お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

葛西臨海水族園

2009年01月02日 | 日記

あけましておめでとうございます。
今年も正月は実家で過ごす。今日は家族で東京都葛西臨海水族園へ行く。私がまだ学生の頃、この水族園がオープンし、このオープン準備スタッフとしてアルバイトをしていた。オープン後は飼育係に移り、マグロ類と外洋性のサメを担当する。アルバイトを辞めた後も何度か訪れているが今回は久しぶりの訪問となる。私が今、鹿児島で漁業をしているのもこの水族園が縁。というのもこの水族園には我が漁協からも展示用の魚を供給している。オープン当初は曳き縄で採集されたマグロ・カツオ類を主に供給していたが、その後は定置網の魚も搬出している。この水族園の目玉は何といってもマグロである。今では各地の水族館でもマグロ類の飼育がされているが、これだけ大きなクロマグロを飼育展示している所は他にはない。その大きなクロマグロは見ていて圧巻される。私がいた頃はまだ小さな個体を搬入していたが、今では技術が進歩し確立され大きな個体を搬入している。その他では生きた枝サンゴや深海の生物、海藻類などそれぞれが充実していて飼育技術の進歩が伺える。自分も昔は飼育困難な魚の展示に興味がありチャレンジしたいと考えていたが、今では逆に珍しい魚は傷つく前に絞めて標本にしたいという気持ちが強い。ここ葛西臨海水族園は珍しい魚が多く、見学していて標本にしたい魚種ばかりであった。特に大変苦労して採集・展示飼育しているリーフィー・シードラゴンではあるが、標本にして展鰭し写真を撮ってみたい。
コメント
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