今日も土曜日と言う事で夜間採集の日である。いつもの様に港へ向かう。港に着くといい感じにプランクトンが集まっている。この状況ではやはり稚魚を探すのが妥当と考え、一ヵ所に陣取りプランクトンに集まってくる稚魚を探す。懐中電灯の光を水面に当てているとプランクトンが更に増えてくる。そこにくねくねと細長い魚が流れてくる。掬い採るが何だかわからない。確保しバケツに入れる。するとバケツの壁にへばり付く。吸盤があるような動きなのでハゼの仲間だろうと思うが、この細長さからするとミミズハゼの稚魚だろうか。家に持ち帰り水槽に入れて撮影。その写真を拡大するとやはりミミズハゼの稚魚のようである。ミミズハゼと言えば転石下や礫床間隙中に生息しており、この港の端にある浜の転石でミミズハゼを採集したこともあるので居ても不思議ではない。だが、水面を泳ぐイメージは無く、まだ稚魚な為プランクトン食で浮遊して来たのだろうか。だが、動きを見ていると吸盤を使っており浮遊期と言うよりは既に着底している感じである。今の時点で標本写真を撮りたい気もするが、もう少し飼育して様子を見てみる事にする。今日はその他いつもの様にサイウオの仲間やイイジマダルマガレイ属の稚魚、わからない稚魚なども採集。更には数年振りにアユの稚魚の姿も確認できホッとする。












ミミズハゼ稚魚(後日、魚ボラでミミズハゼ属の一種4と同定されました。)


サイウオの仲間

カサゴ稚魚


イイジマダルマガレイ属稚魚

アユ稚魚
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