今日は定置網漁に出漁する前にいつも標本を提供してくれる漁師さんが来て、小さなウツボの仲間を標本用に持ってきてくれる。見た目に見たこと無いウツボであったがこれから出漁なのでそのまま氷水に入れ保存する。仕事終了後、家に持ち帰り見て見ると種がわからない。さらに特徴的なのは尾鰭の先端が尖って無く、真っ直ぐに切った感じである。だがこの特徴で調べてもそのようなウツボの種はなく、奇形の可能性もある。ほかの特徴は鰭の上方部が白い。結局自分では同定出来ず魚ボラ任せとする。魚ボラの標本用に冷凍保存する。

後日ミナミミゾレウツボと同定されました。

後日ミナミミゾレウツボと同定されました。
時たまタチウオなんかでもみらます。
さて種類ですが
頭部周辺が黄みかかる事や
不定形な白色斑点が入る事から
おそらくワカウツボの若魚かな?
ウツボ、ウミヘビ系は歯を見なければいけないので
色々厄介です。
さて台風です。
なかなかの荒れっぷりです
台風でちょこちょこ停電していたのでパソコン電源入れるの恐れていました。
尾鰭はやっぱりそうでしょうかね。タチウオにも見られますね。
種ですがワカウツボですか。ネット検索したら良く似たものも見つかりました。でもこの個体水深180mから得られたものです。ワカウツボを見るとサンゴ礁など浅場のイメージですがどうなんでしょうか?
まぁ標本があるので魚ボラで精査してもらいます。
深い所からしか揚がってこないウツボは時々いますが
浅い所の奴がどの辺までいるかはわかりませんね
ハタ何かは結構広域水深帯に居るようですが
結果がたのしみです
ごめんなさい。ブログ記事内で説明不足でした。
確かに浅い所に生息していても、最大深度は不明ですね。あとは魚ボラで。
でも魚ボラであっさりと回答が出てしまうかな。
学会の折り、三重大学の学生から
ミナミミゾレウツボではないか?との指摘を受けました。
一応お知らせしておきます
情報をありがとうございます。
ミナミミゾレウツボですか。標本は既に大学へ持って行きました。でもみんな学会などで忙しく、まだ処理されていないかもしれません。同定結果がどうなったか今度聞いてみます。
ミナミミゾレウツボは与論の図鑑にも載っていますね。
やっぱり深海性ですね。
でもこの前学生に聞いたところ、浅い所にいるウツボ類も結構深い所まで生息しているとの事でした。だから普通種かなと思っていましたが。
三重大学の学生さんもこのブログ見て下さっているのですか。いい加減な事アップできませんね(笑)
先生の所に標本の問い合わせが行ってるかも
いつもありがとうございます♪
このブログは一般的に見ればマニアックな内容なので、魚類学会に関わる人達くらいしか興味が無いのかなぁと。その人達に宣伝して頂いて感謝しております。
ここのブログは閲覧数が出ないので苦労してアップしているものの誰か見てくれているのかと疑問に思う事もあります。これからもsyouさんの為にアップして行きますのでよろしくお願いいたします‼