせいちゃんさんのコメントを参照していただく形にしました。
本当にありがとうございました。
「喬介がバスを待っていた場所」がわからなくてこのサイトにたどり着きました。
やっぱり実在しないのですね。
これでスッキリしました。ありがとうございました。
気になった点があったのでコメントさせてもらいます。
「きよとお旅館」のロケ地は確かに手結なのですが、
原作の設定が高知市より西の土佐市宇佐町なので、
手結を宇佐に置き換えれば、違和感がなくなると思いますよ。
仁淀川の河口にかかる大橋が重要なポイントだと思っています。
余計なコメントでしたらご容赦ください。
原作での「きよとお」の場所は宇佐だったのですね。
私の子供の頃の経験からは、高知市から宇佐に行くには、国道56号線を使う気がしたのですが、
37号線を使い、仁淀川大橋を通って行く、というルートも確かに「あり」ですね。
コメントありがとうございました。