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ドイツ人とお寿司屋さんに行ってみた (1)

2015-05-04 16:36:22 | ドイツ関連
みなさま、ゴールデンウィークも終盤になってしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか? 私のGWのメインイベントの1つは「4月29日にドイツ人の友人と本格的なお寿司屋さんに行く」でした。そのドイツ人の友人とは、以前に「Forvoが素晴らしい件」「日本語で外国人の手助けをしてみませんか?」「Forvo がいろいろとおもしろい件」などでご紹介したForvoで知り合ったケルン在住のRさんと彼のガールフレンドのAさん。彼らは約1か月を日本で過ごすために4月4日に東京に到着、それから河口湖、大阪、京都、奈良、神戸、広島、石垣島などを旅行し、日本滞在の終盤を迎えていました。しかも、29日はRさんの誕生日。特別な食事でお祝いしたいと私は考えていました。

4月24日、石垣島にいるRさんから私に英語でメールが届きました。「すきやばし次郎でお寿司が食べたいんだけど、もう予約でいっぱいだよね? 次郎さんの息子さんのお店は予約が取れるかなあ?」とのことで、さっそく六本木のすきやばし次郎に電話をかけてみました。が、29日はあいにく水曜日で、お店はお休みであることが判明。私はRさんにおいしいお寿司を食べさせてあげたいと思い、食べログで上位にランクされているお店を調べたり、電話をかけてみたのですが、ほとんどのお店は祝日がお休みで絶望。そんな中見つけたお店が東向島の「うを徳」でした。江戸前寿司だけでなく、京料理も食べられるとのことで、外国人にはぴったり! Rさんにこのお店のことを伝えると、「行ってみたい」とのことで、さっそくお店に連絡。夜は満席とのことでしたが、お昼なら大丈夫ということで、早速3人分の「京料理と江戸前にぎりの会席料理(4,000円)」を予約。期待に胸をふくらませ、Rさん、Aさんと東向島駅で待ち合わせしたのでした。

待ち合わせ時間は11時55分だったのですが、Rさん、Aさんは5分ほど遅刻。そんな彼らを連れてうを徳をめざすも、初めて行った町で私も若干迷子に。なんとか日本家屋のお店を見つけ、予約の12時から10分ほど遅れて到着。カウンターにはすでに男性2人、女性1人が着席。私たちを見て、その女性は「わぁー、国際的。」と驚いたような声をあげ、「こんにちは!」と挨拶してくれました。私たちも「こんにちは。」と返しましたが、知らないお客さんどうしで気軽に挨拶を交わせるのはそのお店の雰囲気のなせる業なのかもしれません。RさんとAさんに靴を脱いでもらって、掘りごたつ式のカウンターに着席。私は飲み物のメニューを手に取り、RさんとAさんに「日本酒は飲んだことある?」と尋ねました。ちなみに私たち3人の会話はすべて英語ですが、めんどくさいので日本語に訳して書いています。二人は「泡盛は飲んだけど、日本酒はまだなので飲んでみたい」とのこと。私は「どれにする?」と聞くと、Rさんは「あなたのオススメはどれ?」。私の地元の高知のお酒、司牡丹を勧めるとRさんはそれを注文。Aさんは甘めのお酒をとのことで、ご主人オススメの鶴齢をオーダー。私はウーロン茶にしました。

飲み物を待っている時にふと気がついたのは、おしゃれなコースターにうさぎが隠れていること。おわかりになります?



しばらくするとRさんとAさんのお酒が熱燗で運ばれてきました。私のウーロン茶は大きくてしゃれたデザインのグラスで登場。このお店はご主人一人で調理と給仕がされているので、なかなか大変そう。RさんもAさんも日本酒を気に入ってくれたようでした。そして一皿めの「津軽時しらず鮭」の焼き物が運ばれてきました。



写真では伝わらないかもしれませんが、皮はカリッ、身はふっくら。めちゃくちゃおいしかったです。サーモンは食べ慣れているRさんも「今まで食べたサーモンの中で一番おいしい!」と絶賛。当然、これから運ばれるお料理にますます期待が高鳴りました。ふと、壁にかかっている黒板を見ると「本日はお誕生日誠におめでとうございます!」という文字が。



実は予約する時ご主人に「当日誕生日の者が一人いるんですが、何か特別なものを作っていただけないでしょうか?」と尋ねたのです。ご主人は「いやー、そういうのはやったことないですねー」とのことで、諦めていたのですが、思わぬサプライズにうれしくなりました。Rさんに教えてあげると、RさんもAさんもカメラで黒板をパチリ。

お次は根室の馬糞雲丹。「北海道の see urchinよ。」と説明するとRさんもAさんも see urchin 自体を知らなかったようなので、私はスマホでググり、画像を見せました。それでも、ピンと来なかったようなので、とにかく食べてもらうことに。



少なくとも私が今まで食べたウニの中では一番おいしかったです。初めてのウニをおっかなびっくり口に入れるRさん。完食はしたものの、独特の食感には慣れることができなかったようです。一方、Aさんはウニを気に入ったようでした。ウニにはわさびが添えられていて、私はカウンターの前の調理台に天然のわさびがおろし金に載っているのを見つけました。私はRさんとAさんに「見て。あれがわさびなんだよ。」と教えてあげると、Rさんはカメラでパチリ。Aさんから「植物のどの部分?」と聞かれ、私は「たぶん根だと思う」と答えると、カウンターの端に座っていた日本人男性から「いや、わさびは茎ですよ」とのご指摘が。そんなことも知らなかった私は「そうなんですか、ありがとうございます。」とお礼を言って、Aさんに「ごめんなさい、わさびは stem なんだって。」と謝りました。

それまでご主人はカウンターからは直接見えない厨房で調理をされていたのですが、私たちの目の前で捌いてくれたのは天然もののウナギ。ウナギが捌かれる様子はテレビで見た記憶がありますが、生で見たのは私も初めて。当然RさんとAさんにとっても初めてで、特にAさんは「生きたまま捌くの? 残酷過ぎない?」とショックを受けたよう。Rさんは興味深げに写真を撮っていました。ちなみにこのウナギは日本で一番高いものとのことでしたが、私たちのコースには含まれていませんでした。

とりあえず今回はこの辺で。続きは後日書かせていただきます。

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