真実と幻想と創価学会

創価学会について色々書いています。ほぼ毎週日曜更新。

私が愛した池田大作 より「冷凍車二台分のマグロを献上」 その2

2013-12-29 23:56:32 | 私が愛した池田大作
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第二章 「下町のオッサン」として より

冷凍車二台分のマグロを献上 その2

 以前は元旦には、私や他の党幹部も必ず学会本部に挨拶に行っていた。池田氏は本部別館の大広間のソファにどっかりと座っている。広間には長机と盃が用意されており、挨拶に来た幹部がそこに着くと、一〇人くらいの振り袖姿のお嬢さんがお屠蘇をついでくれる。
 すると、池田氏から、
「おお、竹入、矢野。来たか。こっちへ来い。ここに座れ」
 と横に来るよう招かれることがある。旗本になったようでいい気分である。もちろん、招かれなかったからと言って、「ハイ、さようなら」は禁物だ。必ず後で「あいつは逃げていった」とボロクソに言われる。だから、とにかく側に行って、「来るな」と言われたり、手で追い返すような仕草をされたりすれば、部屋の一番後ろのほうの隅に座る。押しかけるようにしてでもお側に座りたいと思うのが、弟子なのだ。
 次々訪れる客も当然、池田氏の側に誰が座っているかを見る。
「ああ、竹入さん、矢野さんが池田先生のお側に座っている」
 情報はその日のうちに、あっという間に広まる。
これが我々の権威づけになる。

~中略~

 余談だが毎年贈っていたマグロや牛肉の贈り物が、国税調査で「政党から個人への利益供与(贈与)ではないか」と問題になったことがあった。発覚のきっかけは、学会と関係の深い「日本図書輸送」という運送会社の車両運転日誌だった。そこには池田氏の出張先に調度品や身の回り品、食料などを配達した記録が、細かく残っていたのである。
「いや、みなで分けて食べるので、個人への利益供与には当たりません」
 必死にそう反論するのだが、たしかに送り先はあくまで「池田先生へ」と個人宛になっている。「学会のみなさま宛」などと言って届けると不機嫌になるから、そう書くしかないのだが、
国税は池田氏が受け取ったあと、どう配布しようと利益供与を受けたのは池田氏個人だと主張して、困り果てた覚えがある。

さっさと国税に摘発されてれば良かったのに。

ていうか、国税もちゃんと分かっているんだと思います。さて、どこがブレーキ役をしていたのでしょう。

それに「皆で分けるから~」っていう反論も冷静に考えると変。国税が言うように個人が受け取った後配布されているのですから、大量の贈り物をすればするほど配布分が増えて利益供与がデカイということじゃないですか。またこの場合の「利益」とは贈答品そのものの価値ではなく、それを配布することによって得られる池田氏の権威(=利益)でしょう。どっちにしろ詰んでいるわけですが。

お正月、池田氏の足元に土下座せんばかりの勢いで膝をつく公明党議員の様子が写された写真もありましたねぇ。あの現場で隣に控えてたら、旗本気分ですかw

しかしその光景が物語っているのは、学会>公明党の図であり、公明党議員が尽くすのは日本や国民ではなく池田名誉会長であり、創価学会であるということなのです。

その事実をもって「けしからん!」と思うのは外部。当たり前だと思ったり、誇らしく感じたり、偉そうになれるのが学会員さんであると思います。

まあ学会員さんたちは、そのために公明党に投票しているとも言えますしね。そういった優越感も含めて選挙の功徳なのでしょうw

数年前まではお殿様気分を味わっていたであろう池田氏は、3日後の元旦をどのように迎えているのでしょうね。

このようにまだ公明党議員が挨拶に来ているのでしょうか?

矢野氏の記述からすれば、後から何を言われるか分からないので本人の判別能力があろうがなかろうが取り合えずお側に押しかける、というところでしょうか。

さて、本年のブログ更新はこれが最後です。

コメントを下さった沢山の皆さま、今年一年大変お世話になりました。

読んで下さっているすべての皆さま、ありがとうございます。

良い一年をお過ごしになられたでしょうか。私は今年の目標であった一人カラオケに行くことができず、少し残念な気分もなきにしも非ずw

いざ、と思うと気恥ずかしくなってしまって、結局弟を誘って行ってしまいましたよ~^^;

来年こそは・・・!もう少しハードルの低い目標を立てよっかな☆(←充分低いってw)

大掃除もまだまだ残っているし、年の瀬は大忙しです。

皆さま良いお年を!来年もどうぞ、よろしくお願い致します!


