お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

ミミズハゼ採集に特化した夜間採集

2021年05月08日 | 採集
 今日は土曜日で恒例の夜間採集の日であるが、今回は場所を変え、昼間にやり難いミミズハゼ採集をする。Googlemapで良さそうな砂利浜を探し、今回は市内ではあるが、町外の浜まで遠征。時間は既に0時を過ぎ、誰もいない浜。だが、対岸に堤防があり1組の釣人がいるらしく、たまに明かりが灯る。人目を気にせずにまずは浜の石をめくって行く。ところがこちらも懐中電灯を灯すので、釣り人がこんな夜中に不思議に思ったのか、こちらを何度か明かりで照らされてしまう。やはり深夜に浜を掘るのは怪しい行動なのだろう。釣り人を気にしつつ、ミミズハゼを探す。干潮時で既に潮には浸かっていない場所である。だが、石の裏では発見出来ず、砂利をスコップで掘ってみる。すると、ようやく1個体発見し、採集。その後もいくつか発見。砂が少なく砂利の隙間がある場所で発見するので、そのような場所を重点的に探す。途中に川があるが、途中で途切れ、海までは流れていないが、伏流水となって砂利の下を流れており、その場所でもミミズハゼを発見。水を舐めると全くの真水である。種が違うかもしれないので分けて確保。最終的に海で4個体、伏流水で大小2個体を確保する。持ち帰り、写真を撮り拡大すると、海水で確保した個体と真水で確保した個体のどちらも胸鰭上部の遊離軟条は3本以上あり、同じオオミミズハゼっぽい。一応、海水と淡水で分け、生きた状態で確保しておく。













今日の収穫(ジプロックには真水、バケツは海水で持ち帰る)



胸鰭上部の遊離軟条は3本以上


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