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真実と幻想と創価学会

創価学会について色々書いています。ほぼ毎週日曜更新。

黒い手帖 より「一貫教育システムの賜物」

2011-08-14 16:56:42 | 「黒い手帖」紹介

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価格:¥ 1,785(税込)
発売日:2009-02-27

第四章 カルト化する「池田教」より

「一貫教育システムの賜物」

「子供を勧誘し、教化する」は、池田氏によって創立された創価学園による一貫教育がそれに該当すると指摘する人もいる。

~中略~

 一九七一(昭和四六)年に東京・八王子に開学した創価大学を含めれば、幼稚園から大学まで、まさに創価一貫教育と呼べるシステムが整備されている。また、ブラジルや韓国、香港、シンガポール、マレーシアなど、海外に幼稚園が開園している他、アメリカにも創価大学が設置されている。
 創価学会の発展の要因を問われれば、私は、そのひとつに、この一貫教育システムの整備を挙げたい。学会員二世、三世は幼い頃から、家庭では池田大作氏が著した絵本やアニメを見せられ、いかに池田氏と創価学会の教義が素晴らしいかを、刷り込まれる。しかも、一貫教育システムにより、筋金入りの創価学会員としてエリート教育される。一貫教育システムという醸成装置があればこそ、
創価学会は次々と新たな学会員と「池田教」を信じて疑わない幹部を養成できる。
 そして今や、学会の幹部は、こうした「池田チルドレン」たちによって固められようとしているのだ。公明党議員も創価大学出身者が多くなってきた。
 四〇年前に、池田氏は、教育機関をつくって種を蒔き、それが今、実を結んでいる。池田氏の先見性と構想力が、学会を強固で強力な組織に育てたといってもいいだろう。また、池田門下生を育成したことによって、池田氏の独裁体制も確立されたと見なければいけない。

…「洗脳そして崇拝教育」へ続く。

お盆休みの方も多いかと思いますが、皆様この夏をいかがお過ごしでしょうか?

今年のお盆は日本にとって、特に東北の方々にとって大きな意味のあるものとなるのではないでしょうか。震災から五ヶ月が過ぎ、それでも行方不明の方々は数千人おられます。

お盆までに家族のもとに帰れるようにと、行方不明の方の集中的な捜索が行われていると新聞で目にしました。震災の傷跡、現状のことを思うとまだ涙が滲むことも少なくありません。

このお盆、自分達のご先祖のお墓参りと共に、震災で亡くなった方々のご冥福を改めて祈るとともに、今尚現場で捜索や復興・支援に携わっている方々に感謝したいと思います。

今回の記事ですが、以前記事にした通り、関西の創価小学校を下の弟は受験させられています。勿論めでたく不合格でした。

しかし思うのですが、もし合格して創価小~高校あるいは大学まで行ったとして、果たして弟は「池田チルドレン」となっていたのかどうか。結論から言うと可能性は極めて低い、といえるでしょう。

学校での教育も重要でしょうが、家庭での、家族からの影響を超えるものはないと思います。うちでは母親だけが実質的な学会員。創価に染まらなかった姉や兄を目の当たりにしながら学会に走ることは考えられません。特に姉である私の影響力が強大なこの家庭でw

逆に言うと学園があろうと、この「池田チルドレン」なるものを作っているのはそれぞれのバリ活学会員さんのご家庭そのものだと思えるのです。少数の例外はあるにせよ。

家庭で学会二世・三世・四世の教化に失敗すれば、学園などいくらあっても活動家の戦力には無意味。

学園はあくまで教化に成功した活動家の卵達をエリート化させるためのツールと言いますか。それはそれでアレかもしれませんが…。

ただ問題としては、自分で判断できないうちにそういった環境に漬け込むことにあるでしょうね。家と学校を押さえられたら子供にしたらそれは全世界に等しいでしょう。

そりゃあ、前回記事にした閉鎖されたブログの創大生さんのように思い込んでしまうのも無理はありません。

そのブログで指摘されていた創価大学の独特の問題は別のものとして、やはりこうした子供教化の問題の根幹はそれぞれの家庭(学会員である親)にあり、それを会員に指導する組織運営そのものにあると思いますが。