10 コメント

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クロさん、こんにちは。 (ウトロ)
2013-12-30 15:29:57
クロさん、こんにちは。
たいへんご無沙汰をしています。

最近ではブログのほうは放置状態で、クロさんの健筆がうらやましいですね。

先日、久しぶりに学会の活動家とお会いしました。
こちらの思うところを話しましたが、結局のところ、「師弟不二」への執着から抜け出せないようです。
池田氏の言行不一致について、私の問いかけには沈黙していました。

今の学会や池田氏の誤りを認めることは、自分のこれまでの人生を否定することになるのですから、途中で思考を遮断するしかないのでしょうね。

来年がクロさんにとって、素晴らしい一年でありますように。
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知れば知るほど、下町のオッサン以下の俗物ぶり!... (マリーナ)
2013-12-30 23:13:10
知れば知るほど、下町のオッサン以下の俗物ぶり!見下げた勘違い野郎ですな。いや、これは下町のオッサンに失礼でした。
「 常日頃、綺麗事と崇高な理念を語っている分、許せねぇ!」って下町のオッサンに成り代わりw
クロさんのご指摘通り、本人の資質はもちろんですが側近幹部の責任ですよ。
新年勤行会では毎年のように幹部が、「もう、本部には元旦から一流企業のお偉方が我先に新年の挨拶を!と本部前の道は黒塗りの車の行列です!凄い時代になりました」と得意気に話しています。
MC真っ最中の頃は、「へぇー何でだろう?」と思っていましたが、多少事情が分かってからは覚醒前にも関わらず“お金の力”よねと思うようになりました。
良し悪しは別にして、池田氏が額に汗して得たお金ならそれもいいでしょう。
しかし、すべては会員から巻き上げた財務を企業にばらまいた結果です。
決して学会を賛嘆してとか況してや池田氏の功績を讃えて、なんかじゃないわけです。会員をダシに、いいとこ取りのただの醜い老人ここに極まれりです。
河童さんの仰る通り、お礼を言うべきは現場の幹部ではなく本部=池田氏です。それにしても、つくづく歪な組織だと思います。
しかしながら、間違いなく衰退に向かっていると感じます。池田氏の十八番、「青年に託す」は口先だけ。某サイトでも指摘していましたが、この11・18はある意味チャンスだったのに池田氏不在のまま何の変化もありませんでした。
現体制で Xデーを迎え、発展するがわけありません。クロさんのブログはもちろん、推薦されている祥蘭さんのようなブログが続出していることもその証左だと思います。ともあれ、お陰様で今年は気持ち良く年越しできます。
これもひとえにクロさん、そして皆さんのお陰です。本当に、お世話になりました。ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください<m(__)m>
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クロさん、こんばんは。 (まる)
2013-12-31 01:19:23
クロさん、こんばんは。

今年は本当にお世話になりました。
私の中ではまさに「原点となる」出会いでした。クロさんのブログがなければ、何も知ることなく、未だに嬉々として活動に邁進していたのでしょう。
自分の人生を否定するような気がして、最初は不安に苛まれていました。仏罰に怯え、自ら不幸の道を選択しているのではないかと、ふと不安になることもありました。そんなものはないと思えるようになるまで、気持ちがかなり揺れ動いていたと思います。

信仰についても今一度考察すべきかもしれないと、いま様々な情報を得ているところです。そうして勉強する中で、日蓮の信仰といえども数ある仏教のひとつであり、ましてや創価学会や正宗の教義などその日蓮の教えが様々分派した中のひとつに過ぎないんだなぁ、と思うようになりました。至極当然のことですが、これこそ絶対・唯一と思ってきた私にとって、この価値観の変化は大きかったです。そして学会など、その日蓮の教えを歪曲し、組織維持の為に利用している集団にすぎず、ここにいる意味は全くないなと思っています。

