今回の夜間採集で採集した残り2種の幼魚。先ずはフグ科の幼魚。腹部に小白点が散在しておりモヨウフグ属の幼魚と思われるが見た目だけで何の根拠もなく定かではない。この辺でよく見るサザナミフグかとも思うが体色が黒くなくグレーっぽく、今まで見たのとは違う感じもする。昔なら家の水槽で飼育して成長過程を見ながら種を突き止めたいところではあるが今は水槽も構えてなく諦める。また、小さな幼魚が群れており採集。現場では暗いし小さ過ぎるので種がわからず、その中から1個体だけ持ち帰る。水槽に入れて撮影。その撮った写真をパソコンで拡大してみるとテンジクダイ科の幼魚と言うか稚魚である。体側に3本の太い縦帯があり沢山いたので最初見た時は近辺でよく見るオオスジイシモチかと思う。ところが特徴の尾柄部に黒色斑が確認出来ない。稚魚の時にはまだ黒色斑が無いのかと思い稚魚図鑑で調べるとこの個体よりも小さな時期から既に黒色斑があるではないか。オオスジイシモチではないのなら何かと調べるとこのまま成長するのであればミスジテンジクダイのライン型が一番近い気がする。だが、全長で10ミリ程の稚魚である。今後成長に伴いまだまだ変化して行きそうな気がするので種は不明で終了となる。やはり小さな稚魚幼魚は直ぐには種がわからず面白い。
モヨウフグ属幼魚?
ミスジテンジクダイ(ライン型)幼魚?
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