創価の学園がなくとも、そういった家庭からは必ず「池田チルドレン」は同じように誕生するでしょうから…。

でもアレですね、おカネを儲けるためには宗教と学校だと言いますが(言いますよね?)、しっかり押さえているところが先見性ってやつですかね。


黒い手帖 より「P献金は公職選挙法違反の疑い」

2011-07-17 19:07:22 | 「黒い手帖」紹介

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第四章 カルト化する「池田教」より

「P献金は公職選挙法違反の疑い」

 これに関連して、公明党議員と創価学会とのおカネのやり取りについて触れておくが、公明党には、公明党ならではの選挙の公認料がある。公認料といえば、普通、政党が公認した候補に選挙資金の足しにと渡すおカネである。ところが、公明党は逆。選挙で当選すると私たち国会議員は、それなりにお礼の気持ちを込めて池田氏にお届けをした。それも第一庶務から、それとなく「催促」があったものだ。いってみれば、池田先生に議員にしていただくのだから、お礼をして当然という考え方なのだ。

~中略~

 耳を疑うような話もある。前参議院議員の福本潤一氏の暴露によれば、最近はプレジデント献金(通称P献金)なるものがあるらしい。学会でプレジデントと呼ばれる地位にあるのは池田名誉会長しかいない。すなわち、議員が池田名誉会長に差し出すおカネがP献金だ。
 池田名誉会長は、現在、名誉博士、名誉教授など、数え切れないほどの称号を授与されている。学会の発表では、二〇〇八(平成二〇)年一二月時点で、池田氏に授与されたこれらの称号は、二四六にものぼり、決定通知をもらっているものを含めると二五〇を超えるらしい。
 名誉博士とは聞きなれない言葉だが、福本氏の話では、一般に知られている博士号は、博士論文を提出し、厳正な審査に合格した者に与えられる称号、かたや名誉博士は、学術能力を保証するものではなく、社会的な功績に対して与えられる。いわばただの顕彰に過ぎない。
 名誉教授の称号も世間でいわれるものとは違う。普通、名誉教授は、長年、教授職を務め、大学に功績があった先生に贈られる称号だが、池田氏の場合、まさに「名誉」でしかない。
 しかし、学会員はそのようなことは知らないので、池田氏の称号が増えるたびに、「やはり先生はすごい人だ」と畏敬の念を強める。池田氏の権威付けには大いに効果がある。

~中略~

 それにしても、この池田名誉会長の名誉称号に絡んでお祝い金を強要されたという福本氏の話には驚いた。
 池田氏の名誉称号が二〇〇を超えたので、「顕讃(けんさん)委員会」なるものをつくり、お祝いの会が企画され、その会に
公明党議員全員が出席するように指示が出たそうだ。池田先生のお祝いの会にはもちろん手ぶらではいけない。それ相応のお祝い金を持っていかなければならない。体のいい資金集めの会なのだ。福本氏もお祝い金を三〇万届けたそうである。
 いかなる形であれ、議員による、最大支援団体の最高責任者への寄付、これは公職選挙法に抵触する恐れがある。

…「一貫教育システムの賜物」に続く。

はい、噂の「P献金」が出てきましたね。

石井一民主党副代表の予算委員会での質疑内容をご紹介するとこうあります。

「参議院議員は当選したら六百万円、衆議院議員は三百万円を党本部に上納した」
「代表の神崎名義の下に信濃町へそれをやったと」
「私は政治資金の資料を調べてみたが、どこにも載っていない。こんな不透明なカネがあるんだろうか」
「『P献金』というのはね、プレジデント、池田名誉会長のことを指す。外国から二〇〇個の称号をもらったというので、国会議員一人あたり三〇万円ずつ徴収された」
「こういうことなんですね。これは一体、公職選挙法違反なのか、政治資金(規制法)違反なのか、大いに、政治家の拠出しているカネという問題においては関係がございます」

更に当時の冬柴大臣に「P献金」されたことがあるか?と質問します。以下は冬柴氏と石井氏のやり取り。

冬柴氏 「『P献金』が何物か知りませんけど、私はそういうことはいたしておりません。それから先ほど『上納金』とか何とかおっしゃいましたけれども、私は連続七回当選させていただきましたけれどもそういうお金を、どこへ出したんです。どこへ出したっておっしゃるんですか。私は、党に対する公認料ということで、衆議院の場合には、三百万、ええ、というよりは、もう少しきっちり調べた方がいいと思いますけれども、年収、あの、いただく報酬の二か月分を党に出してます。しかし、それ以外の所に出したことはありません」

