お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

今度はボロカサゴ

2008年12月27日 | 日記

 今日は水揚げを終えて本船を繋ぐと、遠くの船から私を呼ぶ声が聞こえる。行ってみると、先日ホウセキカサゴを提供して下さった漁師さんであった。するとまた獲れたよ、とこの魚を見せてくれる。今回は見ると体側に小さな斑紋がたくさんあり、背鰭棘に切れ込みもある。また皮弁があちこち確認でき、下顎を見るとやはり皮弁がある。今度はボロカサゴと思われる。その漁師さんからホウセキカサゴを頂いた時にこの魚はよく獲れると教えてくれた。ホウセキカサゴではないにしろ、この仲間はそんなに個体数の多い魚では無いと思っていた。でも今回の個体でその漁師さんの言う事が本当であると証明された。今回も標本用に頂く。このまま行けばそのうちニセボロカサゴにナミダカサゴもゲットできるのではないかとワクワクしてくる。ボロカサゴは今までに数個体標本用に確保(ブログ2006 11.13)(ブログ2007 10.11)したが、今回の個体はまた体色や皮弁の数などが違うので自分用にも写真を撮る。展鰭時にホルマリンを使うと皮弁までも体に引っ付いた状態で固定されてしまうので、何も使わず水に浸け撮影。その後、魚ボラの標本用に冷凍保存する。
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