お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

今年初のフリソデウオ

2022年04月23日 | 市場
 今日はもう1種。うちの定置網の水揚げが終わると遅れてお隣の定置網船が帰港。いつも標本を確保してくれる方が私を見るなり手招きしてくる。行くとフリソデウオを確保したとの事である。標本を受け取る。今回のフリソデウオは今年初である。昨年は3月に立て続けに定置網で捕獲された(ブログ2021 3.6など)。だが、その勢いも3月の1ヶ月のみで終わる。その後、珍しく季節外れな12月にも1個体入網(ブログ2021 12.16)し、昨年はフリソデウオの当たり年であった。今年は3月には全く姿を見る事が無く、今回の個体は今年初となったが、昨年がいつもとは違っただけで、例年だと4~5月に定置網に入網するので例年通りといったところである。これからポツポツと出現するのかどうかはわからないが、今では普通種となったものの、やはり気になる存在ではある。

フリソデウオ


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いつまで見られるだろうか ノミノクチ

2022年04月23日 | 市場
 今日は定置網漁を終え、市場で水揚げしていると目の前に刺網の漁師さんが漁獲物を水揚げに来る。その漁師さんと話ししながら何気に漁獲物を見ると小さなノミノクチがいるではないか。今までにここで水揚げされたノミノクチは何故か殆どがこの漁師さんが水揚げされたものである。何故この漁師さんしか獲れないのかが不思議である。以前に確保した標本もこの漁師さんが獲った個体である。標本用に確保済みではあるが小さかったので確保する。この漁師さんはここの地域では一二を争う高齢な現役漁師さんで、今でも一人で船を出し漁労しておられ、自分はその年齢まで現役を続ける自信は全くなく、とても尊敬している。この漁師さんがもしも引退したらこのノミノクチもここでは見られなくなってしまうのだろう。



ノミノクチ
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