石井氏 「冬柴大臣は重要な発言をされました。
 我々は、公認料というのは自民党でも民主党でも党からもらうんですよ。党に上納するわけですね。それは結構でしょう、それだけ皆さんカネが潤沢にあるんなら。しかし、
その記録はどうなっておるのかというのは、大きな問題ではなかろうかと思います。それから今、冬柴さん、あなたは三百万円の公認料を払ったけれども、三百万円といったら、ちょうど衆議院議員として(私の指摘と)金額は一にしておるけれども、さてさて、これ総額二億四千万からなるカネですよ。どこへ、どう処理されたかというのは、政治とカネの問題として追求していかなければいかんと思います

上記の発言は「池田大作の品格」より引用しました。

この予算委員会についてはYou Tubeでもアップされているのでご覧になった方も多いでしょう。

「公明党なんていうのは創価学会なんですよ。公明党から創価学会をひいたら議席はゼロなんです」

という石井氏の発言は、まさにそのものズバリの名言だと思います。

民主党自体や、この石井氏が素晴らしいとは思いませんし、このP献金だってその後釈明なんかされていないわけです。

しかし、こうした場での発言というのはそれなりに意味のあったものではないかと思います。


黒い手帖 より「名誉会長の秘書集団『第一庶務』の任務」

2011-07-10 16:58:08 | 「黒い手帖」紹介

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第四章 カルト化する「池田教」より

「名誉会長の秘書集団『第一庶務』の任務」

 創価学会、公明党の不明瞭なカネの流れは「政教分離」という観点からもたびたび批判の対象になってきた。
 かくいう私も既に述べたように、国会議員を辞めたときに、あくまでも感謝の気持ちからお礼として、まとまったおカネを池田大作名誉会長宛にお届けした。

~中略~

 しかし、お届けするとはいえ、おカネを直接、池田氏に渡すわけではない。学会の「第一庶務」という池田氏専用の秘書集団にお願いする。第一庶務は、膨大な人数の優秀なメンバーで編成されている。
 そのため、
寄付したおカネがその後、どこへ流れたのかは定かではない。池田氏の個人の収入になっているのか、学会本部に入るのかは、学会の経理が決めている。
 いずれにしろ、不明瞭なカネの流れには問題が多い。仮に池田氏個人の収入になっているのなら、申告はしているのだろうか。納税がどうなっているのかという問題が出てくる。
 また、学会本部で処理しているとなると、今では政治家の献金への批判もあって、法律の問題とも絡んでくる。
 宗教団体は非課税であり、『週刊新潮』に掲載された学会広報の話によると、議員や学会員の献金の類はすべて学会会計で処理しているという。そうすると、学会は巨大な非課税資金を得ていることになる。非課税のカネがすべて問題とは思わないが、財務寄付も程度の問題だ。
 とりわけ、
学会の非課税資金で建てた会館の利用の仕方が「政教一致」にあたる可能性大だといわなければならない。後述するように、選挙になると、学会の会館がフル活用されており、選挙対策用事務所として使用される。それに対して、候補者が対価を支払うことはない。
 学会側はそのような使用状況を否定しているが、私自身も過去九回の選挙を戦っており、そのたびにお世話になっていたので、何をいわんや、である。今後の選挙においては、学会施設は選挙に使わないというが、果たしてそうなるか……。

…「P献金は公職選挙法違反の疑い」に続く。

内外から収支の報告を、と度々声が挙がるにも関わらず、一向に聞く耳を持たない学会経理。

池田氏の顕彰購入金額を隠すこともさることながら、こうした話を聞くとそれ以外にもあるなぁ、と思わずにはいられません。

会館はもう充分にあるんだからそんなものを造る金があるのならば被災地や、貧困で苦しむ地域に使ってはくれないだろうか。どうして善意の団体のメンバーであるハズの学会員さんたちからはそういう声が挙がらないのか。

学会活動(の功徳)によって救われるというのならば、創価学会自体こそが一円たりとも寄付を募る必要はあるまい。なぜそのトリックに視線が行かないのか。

あ!それとも寄付の必要なんかないほど功徳にまみれているけれども、学会員さんたちに徳を積ませるためにそういう制度を設けているってことかな?うんうん、いかにも言いそうです。

寄付することに喜びを感じていらっしゃる学会員さんが大勢います。

悲しいというか、憐れというか、虚しいというか…。

寄付する先が薬にも毒にもならないドブならまだしも、その資金によって苦しめられるものがたくさんあるというのに…。

各地で梅雨明けが発表され、暑い日が続いております。

皆様夏バテや熱中症などにはくれぐれもお気をつけください。楽しく元気に夏を乗り切ろう!