クロさんのおかげで気づけました。本当に、感謝してもしきれません。自分の時間を伸びやかに生きていけることが、今は心から嬉しく思っています。
未だに活動家の親や、友人知人を見ると、なんと声をかけてよいか悩むところですが、私がそうだったように自分で気付くしか道はないのですね。いつかそうなったときに寄り添える自分でありたいと思います。

それでは、良いお年をお迎えくださいね。
来年もたびたびお邪魔させていただきますので、よろしくお願いします。

追伸:一人カラオケは私も未経験です。充分、ハードル高いですよ(笑)
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クロさん おはようございます♪ (ミルフィーユ)
2013-12-31 07:58:24
クロさん おはようございます♪


今年1年間 本当にありがとうございました!

毎日お忙しいでしょうに 毎度つまらない私の聖教ネタにまで丁寧なお返事をいただき感謝していますm(__)m


クロさん 皆さん よいお年を~☆
来年もよろしくお願いしま~す!!
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ウトロさんへ (クロ)
2013-12-31 23:14:41
ウトロさんへ

年の瀬にビッグサプライズと言う感じで、とても嬉しいコメントありがとうございます!

「師弟不二」は最早学会の最高位に君臨するオリジナル教義ですから、それに囚われている人は多いでしょう。
囚われるというよりは、そこにしか縋る藁もない、という気もしますが。
だからこそそれを最後の砦として、頑なに信じるしかないのかも知れません。

もう間もなく新年を迎えます。
新しい年、ウトロさんにとっても明るい一年となりますよう。
来年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
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マリーナさんへ (クロ)
2013-12-31 23:26:03
マリーナさんへ

>新年勤行会では毎年のように幹部が、「もう、本部には元旦から一流企業のお偉方が我先に新年の挨拶を!と本部前の道は黒塗りの車の行列です!凄い時代になりました」と得意気に話しています。

これはまた、俗っぽいw
え?宗教団体って、そういうことが自慢できるようなものでしたっけw
下の者を見れば上が分かるという言葉の通りですね。


>お礼を言うべきは現場の幹部ではなく本部=池田氏です。

私の勝手な想像ですが、池田氏とか上層部とかは、途中から忘れちゃったんだと思いますよ。
会員からの財務で暮らしているっていうことを。
有り余る財産に埋もれてしまい、使っても使ってもなくならないような錯覚に陥っているのだと思います。
モノは違えど、私たちも当たり前に身近に溢れているものには、たとえそれが無くては生きてはいけないような大切なものであっても感謝の念を忘れてしまいがちです。
池田氏は途中から自分の地位をどうやって手に入れたのか。
いくらあるのかも分からないくらいの資産がどこから集められたのか。
それを忘れているのだと思います。
そしてそれを忘れさせ、一緒に忘れたのが池田氏の取り巻きではないでしょうか。
忘れちゃってるんだから仕方ないよね、という話ではなくて、それくらい人間として品性・格がないということなんですけどね。

このブログは、マリーナさんのようにご自分の体験や考えを語ってくださる方々のコメントに支えられているところが大きいです。
今年は大変お世話になりました。本当にありがとうございます。
大掃除は終られましたか?私は来年持ち越しです(←毎年ですw)。
来年がマリーナさんにとって、明るい良き一年となりますように!
来年もどうぞ、よろしくお願いいたしますね。
返信する
まるさんへ (クロ)
2013-12-31 23:46:27
まるさんへ

今年、まるさんが最初にコメント下さったことは印象に残っています。
活動家の家族との問題や、福子として生まれた人間としての苦しみなど、学会の罪の根幹といえる事柄です。
私はこうしてアンチブログを運営してこの問題を多くの人に知ってもらいたいと思っていますが、やはり私の乏しい経験では説得力もなく、こうしてコメント下さっている方々のお力添えで続けられている部分が大きいです。
覚醒に至るまでの不安な心や、考えの変化など、きっと多くの方が共感しながら読まれていると思います。
ご自身のお辛い経験でもあったでしょうに、こうして丁寧にコメント下さって感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます。

