初めて知る高齢という現実

最近、弱ってきたオット82歳。
何とか二人で明るく過ごしたいとあがく毎日を記録します。
だんだんグチに移行?

・心打つ詩一編

2006年12月25日 12時18分59秒 | 社会や私の日々のこと
孫2号のtakuちゃんが、2泊して帰りました。
受験生の彼はたくさんの教科書を抱えてやって来ました。

そばでパラパラとめくりました。
数学は私には、見知らぬ他国の言葉の羅列に見えました。

国語は面白い…
副読本の「国語便覧」は欲しいくらい。

茨城のり子さんの詩が目に留まりました。

・自分の感受性くらい

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気むずかしくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ



有難うございます。