黒い手帖 より「宗門との訣別で始まった狂乱財務」

2011-07-03 17:41:20 | 「黒い手帖」紹介

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第四章 カルト化する「池田教」より

「宗門との訣別で始まった狂乱財務」

~前略

 この二度の宗門戦争を契機に、学会は日蓮正宗からの独立を模索し、カネは力とばかり、「財務」に力を注ぐようになった。第一次宗門戦争の直後の一九八〇(昭和五五)年頃から、学会は、三ケタ財務、すなわち年間一〇〇万円の寄付を学会員に呼びかける。
 当時の大卒サラリーマンの初任給は、一二万円ほどで、一〇〇万円は一般庶民にはとても払える額ではなかった。それでも、財務は信心の証と指導されている学会員は、爪に火を灯すように生活を切り詰め、財務に励んだ。
 一〇〇万円財務は、戸田第二代会長の表現を借りれば、学会が決して手を染めてはならない「邪宗教」への一歩を踏み出した瞬間だった。
 一九九〇年代に入り、学会が総本山大石寺から破門されると一層、財務主義は強化され、「狂乱財務」に拍車がかかる。四ケタ財務と称して、なんと年間一〇〇〇万円の寄付を目標としたという。
 こうした法外な財務を求める際に、学会が使ったのは甘い言葉である。たとえば、寄付をすればするほど、功徳があり、おカネが回ってくるとして、実際、多額の寄付をしたおかげでそれを上回る利益を手にできたとする体験者などの話を学会員に聞かす。
現世利益で釣って、その気にさせるという、まるで詐欺商法まがいの指導までやった幹部もいたと聞くから驚く。
 今や学会は「財務」暴走ともいえるやり方をしているように思える。少ない額しか寄付できない人は肩身が狭いという声も多く聞こえる。
 その結果、莫大な浄財が集まり、各地に創価学会の会館が建ち、学会、公明党の施設が集まる東京・信濃町近辺は、創価学会タウン化している。
 フランス下院のセクト調査委では、一九九九年、ギャール報告よりさらに一歩、踏み込んだ「セクトとカネ」と題する報告書をまとめている。創価学会の財務主義の方針は海外でも同じようで、この報告書によると、
SGIフランスは「フランス国内では三番目に裕福なセクト」だという。
 
フランスが創価学会を「最も危険なセクトの一つ」としたのも、学会の金権体質が大きな根拠になっている。

~中略~

 また、新聞には頻繁に学会系の出版物の広告が掲載されている。このような広告の出稿は、他の宗教団体は、逆立ちしてもできない芸当だろう。
 むろん、学会は伊達や酔狂で、膨大な広告費を割いているわけではない。宣伝効果を狙っているとも思えない。学会の出版物を購入するのは学会員の方が大半だ。宣伝するなら、聖教新聞などの機関紙上で十分である。
 まさしくカネは力だ。
多額の広告費は、メディアの口封じ効果をもたらす。マスコミ各社といえども一企業である。大広告主には頭が上がらず、どうしても学会を批判しにくくなる。現に某オピニオン・リーダーの新聞は、学会のスキャンダルに関しては、系列の週刊誌では触れても、新聞では全く報道しない。

…「名誉会長の秘書集団『第一庶務』の任務」に続く。

狂乱財務のきっかけ、正本堂建立での「最後の供養」で集めれば集まると知った学会(池田氏)は、宗門との訣別する「力」とするために財務を加速させた…ということでしょう。

ちょっと見にくいですが、おもしろ画像をご紹介。

Photo_2 

Photo_3

見づらい場合、クリック→拡大してご覧ください。

以前親交があったミルさんの「意味のないことなんて起こらない」というブログで紹介されていたものです。

ミルさん、お元気かなぁ~?改めてとても良いブログだったと思います。現在は残念ながら停止中。リンクしてあるので是非ご覧ください。

これを見ても財務を競わせてはいないとお思いか、学会員さんたちよ。

なぜ「真心の財務」に生命をかけなくてはならんのか!毎日財務てなんじゃ!?