宗教や信仰と言うのは、宗派や教義やという違いもありますが、そもそも一人として同じ人間はいないのですから、一人ひとりの心の持ちようなのだと思います。
だから信仰を持たずとも、強く人、立派な人、清らかな人、素晴らしい人がたくさんいます。
学会のような新興宗教は問題外として、自分が生きていく上での与えられる恩恵への感謝の表し方が、それぞれの宗教ではないのかな・・・なんて信仰心のない私は考えていたりします。
感謝してありがたいと思えるからこそ、心の支えになって辛いときも頑張れる力になるのではないかな、と。
だから人によって、それぞれ違うものに心寄せているのだと思います。
だからそれぞれ違って、いいのだと思うのです。
宗教であっても、全く別の何かであっても。
そんな風にして、自分に合う心の支えを、それぞれが見つけて幸せになっていければいいのだと思います。

今年は大変お世話になりました。
来年もどうぞ、よろしくお願いいたします!

追伸:一人カラオケ、実は私の周りは結構行ってる人が多いのですよ。弟も行ったことあるそうですw
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ミルフィーユさんへ (クロ)
2013-12-31 23:49:55
ミルフィーユさんへ

こんばんは!
もうすぐ日付が変わります。
今年最後のお返事はミルフィーユさんです!

とても興味深い聖教新聞レポート、毎回ありがとうございます。
学会の相変わらずのトンデモなバカ騒ぎっぷりが垣間見れて、このコメント欄のスパイスになっているミルフィーユさんのコメント。
来年も相変わらずでしょうが、相変わらず振りを生ぬるい笑顔で眺めていきましょう。

今年一年、大変お世話になりました。
来年もどうぞ、よろしくお願いいたします!
返信する
はじめまして♪プリッツ(同居人のシマリス名前)とも... (テト)
2014-01-03 21:19:22
はじめまして♪プリッツ(同居人のシマリス名前)ともうします。
いつも、貴ブログを拝見し勉強させて頂いています。
私自身は無宗教で、唯物論者ですが、大切な友人に学会員がいます。熱心では無いのですが、二世で生まれてからずっと信者のため生活の一部となっているみたいで、学会にたいして疑問はあっては「信仰は大切」「学会は悪いけど池田先生はすごい人」といった感じで脱会する気はないみたいてす。
その友人がなんとか洗脳から解放されればと思いこのブログにたどりつきました。
とても参考になるのでこれからも頑張って下さい。それと、登場する猫さまたちがとても可愛いですね。すごく癒されます。
返信する
プリッツさんへ (クロ)
2014-01-05 00:07:50
プリッツさんへ

初めまして。今年初めてのコメントありがとうございます。
お名前、テトさんではなくてプリッツさんでよろしいでしょうか?
どちらも可愛いお名前ですね。

ご友人の学会二世の方は、学会で最も多いと思われる信仰タイプの方だと思われます。
諸悪の根源は池田氏であるというのは、客観的に見れは明らかなのですが、そこには絶対に目を向けず学会の批判に対しては理解のあるフリをする、という感じで。
そもそも学会に悪いところがあると認めているのならば、最高指導者で「師匠」という立場にある池田氏の監督責任、指導力不足が問われますから。
「すごい人」だけれども弟子の教育や、我が子のように大事と言っている学会の体質改善などは、手を抜いているということなんでしょうかね。
確かにある意味では凄い人なのは間違いないですけどね。私など到底真似できない生き方をされていますから。

マインド・コントロールは、そう簡単には抜け出すことはできません。
まず自分がマインド・コントロールされているという自覚がないのです。
ですので外から何とか覚醒させようと色々な干渉をしても、手応えがなかったり逆効果であったりと、素人には難しい問題となっています。
自分自身で気づくほかないのです。
ただ、そのきっかけとなる疑問や思考などは外部の人間との関わりで芽生えることも多いようです。
プリッツさんが変わらぬ友情で接し続け、一般人の目から見た疑問などを普通の会話として話されるだけでも、充分ではないかと思います。
きっとご友人にとってもプリッツさんは大事なお友達でしょうから、心に響くこともあるかと思います。


>それと、登場する猫さまたちがとても可愛いですね。すごく癒されます。

ありがとうございます^^
猫さまとは!
まさに我が家には、猫より偉い人はいませんねw
またいい写真が撮れたらアップしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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