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お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

ハリセンボン幼魚

2020年06月20日 | 定置網
 今日は定置網漁でトビウオ類の幼魚を採集後、網の中を覗くと小さなハリセンボンの幼魚が目に飛び込んでくる。急いで再び採集。ハリセンボンは港内で普通に見られ、定置網にもよく入り、時にはたくさん入っては棘を立てて膨らみ、他の魚を傷付けたり、取り除くのに手に刺さったりと厄介者である。ところがその殆どが成魚であり、意外と幼魚は珍しく、滅多にお目に掛れない。今回のこの幼魚も数年振りではないだろうか。ちょっとは珍しく需要がありそうなので一応船の中に活かしておく。でも、このサイズのハリセンボンの標本は確保していただろうかとも思うが、活かしておいても傷付く事なく生きているだろうと思うので、そのまま船の中に泳がせておく事にする。



トビウオ幼魚

2020年06月20日 | 定置網
 今日は定置網漁で網を絞って行くと、水面を小さな稚魚が群れて泳いでおり、たまに飛ぶ個体もいる。トビウオ類の幼魚である。今からの時期、海面が穏やかな時にトビウオ類の幼魚が定置網に入網する。今年の3月にウルメイワシの稚魚が入網し、生シラスを食べる為にみんなで掬い取っていた。その時のシラスを採る目の細かいタモ網がまだ船に積んであり、それを使ってトビウオ類の幼魚を採集する。今までも何度かトビウオの幼魚を採集してきたが(ブログ2008 5.30)(ブログ2016 5.28)、普通のタモ網で採集していたので網目から抜けてしまう事が良くあったが、今年はこの最強のタモ網があるので、今後もトビウオ類の幼魚採集にチャレンジして行こうと思う。今日はその他、一緒にアミモンガラの幼魚も採れる。



トビウオ類幼魚



アミモンガラ幼魚