「財務は自由」と口で言いながら、一口をゼロにする目標を掲げるなんて矛盾を抱えるの、苦しくないですか。

こうして集めたものは最早「浄財」と呼べないと思うんですが。

そう呼んで欲しいならば、せめて使途の公表は欠かせません。天〇教だって寄付をしてくれた者には使い途、公表しているそうですよ。人からお金をもらうということは、そういうことですよ。

その最低限の誠意さえない学会にお金をくれてやる必要などありません。


黒い手帖 より「かつては金のかからない宗教の代名詞」

2011-06-26 17:06:08 | 「黒い手帖」紹介

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第四章 カルト化する「池田教」より

「かつては金のかからない宗教の代名詞」

 確かに創価学会は、ギャール報告が定義したセクト(カルト)の条件のいくつかにあてはまりそうだ。うち②⑤あたりは確実だし、場合によっては⑥や⑧や⑨、⑩などにもあてはまるかもしれない。順に見ていこう。

注:②法外な金銭要求
  ⑤子供を勧誘し、教化する
  ⑥大なり小なり反社会的な教えを説く
  ⑧裁判沙汰の多さ
  ⑨目的遂行のための財産確保を伝統的な経済活動から逸脱した方法で行う
  ⑩公権力への浸透を企てる

 ②の「法外な金銭要求」。私が入会した頃の創価学会は、おカネにはむしろ、恬淡としていて、おカネのかからない宗教だった。戸田城聖第二代会長は、おカネのないのが創価学会の自慢だ」といい、「我が宗は賽銭箱など置いてない。他の教団はおカネにまつわるトラブルが絶えない」と金権体質にまみれた他の新興宗教を公然と批判していて、おカネが一銭もかからない宗教でありながら現世利益がもたらされるというのか、創価学会だった。
 戸田氏が、一九五七(昭和三二)年三月本部幹部会で、次のように幹部を戒めたという記録も残っている。

「宗教でカネ儲けするぐらい簡単なことはないのだぜ。お賽銭を上げろというのだよ。インチキ宗教のやり方は、功徳をもらうには元手がいる、だからカネを出して神を拝めば、倍にも三倍にもなって出てくるから出せ、出せというのだよ。そういうことをして信者を騙してカネを取る。
 このくらい、世の中に簡単なことはない。やりたければやってもよいが、必ず地獄へ行くからやってみたまえ。それがいかんというのが、私の精神なのだ。
 そうすると困ったことが一つあるのだ。仏教のうえからいって日蓮大聖人様の御書を読んでもはっきりするし、釈迦の学説を聞いてもはっきりするが、『お布施を出せ』ということがある。大聖人様は、お布施は出せとおっしゃらない。
 しかし、法華経の行者を供養した者には功徳があるとおっしゃっている。そうすると、出さねばならないような気持ちが出てくる。どうだね。これが邪宗教の起こるもとになってくる。悪いことをするやつは、この原理だけ使うのだ。日蓮大聖人様でない者が、大聖人様のような顔をしてカネを集めるから邪宗教だろう」

~中略~

 日常の活動にかかる費用にしても裕福な人が払えばいいという鷹揚な考え方で、貧しい人に寄付を強要するようなことはなかった。だからこそ、創価学会は庶民の宗教、弱者の宗教として発展していったのだ。

…「宗門との訣別で始まった狂乱財務」に続く。

矢野絢也元公明党委員長の著書「黒い手帖」にも、「池田大作の品格」と同様にフランスでのセクト(カルト)指定について触れられています。

今回からは、「黒い手帖」バージョンを記事にしていきたいと思います。こちらの方がより詳しく書かれています。比較するのも面白いかも。

さて、戸田氏は「倍にも三倍にもなって出てくる」と仰っていますが、学会はそれどころではない。「三桁で五倍、四桁で七倍になって返ってくる」らしいですから。

戸田氏の発言というのは、今見ると現在の創価学会の有様を厳然と批判しているような内容が多いです。

しかしそんなことはお構いなしなのがバリバリの学会員さんたちです。

以前に少し紹介した「認知的不協和の理論」も手伝って、ご自分の中で見事に回避&消化されます。

「戸田会長が今も生きていたら、池田先生と同じことをしたはずだ」。「時代が変わったから」。「戸田会長が池田先生を選んだのだから間違っていない」等々…。

ひどいのになると、「学会は今も貧乏だ」とか「学会員に金銭を要求することはない」とか「財務は心の問題」とか。正気か?と疑いたくなるような言葉も見かけないわけではありません。

話は変わりまして、反学会で有名な月刊誌「Forum21」にて、「白バラ通信 パンドラの箱」管理人である希望さんこと、髙倉良一さんのことが紹介されています。

2011年5月 特集/国立大学教授が創価学会を提訴―問われる創価学会の人権侵害体質(Forum21より)

まだ見ていない方は、どうぞ一度ご覧ください。

これを機に、多くの方に知っていただきたいものです。