お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

久しぶりの魚ボラ

2010年12月08日 | 魚ボラ

 鹿児島大学総合研究博物館の魚類ボランティアは毎週水曜日に行なわれている。本当に最近は忙しく正規の魚ボラに参加したのがいつだったかわからない。最近は珍しい魚が獲れた時や自分が鹿児島へ行ったついでの時などにしか顔を出してなく、さらに標本を持ち込んでも後は学生任せであった。12月に入りようやく時間ができ、今日は水曜日で魚ボラの日。おまけに海は時化で早い時間から参加できそうである。しかし、ボランティアといっても別にやらなければならない事がある。先月獲れたゴマアイゴ(ブログ 2010 11.11)の報告を書くようにM先生から言われている。今日は魚類ボランティアの仕事というより、報告書作成の為、標本の計測を行なう為に顔を出す。ゴマアイゴの標本は固定も終わり、既にアルコールに置換されていた。久しぶりに対面したゴマアイゴはこんなに大きかったかなと思う程であった。標本が大きいと顕微鏡も使わなくて済み、楽な作業と思っていた。ところが楽だと思っていた鰓杷の計測でつまずく。鰓蓋が少ししか開かず、おまけに鰓が内側に巻き込んでいるようで見難い。片手で鰓蓋を開き、もう一方の手でピンセットを使い鰓を少し引っ張り出す。そこであともうひとつ手があれば鰓を起こして数を確認できるところなのだが。結局諦め、鰓蓋に切れ込みを入れることも検討し、後日の課題とする。ちなみにここにはゴマアイゴの幼魚の標本も所蔵されている。比較標本としてこちらも計測せねばならないのだが、小さい個体は更に大変だろうと思っていたら、こちらは顕微鏡を使ったものの鰓杷を計測する事が出来た。今日はこの辺で終了とする。
コメント
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