初めて知る高齢という現実

最近、弱ってきたオット82歳。
何とか二人で明るく過ごしたいとあがく毎日を記録します。
だんだんグチに移行?

義妹とのお別れ

2013年04月11日 19時31分59秒 | 老いのあとさき

 

「寒い」というのが似合う今日この頃です。

変な天気…

 

6年前に肺がんが分かって、抗がん剤を飲み続けていた

夫の妹が力尽きて亡くなりました。

最後のお別れはここです

 

昨日の通夜、今日のお葬式と行って参りました。

2月の10日に病院で顔を見て以来、物言わぬ人になってしまいました。

 

義妹は立派な人で、教えられることばかりでした。

12月に下半身が腫れて、その時にリンパにがんが来ていると

家族には告げられたそうですが、その時から本人は覚悟を決めていたのです。

きょうだいも年を取り身軽には動けなくなっているので

体調が悪いことは知らせないでよい、息を引き取ってから知らせなさい。

だれそれに知らせなさい。と総て指示されていました。

 

亡くなる24時間前に息子夫婦2組と、自分達6人で寄って話し合い

今後はホスピスにお願いしよう…と決めたあと、体調が急変し

病院へ搬送したのですが、そのまま逝ってしまいました。

心臓は力強く最後まで脈打っていたそうなので、がんさえなければ

あと10年以上は頑張れたと思います。

ご本人は80歳、残されたご主人は90歳、最後までご主人のことは気がかりだったようです。

リズム体操や、太極拳、老人会と、晩年人とよく交わり、お世話もしたので

みんなから慕われて、斎場にもおばあさんのお葬式とは思えないくらいの、

たくさんの方々に来ていただいて、ピンクの棺、色とりどりのたくさんの花に包まれ

旅立っていきました。

 

今さらながら淋しい想いが押し寄せます。

いいお葬式でした。

義妹自身の家族思い、是々非々をはっきりという潔さを慕い

母へ、おばあちゃんへの想いがあふれていました。

孫達うち揃って、お別れの言葉、涙…

義理など爪の先ほども交わらぬ、真実の愛が溢れていました。

たくさんお葬式にも出させていただきましたが、

今日ほど清らかな気持ちが打ち震える感動的なお葬式は初めてでした。

 

わたしのお葬式もそうあってほしい…

一緒に出席した娘夫婦と孫娘に伝えて置きました。